公立高校に挑戦するか、私立高校に決めるか!? | 「国語教室 Hey Ho」安藤友里のブログ

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「国語教室 Hey Ho」代表の安藤が、思ったこと・考えたことを綴ります。「文章力をつける」教室を開いているのだから、自分も文章を鍛えないと、と思って書いてます。

昨日の記事 

高校合格発表~公立に挑戦するか私立に決めるか!?

の続きで、何人かの例を紹介します。


イヒまずうちの息子です笑

      小さな頃から、あまり同年代の友達と遊んで盛り上がるのが苦手な子です。

      成績と相談し、塾からも勧められた、家から近い伝統ある公立高校を志望校にしました。

      学校見学に行ったところ、部活も盛んで、文化祭や体育祭も超楽しそう(^^)

      自転車でも通えるし、ぜひここに通ってほしい! と私は思いました。

      が、本人いわく「なんか違う」「キラキラしすぎてる」

      本人の性格を考えると、言うことが分かる気もしました。

     それで結局、大らかな雰囲気の私立男子校を専願で受験し、そこに進学しました。

     卒業時に「ここに通えて良かった。公立行ってたら、途中で行けなくなってたかも」

     と言いました。

     親の思いを押し付けなくて良かった、家計は厳しかったけど私立に行かせて良かった、と思いました。


ほっこり次は元生徒の女の子

     この子は、小学校高学年から不登校でした。

     でも高校には行きたいと思い、

     自分でいろいろ調べて、内申がほぼなくても受けられる私立の女子校を専願にしました。

     合格し、通い始めたら、

     同じような子もたくさんいる中、

     自分は頑張れるし、勉強もついていける、

     先生との距離も近い、とすっかり馴染み、

     高校3年間をなんと皆勤で卒業しました。

     自分で「行く」と決めて合う学校を選んだから出来たことです。


にやり続いても元生徒の女の子、今度は私立が合わなかった子

     地元の公立に行きたかったけど、

     将来、保育士になりたいという本人のことを思って

     親が遠くの幼児教育のコースのある私立高校を強く推し

     言うことを聞いて来てみたものの

     どうしても前向きになれず

     結局辞めてしまった子がいました。

     15歳で、将来のことに特化したコースを優先するよりは

     地元の友達と一緒にいる安心感が

     その子には大切だったんです。


ぐすんもう1人、元生徒

     この子は経済的な問題でした。

     大阪府には授業料減免制度があるものの

     制服や教材費、修学旅行の積み立てなど

     やはり公立と比べたら高額です。

     授業料も補助が下りるまで立替てが必要です。

     親は「大丈夫、何とかする」と言ったけど

     お金の苦労をする親を見たくない、

     周りの子の経済観念が受け入れられない、

     と辞めた子もいました。

     その子は、秋に単位制の公立高校を受け直しました。


まだまだありますが、

とりあえず分かりやすい例を挙げました。

親の思いよりも

実際に通う本人の気持ちが大事です。

ただ、最後の例のように

かかる費用をあらかじめ親子で確認しておけば

最初から絶対に公立に行くという

選択肢もあったはずです。


繰り返しになりますが、

親子で、しっかり話して、

最終的には子どもが決める!


それが一番大事だと思います。

     

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