雑草軍団からラグビー日本一を目指し続けた軌跡 大学編 連載19弾! | ラグビーを楽しもう!  

ラグビーを楽しもう!  

ラグビー観戦に行きましょう!

夏休みに突入しました。昨日仕事終わった後に、車で新潟の糸魚川に来ました。台風から逃れるように反対側に来た感じです。海で泳げると良いのですが。

 

さて、お話の方は、専修大学を破って自力優勝に向け、当時売り出し中の大東文化大学の外国人戦力との激突です。お楽しみ下さい。

 

 

【外国人戦力強化の大東文化大学戦】

全勝の専修大学を破った法政は、最終節で勝利すれば、リーグ戦自力優勝となる。大東文化大学との一戦は、11月の終わりに秩父宮で行われた。このときのリーグ戦では唯一の外国人選手の居た大東文化大学戦に勝てば、リーグ戦の覇権は取り戻せる。

当時の外国人選手は、ウイングのノホムリ選手とエイトのホポイ選手。体の大きさや、天性のバネは日本人には無いものがあり脅威であった。後から知った事であるが、この二人は我々よりだいぶ年上で、社会人の中堅の域に達するような年齢だったという。

前半戦、大東文化の攻撃。そのノホムリ選手にボールが回り突破を許すと、ディフェンスラインの裏に出られた。逆サイドからバックアップしていた私は、コーナーフラッグ目がけ全力で走り、彼のコースを塞ぎにかかった。なんとか追い付いたとき、私を見たノホムリは鋭いカットインで内側に入ろうとした。「うっ!」私の体は止まらない!そうはさせるかと、カットインしたノホムリ選手の左足を、私の右手一本で必死にタップして引っ掛けたところ、バランスを失ったノホムリ選手は前のめりになってつまずいた!そこに後続のフランカー陣が襲い掛かり、ラックとなりピンチは脱することができた。危なかった。

 

実際のその時のノフォ・ムリ選手との写真。ラグビー雑誌記者より後日頂いた写真です。

真っすぐ走られていたら、スピードに乗らせてしまい、インゴールに飛び込まれていただろう。やはり、バックアップは重要なウイングの役割だ。前節自ら体験した専修大学の佐藤龍のバックアップディフェンスが参考になっていた。

 

今度は法政の番と言わんばかりに、法政が攻撃を仕掛ける。早坂さん時崎さんの三年生センターの華麗なステップで、大東文化のディフェンスラインを崩し、中央突破だ。大東文化のゴール前に猛然と襲い掛かる法政フォワード、遂に最終ラインを割ってトライ。均衡を破って法政が先制した。

その後は、フォワード戦で優位に立った法政が、リードを保ったまま試合を進めることができ、この試合を物にした。完全優勝では無かったが、逆転での優勝はそれなりに嬉しかった。さあ次は12月に行われる交流試合。相手は、対抗戦4位帝京大学に決った。

 

 

↓↓↓↓ 応援クリックをお願いいたします!今ランキング3位近辺なのでもう少しで久々の1位返り咲きです!クリックするだけなのでよろしくお願いします! 青いリンクをクリックして下さい!

https://blog.with2.net/link/?1969265 人気ブログランキング 『ラグビー』

 

つづく!