経済的な豊かさが心の余裕をもたらすのではない。
心の豊かさが経済的な余裕を生み出すのだ。
それに気がつかないうちは、本質的な豊かさも余裕
も、得ることはできないだろう。
「もっとお金があれば、幸せになれるのに・・・」
「もっとお金があれば、こんなにイライラしないのに・・・」
こういうことを考えたことのない人は、ほとんどいないのでは
ないでしょうか。
もちろん、私も毎日のようにそう考えていた時期がありました。
経済的に豊かになれば、もっと幸せになれるはずだ・・・と。
しかし、今は、この考え方をしている限り、心が満たされること
はないと考えています。
また、経済的に豊かになることもないでしょう。
なぜか・・・。
それは、「お金がもっとあれば・・・」と考えている人は、常に
今の自分に無いものにフォーカスしているからです。
今の自分に無いものを手に入れるために、お金を求めるのです。
そういう人は、お金や欲しいものが手に入っても、まだ手に入れ
ていないものに、次々と焦点を変えていってしまいます。
だから、どんなに欲しかったものを手に入れても、満足すること
がありません。
また、お金が手に入ると、ほしいものを次々に買ってしまうので、
経済的に豊かになることもありません。
逆に、心が豊かな人、心が満たされている人というのは、今、自
分が持っているものにフォーカスしているのです。
今の自分がどれだけ恵まれているかといった視点を持っているの
で、お金があろうがなかろうが、自分は満たされている、自分は
幸せだと感じることができます。
そして、こういった人たちは、結果的に経済的な豊かさも得るこ
とができます。
なぜそうなるのかというと、「感謝の心」を持っているからです。
感謝の気持ちをもつ、ありがとうを口癖にする、ということが、
自己啓発本やビジネス書にもよく書いてあります。
感謝と経済的豊かさがどうつながるのか、と思っている方も多い
のではないでしょうか。
これは、あくまで私の個人的な考えであり、自分の経験から学ん
だことですが、人は、今の自分が満たされていて幸せだと思える
と、周囲の人や社会に対して感謝の気持ちを持つようになります。
また、心理学的に、人間には、何かしてもらったことには恩返し
をしたくなる、という性質があります。
つまり、周囲の人や社会に感謝するということは、その恩返しと
して、人や社会に貢献したいと思うようになる、ということなの
です。
感謝の気持ちが貢献のエネルギーになっているので、そこにお金
儲けや損得勘定という概念はありません。
損得を抜きにして人や社会に貢献する人というのは、社会から価
値の高い人物と評価されます。
価値の高い人の仕事もまた、高く評価されます。
価値の高い人や仕事には、当然その価値に見合うだけの報酬が流
れこむことになります。
また、人や社会に貢献する生き方をしていると、今度は貢献した
人たちから感謝され、恩返しを受けるという好循環も生まれます。
こうして、感謝の心が、さらなる精神的、経済的豊かさをもたら
すのです。
簡単にまとめると、
①今が幸せだ⇒感謝の気持ち⇒社会への貢献⇒自分の価値の上昇
⇒価値に見合う報酬⇒経済的豊かさ
②今が幸せだ⇒感謝の気持ち⇒人への貢献⇒周囲からの感謝と
恩返し⇒精神的豊かさ
今あるものにフォーカスし、今が幸せだと思い込むことで、この
２つの好循環が同時に発生するということです。
経済的豊かさが幸せをもたらすのではなく、幸せだと感じる心の
豊かさが、経済的豊かさやさらなる精神的豊かさを生むのです。
ぜひ、今すぐに、自分が今もっているものを、できるだけたくさ
ん挙げてみてください。
家族、健康、住む家、食事、着るもの、仕事、友人、車、・・・
どれも、あって当たり前のものではありません。
自分は満たされている、幸せだ、そう思い込むことから始めて
みてください。
最終的には、
「自分も家族も生きているんだから、めっちゃ幸せじゃん。」
にたどりつくはずです。
そう思えたら、人生はどんどん良くなっていきます。
私自身、この考え方ができるようになってから、人生が劇的に
変化しました。
考え方を変えることは、誰にでもできます。
ぜひ、幸せの無限サイクルを生み出してみてください。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがと
うございました
では、今日はこのへんで。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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