それでも僕がVMware WORKSTATION PLAYERではなく、VMware WORKSTATION PROを使う理由

どうも、Tです。

先日、知人と開発環境の話をしていて・・・・・

知人「開発環境のインフラどうしてる?」

僕「メインは、VMware WORKSTATION PRO(有料)買って使ってるよ」

知人「無料のがいっぱいあるのにm9(^Д^)」

否!断じて否!!

僕は、VMware WORKSTATION PROにそれだけの魅力を感じて購入しているわけで、その魅力をまとめてみました。

VMware WORKSTATION PROが何か?とか、仮想化って何か?みたいなお話はネットにいっぱいあるので割愛します。

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どんな感じで使っているのか?

僕は、以下のように使い分けています。

  • 複数の仮想マシンを動作させる必要がある環境は、VMware WORKSTATION PRO(有償)※以下PROと記述。
  • 1台の仮想マシンだけとかちょっとした環境は、VMware WORKSTATION PLAYER(非商用の場合無料)※以下PLAYERと記述。
良く勘違いしている人がいますが、PLAYERは非商用の場合のみ無料です。
商用利用は有償となるため、購入しましょう。

※僕が使っているのはVersion14ですが、本記事執筆時は、Version15が最新です。

本題に入る前に・・・・

VMware信者かよ!みたいなツッコミ入りそうなので、他の製品を使わない理由を書いておきます。もちろん仕事ならきちんと使います。

でも、個人で自由にできる範囲は、納得して使いたいじゃないですか・・・・。

Oracle VM VirtualBoxでいいじゃん(無料)

以下の理由からVirtualBoxを使うのをやめました。

  • オーバーコミット機能が非力すぎる(当時)
  • 不具合が多すぎて、問題解決に時間を取られすぎる
Oracle VM VirtualBox

Hyper-Vでいいじゃん(Windows 10 Proに付属)

以下の理由からHyper-Vを使うのをやめました。

  • Nested Virtualizationが使えなさすぎる
  • UIが気に入らない
Windows 10 の Hyper-V の概要
Hyper-V、仮想化、関連テクノロジの概要です。

VMware WORKSTATION PROは金を払うだけの価値がある

そもそもおいくら万円?

PROのお値段は約3万円になります。VMwareオンラインストアから購入できます。

VMware Japan オンラインストア - ようこそ
デスクトップ/アプリケーション/サーバ/データセンター仮想化とクラウド活用のための、Fusion、Workstation、vSphere などの製品を購入できる VMware のオンライン ストア。

値段だけみると高めですが、買切りライセンスでとりあえず新しいOS対応などがなくならない限り使い続けられます。また、バージョンアップライセンスは2万円弱です。

使う頻度を考えるとそこまで高い買い物でもないでしょう。

PROのいいところ

画面比較

PLAYERとPROの画面比較です。PROの方が項目が多いことが一目でわかると思います。

機能比較

じゃあPLAYERとPRO何が違うのか?ってことで主だった機能の比較表を作成しました。

が、まさしくPROを買うに値する機能の部分です。

項目PLAYERPRO
  費用非商用は無料

商用は約2万円

約3万円
  大規模な仮想マシンの作成(16 個の

  仮想 CPU、64 GB の RAM、3 GB の

  vRAM)

  200 以上のゲスト OS のサポート
  ホストとゲスト間でのファイル共有
  4K ディスプレイのサポート
  USB 3.0 デバイスのサポート
  UEFI ブートのサポート
  ドラッグ可能タブ型インターフェイス
  複数の仮想マシンの同時実行
  スナップショット
  仮想マシンのクローン作成
  仮想ネットワークのカスタマイズ

詳細は、下記から確認できます。

Windows VM | Workstation Pro | VMware
VMware Workstation Pro lets you run multiple operating systems as virtual machines (including Windows VMs) on a single windows or Linux PC.

では、それぞれの便利さを書き連ねます。

ドラッグ可能なタブ型インターフェイス

まず仮想マシンの管理ですが、PLAYERは一列に並んでいるだけで順番の変更も行えません。PROは、グループごとでまとめたり、タブを使って順番を入れかえることが可能です。1台・2台であれば無視できるレベルですが、10台近くになると操作性が段違い変わってきます。

複数の仮想マシンの同時実行

PLAYERも複数同時実行は可能です。(公式のマトリクス表に違和感を覚えながらも・・・)だた、同時起動した場合、画像のように2つのウインドウで管理するようになります。対してPROの方では1つのウインドウで管理が行え、各仮想マシンの状態についても下欄のリストで確認を行うことが可能です。

スナップショット

PROのメニューにはスナップショットのメニューが表示されています。スナップショットは簡単に言えば、「あ、失敗した」となっても失敗する前に戻れる機能のようなものです。

開発・検証環境では欠かせない機能になります。

詳しくは、下記の動画をご覧ください。※ESXiという製品で紹介されていますがスナップショットのロジックは同じです。

仮想マシンのクローン作成

PROのメニューにはクローンのメニューが表示されています。クローンは簡単に言えば、全く同じ構成の仮想マシンを瞬時に複製できる機能です。インストール・設定時間がいらないため検証時には大幅な時間削減が行えます。

WORKSTATION PROのクローンでは、vSphereのような自動構成がないためIPの変更・Sysprep・構成の変更などは手動で行う必要があります。

詳しくは、下記の動画をご覧ください。

仮想ネットワークのカスタマイズ

PROには、仮想ネットワークカスタマイズの設定画面が備わっています。PLAYERにはありません。PLAYERも設定のexeを他から入手したりなどごにょごにょすれば使えていましたが、かなり面倒です。

仮想ネットワークを細かく制御できるのは非常に便利です。個人的にはInternal(内部)Networkの構成を作るパターンが多いので、GUIでポチポチできるこの環境が必須でした。

まとめ

僕がいいなぁと思った部分の紹介だけで、他の細かい設定などもPROのほうが優れています。効率化を考えるのであれば、PROは購入する価値ありだと考えています。まぁホントは会社とかで買ってもらうのが一番いいんですがねっ!

あとVMware WORKSTATION PLAYERが無料だと勘違いして使っている会社さんを結構みますが、ビジネス(商用利用)で無料版をつかうのはライセンス違反なので気を付けましょう。

PLAYERのウインドウ上部にも「非営利目的の使用のみ」と表示されていますからね。

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