エヴァ・メイ公開講座に行ってきました
今朝、偶然Facebookの記事を目にしたのですが、これはもう行くしかないと・・・
会場は洗足学園音楽大学シルバーマウンテン。
何十年ぶりかの母校です
最寄駅から大学までの道を全く覚えていないというまさかの非常事態
講座はほぼイタリア語🇮🇹(希に日本語)でしたが、通訳がいらしたので内容がわからないということはなかったし、イタリア語のままでも英語よりは理解出来ましたよ。
(なおみんは英語が大の苦手)
1人約30分ずつで4人の大学院生が順番にレッスンを受けていき、トータルで約2時間。
とても勉強になりました。
レッスン曲は下記の4曲。
ドニゼッテイ作曲「ランメルモーアのルチア」より“Regnava nel silenzio”
プッチーニ作曲「トゥーランドット」より“Tu che di gel sei cinta”
モーツァルト作曲「ドン・ジョバンニ」より“Della sua pace”
ベッリーニ作曲「夢遊病の女」より“Ah,non credea mirarti”
ソプラノ3人とテノール1人でしたか、もう内容はまさに今、自分が課題として勉強していることばかり。
だから、エヴァ・メイが指摘していたこととほぼ同じことを、なおみんも学生さんの歌を聴いて感じることが出来たのは何だか嬉しかった。
でもね、4~5年前だったらたぶんわからなかったと思う。
今の師匠にレッスンを受けているからこそわかる内容です。
A4ノート📒2ページ分のメモを自分なりにまとめてみようと思います。💡
表現するということが大事
曲の内容をわかった上で歌う!
歌い手が見えないものは観客にも見えないし、歌い手が表現出来ないものは当然、観客にも伝わらない!
喋るようにそのまま歌う
おなかで話す!
"歌う"ということの前にまず言葉を読む。
シラブルだけではダメ!
読めないと歌えないし、音だけを歌うのが歌ではない!
発音する&しゃべることは歌を助ける!
言葉を伝えるためのブレスをする!
空間をしっかり作って響きを持って歌う!
音が跳躍する時には下の音の時に先に支えて上を開けておく!
音域によって響きがかわらないように!
下の音ほど高い位置で響きを保って歌う!
身体の筋肉をしっかり使って喉や声帯には負担をかけない!
母音をつなげてレガートで歌う!
細かいことはまだまだありますが、
もうホントにいつも言われていることばかり・・・
なんか、自分のレッスンメモか?と思えるような内容です。
4人の学生さんにほぼ共通していた内容です。
そして、最後に会場にいた全員に向けてのメッセージ・・・
“ちゃんと歌う”というのは、本当に難しい。
出来ないところをひとつひとつ確認しながら丁寧に練習していく。
単に通すだけは練習ではない。
努力と我慢が必要。
作品に対してリスペクトの気持ちを持ち、作曲家の意図する音楽に近づけるために勉強する。
近道なんてないし何となく歌っているだけでは絶対に上手くなることはない。
これからも地道に頑張っていこうと決意を新たにするなおみんでした。
★ちなみに、翌日14時~新国立劇場でファルスタッフの公演を控えているのにもかかわらず、その合間をぬって来てくださったそうです。