SEKIRO(セキロ)感想プレイ日記 #29「源の宮(中編)」

(あらすじ)
源の宮にたどり着いた。

水生の御屋敷


中央の湖は落雷攻撃のせいで泳いで渡ることができません。
なので、水辺の屋敷伝いに湖を大きく迂回するようにして進んでいきます。


屋敷の中に控えるのは宮の貴族たち。
水生村の「霧ごもりの貴人」と同じ姿のヤツですが、着衣が青色になっています。
こいつが非常にヤバくて、気づかれると年寄状態にされてしまうんですね。
年寄状態になると動きが大きく制限され、あっという間に襲われて死亡します。

老婆
「宮の貴族たちは、若い精気に渇いています」
「吸いたくて、吸いたくて、仕方がないのです」

お屋敷を進んでいくと、なぜかとても親切にしてくれる老婆に遭遇。
宮の貴族についていろいろと教えてくれます。
なるほど、年寄状態になるというのは若い精気を吸い取られているわけね。
若い精気を吸い取ることで、不老不死を保っているということなのでしょうかね。
もしそうだとしたら、狼が回生するときに周囲の人から生の力を奪っているというのとしくみが似ているような気がします。
さて、さらに話を聞いていくと、老婆から頼みごとをされました。

老婆
「父のことです」
「我が父は、貴族になりましたが…、そのとき、鯉に魅入られてしまいました」
「もうずっと、ずっと、ただ鯉に餌をやっています」
「お若いお人。どうか父を、鯉の呪縛から解き放ってください」
「あのような永遠は、父の望みではありませんでした…」

「貴族になった」というところで、水生村の神主のことが思い出されます。
確か「京の水を飲めば京人になれる」みたいなこと言っていたように思います。
ということは、老婆の父も水生村の出身ということなのか。
それにしても、竜、蛇ときて今度は鯉ですか…。


途中で見かけた「宮の貴族」と「淤加美の武者」。
宮の貴族を護衛するかのように淤加美の武者がそのあとを歩いています。
宮の貴族と淤加美の武者の間には主従の関係があることがわかります。


屋敷を出たところの橋を渡ろうとすると、巨大な鯉に出くわしました。
これが先ほどの老婆が言っていた「鯉」のようです。

ここでふと思い出したことがあります。
「龍が如く」とうゲームの中で、主人公の刺青は「龍」なのですが、その相棒の刺青は「鯉」だったんですよね。
その相棒の鯉の刺青を見て、珍しいというか、新鮮な感じを受けたのをよく覚えています。
そこで調べてみると、鯉というのは「竜の子供」とされることがあるようです
「鯉の滝登り」という言葉もありますが、中国の伝承では、滝を登り切った鯉はやがて竜になるとされており、これが立身出世を表す「登竜門」という言葉の語源になったようです。

もう1つ気になったのは、鯉のまだら模様が「赤・白・黒」の3色からなる点。
赤と白は仙峯寺の「赤白の風車」の色ですし、黒は「黒の不死斬り」の黒です。
それらを統合する何らかの象徴(あるいは暗喩)として、ぬしの鯉は存在しているのかもしれません。

宮の桜牛


屋敷の裏手あたりにいる牛さん。
ほぼ葦名城の火牛と同じですが、頭に付けているのが火じゃなくて桜になってる。
あとは、目がくぼんでいて眼球がないですね。
眼球がないというのは宮の貴族や犬などでも共通している点。
それから、体色が白くなるというのも共通。
宮の貴族も犬もヤモリも牛も、みんなそろって白くなっています。

淤加美の長・静


宮殿の花見舞台から回り込み「淤加美一族の長・静」と対戦。
雷攻撃をしてくる以外は、拍子抜けするくらいにまったく強くなかったです。
静を倒すと、水中に入っても雷攻撃をされなくなり、探索範囲が広がります。

老婆
「お若いお人、もしや、内裏に行かれるのですか?」
「それならば、脇道の方がよろしいです」
「今は水の中、ぬしの鯉の寝床になっている、大きな洞窟の先でございます」

水生の御屋敷で出会った老婆と似ていますが別人です。
この老婆は内裏への抜け道を教えてくれます。

老婆
「…内裏の扉は、もう永い間、閉じたままです」
「大事な、お使いがあるのですが、この婆の身では、どうにも果たしようもなく…」
「お若いお人に、内裏の扉を開けて頂ければと…」

さらに話を進めると、この老婆も頼みごとをしてくる。
内裏に入れるのは相当に身分の高い人だけなのでしょうね。
老婆はそこまで身分が高くないらしく、内裏には入れてもらえないという状況のようです。
それなのに「お使い」があるってどういうことなのでしょうかね。

ぬしの鯉


水中にもぐり、ぬしの鯉を追跡すれば寝床にたどり着きます。
てっきりぬしの鯉は味方なのかと思ったんですが、めっちゃ攻撃してきますね…。
しかも、無敵らしく、攻撃してもダメージを与えることができません。


ということで、ひらすら逃げまくりながら寝床の奥へ。
そこには淤加美門に似た建物が水没していて、ちょうど「淤加美門」の表札があったあたりに穴が開いている。
この穴から再び地上に出れば内裏の扉の反対側へと出ることができます。

宮の内裏


内裏の中は薄暗いんですが、何かがいる気配だけはします。
恐る恐る中に入ってみると、そこにいたのは赤色の貴族たち。
内裏にいるのは赤色ばかりなので、赤色のほうが青色よりも高位なんでしょうね。
そして、彼らは必死に何かを食べているようですが…。


貴族たちの餌食になっていたのは淤加美の武者。
床に転がっている仮面の数からいって、どれだけの武者が犠牲になったのか…。


老婆
「よくも、よくも謀りおったな!」
「なにが貴族なものか!永遠なものか!」
「返せ!父を…、父様を、返せぇ…」
「ヒッ、ヒイッ、ヒイイイイイイッ…」

内裏の扉を開けるてあげると、しばらくして先ほどの老婆が移動してきます。
何をしているかというと、宮の貴族を短刀で刺しまくっている。
老婆の言っていた「大事なお使い」とは貴族たちを抹殺することだったんですね…。
「父様を返せ」というところから、水生の御屋敷にいた老婆とは姉妹といったところか。
それと、老婆のその姿は老いていますが、もしかしたら本来は若いのに、宮の貴族たちに精気を吸い取られた結果なのかもしれませんね。

続きは次回。

次回:SEKIRO(セキロ)#30
前回:SEKIRO(セキロ)#28

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