［末期癌と腸］575:腸を健康に導く食事４～キウイフルーツはお腹の味方～

キウイフルーツは不溶性と水溶性食物繊維のバランスが理想的！

ここからは、腸の不調、とくに便秘を解消し、腸の老化を予防する食材を紹介していきます。いずれもスーパーなどで簡単に手に入る食材なので、ぜひ日常の食生活に取り入れてください。

■　キウイフルーツはお腹の味方！

腸の健康に欠かせない水溶性食物繊維は、摂取を意識していないと十分に摂れないことが多いですが、キウイフルーツは水溶性食物繊維を豊富に含んでいて、毎日食べるだけで手軽に水溶性食物繊維を摂ることができます。

さらに、キウイフルーツ可食部１個あたリ（100g）、不溶性：水溶性＝1.8g：0.7gと、私かすすめている理想のバランスに近い割合で２つの食物繊維が含まれています。キウイフルーツ１個には、ビタミンＣがオレンジ１個のほぼ倍（100g中69mg）も含まれており、リンゴ１個よりも多い食物繊維量があるのです。

キウイフルーツには、おもに緑肉種（グリーン）と黄肉種（ゴールド）の２種類があります。表を見てわかるとおり、緑肉種、黄肉種とも不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の含有比率がほぼ２対１です。グリーンのほうがより食物繊維を多く含んでいますが、好みのキウイフルーツを選んでかまわないでしょう。

■　腸への効果以外にお肌にもプラス効果が

2012年6～7月に、全国の親子498組を対象に、１日１回の排便がない便秘気味、および便秘の中学生、高校生の子どもとその母親に、１日１個のキウイフルーツを２週間継続して食べてもらい、便通改善効果を調べる調査が行われました。

その結果、７割弱（68.2%）に「１日１回以上」の便通頻度の改善が見られました。さらに体験者の31.2%が３日以内、37.8%が１週間以内に腸の調子に変化や改善を感じています。

腸への効果以外にも、ニキビの改善、疲労回復、起床のしやすさ等のポジティブな結果も報告されています。

水溶性食物繊維が豊富なキウイフルーツに、エキストラバージン・オリーブオイル（健康効果について詳しくは次回ご紹介）をかけて食べると、適度にまろやかになっておいしくなるうえに、食後血糖値の上昇を抑える働きがあることも分かりました。

あるテレビ番組で、便秘傾向の女性に「キウイフルーツのエキストラバージン・オリーブオイルがけ」を１０日間、毎日朝夕の２個食べてもらったところ、最終的に毎日排便があるようになりました。「こんなに腸の調子がよくなったのははじめて！」だったと喜んでいました。

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※ 末期癌や病気と闘うためには免疫力や自然治癒力を高める必要があり、もし現在不幸にして癌や病気と闘っておられるのであれば、可及的速やかにそれを満たすべきであるのは言うまでもありません。積極的に「免疫力（マクロファージ、NK細胞、T細胞、B細胞など）」の活性化を計り、バランスの取れた栄養素や酵素を取り入れて身体が正しく機能するようにし、ホルモンバランスを正しく保ち、腸内環境も積極的に改善させるようになさって下さい。