証券外務員一種試験を受ける上で重要なポイントは2つ。②の記事と前回の⑪の記事にも書きましたが、計算問題と一種特有の分野を中心に学習するという点です。
今回は、1問10点で落とすと合否に大きく影響する計算問題についてです。計算問題の頻出問題をまず書き出していきます。
1.「株式業務」の証券投資計算・・・PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)、EV/EBITDA倍率←これ特に重要、EVの内訳は絶対押える
2.「債権業務」の債権投資計算・・・最終利回り←絶対押える、応募者利回り、所有期間利回り、債権の売買代計算←経過利子、手数料ともに押える
3.「債権業務」の転換社債の投資計算・・・パリティ価格、乖離率、転換社債の時価←それぞれの関係を押える
4.「投資信託」の株式投資信託の分配金に対する課税・・・普通分配金、元本払い戻金、基準価額、個別元本←それぞれの関係を押える
5.「経済・金融・財政の常識」の消費関連統計・・・可処分所得、家計貯蓄率の計算
6.「経済・金融・財政の常識」の雇用関連統計・・・完全失業率、労働生産性の計算←意外と重要。
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7.「財務諸表と企業分析」・・・貸借対照表(流動・固定資産および負債、純資産の関係)←その他できるだけ細かく覚える
8.「財務諸表と企業分析」・・・損益計算書(売上高、売上純利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益の関係)←その他もできるだけ細かく覚える
9.「財務諸表と企業分析」の資本利益率・・・ROA(総資本純利益)、ROE【当期純利益÷自己資本(期首期末平均)】←これ重要、流動比率(流動資産÷流動負債)、負債比率、当座比率、固定比率、負債比率、自己資本比率←意外と重要
10.「財務諸表と企業分析」の資本効率性分析・・・総資本回転率、総資本回転期間
11.「財務諸表と企業分析」の損益分岐点分析・・・損益分岐点の売上高、損益分岐点比率
12.「財務諸表と企業分析」の配当政策・・・配当率、配当性向←どちらも絶対押える
※ここからは、一種特有の分野に絡む計算問題です。
13.「信用取引」・・・委託保証金と追加保証金(追証)の計算←絶対押える
14.「オプション取引」の株式関連オプション・・・指数オプション取引の計算(取引単位・乗数含む)←TOPIXオプション、日経225オプションの権利行使による損益計算
15.「オプション取引」の債権オプション・・・所要証拠金(=SPAN証拠金-ネットオプション価額の総額)の計算
以上が、計算問題に関わる頻出重要事項になります。
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