食養生82 昔から病もヤマイモで予防! | ジュゲン 小森社長のブログ

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創業67年、神奈川県 戸塚にあります
健康食品会社 ジュゲン(株)代表取締役 小森拓也です。
【食養生】を月に1回、書いています。

食養生とは、医食同源
病気にならないための食生活
日本人の体質にあった食と健康の話です。

小森です。

 

スーパーなどに行くと、
ひと言で「野菜」といっても、
種類がとても多いですよね。
 
 
野菜には日本原産の在来種
もともと日本にはない外来種とがあって、
 
 
実は私たちの食卓にあがる野菜のほとんどが、この外来種なのをご存知でしょうか?
 
 
キャベツ、トマト、ニンジン、白菜、ナス、ゴボウ、キュウリ、ジャガイモ、大根、トウモロコシ、ネギ、玉ネギ、レタス、ピーマン・・・。
 
 
これらのお馴染みの野菜全てが海外から伝わってきた外来種なんです。
 

 

なんと今、日本に出回っている野菜の約95%がこの2000年くらいの間に海外から伝わってきた外来種の野菜なんだとか。

 

 

これだけ多種多彩な野菜が食べられる今の時代の私たちは幸せですよね。

 

 
 
逆にもともと日本に生息していた在来種の野菜というとやはり少な目で、
 
 
ワサビ、明日葉、フキ、三つ葉、ウド、セリ、山菜、木の実など。
 
 

そして、今の時期に旬の

「ヤマノイモ」も在来種。

一般的な呼び名で「山芋」です。

 

 

「山芋」と呼ばれるものには、

大きく分けるとこのような種類があります。

 

 

 

 
 
 
聞いたことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、
 
この他に「自然薯(じねんじょ)」という山芋もあります。
 
 
この自然薯だけが日本原産で唯一のイモの在来種になり、
 
 
粘りがものすごく野性味溢れる味と栄養素の高さで、
 
 
掘るのもかなり地下深くまで掘らないといけないので、
 
 
スーパーなどではなかなか手に入らない山芋なんですね。
 
でも元気にしてくれる力は、抜群です!
 
 

 

とろろ系芋の最高級品で、1本で数千円します。

 

 

 

自然薯は、古くから漢方薬としても活用され、
 
滋養強壮をはじめ疲労回復虚弱体質の改善免疫力の強化などに優れた効果があるとされてきました。
 
 
まだ米も麦も知らない古代日本の旧石器人縄文人も一説によると栽培して食していたらしく、
 
さぞ貴重で不可欠な食材であったでしょう。
 
 
3大美女で有名な小野小町も好んで食したといわれる美容食でもあるんですね。
 
 
 
自然薯について詳しく面白く非常にわかりやすいレポート記事があるので興味のある方は是非
 
 
 

 
 
 
 
そして、「山芋」に戻ります。
 
「山芋」は、すりおろすと“とろり”となるところから「とろろいも」とも名付けられました。
 
 
すりおろした後の強力なネバネバは、
 
 
たんぱく質と糖質が結合した粘性物質
ムチンとも呼ばれ
 ※動物の粘液に含まれるムチンとは別もの

食べると精がつきます。
 
 
これらの粘性物質は強力で、手に付着するとかゆくなってしまうほどです。
 
 
他にも健康美パワーを挙げると、こんな感じです。
 
 

粘性成分・・・タンパク質の吸収を助ける。老化防止、肌をなめらかにする美容効果もある。

 
アルギニン・・・免疫力、精力を高めるアミノ酸。「山のうなぎ」ともいわれている。
 

ディオスゲニン・・・若さの維持やホルモンバランスに関係しているDHEAを増やす役割がある。

 
ビタミンB1・・・スタミナ強化、疲労回復効果。
 
ビタミンE・・・老化防止作用、抗酸化作用。
 

食物繊維・・・一般的な長芋に比べ約2倍の食物繊維が含まれている。便秘解消。

 
ジアスターゼ・・・でんぷん分解酵素で、大根の3倍も含んでいる。強力に消化を助ける。
 

 

一番代表的な食べ方は、だし汁味噌を混ぜ込んですりおろした「とろろ汁」

 

おかずがなくても、サラリといけて最高です。

 

 

 

また、「麦とろご飯」は抜群に栄養価が高く、

 

 

消化吸収の悪い「麦飯」と、

 

 

消化を助け栄養吸収率を高めるとろろ芋 を組み合わせた非常に利に叶った食べ方なのだそうです。

 

 

 

 
お写真お借りしました。

 

 

 

麦の軽くてパサパサした感じと、とろろのヌメリ感が、
 
 
ちょうど良い食感を引き立ててくれます。
 
 
消化を良くしてくれるので、
 
「とろろ+まぐろ」「とろろ+豆腐」「とろろ+納豆」などタンパク質との相性がグッド!
 

 

週に2~3回も食べれば美容や健康にとても良いのですが、

 

 

自然薯なかなか手に入りにくい場合は、

 

 

栄養価が準じる長いも大和いもでも充分元気にしてくれますよ。

 

 

山芋10〜3月の秋から春にかけての季節に旬を迎えるので

 
 
これからの寒い冬に備え、
 
山芋とろろご飯などで、スタミナを養っておいてみてはいかがですか?
 
 
次回の食養生は、12月1日にアップしますパー
それではまた!