友人の両親も80代になり、
物忘れが多く少し心配な事が増えたようです。
気になることが起きて、
実家に戻り、1週間過ごしてみたところ、
やはりおかしい、と。
病院で認知症の検査を受けてもらったそう。
老化による物忘れか、
認知症による物忘れか、
軽度の時はなかなか判断がつきづらいので、
病院などで相談するのがよさそうですね。
しかし、
我が家もそうですが、
高齢の親はどんどん頑固になっていきます。
ある事件が起きて、
子供たちが「認知症では?」と疑い出して、
ちょっとそんな発言をすると、
「馬鹿にするな!」とどなったり。
83歳になる父も頑固で、
急にどなったり、
物忘れがひどくなったり、
判断力がおそかったりするのです。
そして、
(昔から女を馬鹿にするところがあって)
娘たちのいうことは頑なに拒んだりします。
「自分は、お前たちを育てた親である」
というプライドがあるのでしょう。
施設に勤めている妹によると、
物忘れはひどくなってきたが、
認知症ではないらしいです。
ただ、治療や介護が必要になった時、
頑固な親は頑なに拒否したり、
質問にウソをついて、
必要なケアが受けられなくなったりして、
もめることもあるそうです。
我が家の場合は、
両親と同居している妹のアドバイスで、
両親には、
「まだまだ頼りにしている。」
という態度でいるようにしています。
「庭のベンチを作ってくれない?」など
頼みごとをしてみたり、
父が過去につくった家具や陶器を
話題にして、褒めるなどして。
(実際、とても器用なのです。)
父がうちに遊びに来た時、
他の人たちに、
「この棚、父が作ったのよ、
すごいでしょう!」
と大きめに自慢をすると、
父は満足げにしています。
母は、肌がとてもきれいなので、
「相変わらずお肌がきれいね」と褒めると、
ケア方法などを得意げに話してくれます。
入浴中、てぬぐいでごしごしこするらしい。
なんか、肌に悪そうですが・・・(^_^.)
そんなやり取りを会う度にしています。
しっかり者の長女や、
専門知識がある妹に比べて、
ほぼ役に立たない次女の私は、
褒め担当なのです。
しかしそういう雰囲気の中では、
表情も生き生きとして、
他人の話も聞き入れやすくなるのです。
さて、老化によって、
人はなぜ頑固になるのでしょう。
ネットで調べたところヒントがありました。
「頑固になるのは、
必至に自分を守っているから」
老化で適応力が落ちてくるため
新しい事に挑戦すると、
失敗することが多くなり、
自信がなくなる。
そのため、従来のやり方を
頑なに守ることで、
懸命に自分を保っている。
う~ん、なんか、かなしい。
そう考えると、こちらも、
真っ向から立ち向かう気がなくなります。
「ストレス耐性が落ちる」
年をとると、体も不調が起きやすく、
一度ダメージを受けると回復が遅い。
そして、目や耳の機能も衰えてくる。
そういったことがストレスにつながり、
イライラして怒鳴ったり、
急に泣き出したりするようなことが増えるようです。
こういう状況って、
私は、ちょっと分かる。
痛みで、体が思うように動かなかったり、
眠れなかったりすると、
急に涙がこぼれたりしますから。
☆
両親共が元気なうちは、
実家で菜園などで体を動かすのは
健康にも良いのでしょう。
でも
記憶力や体力が少しずつ衰えていく中で、
安全に住める環境を維持していくのには、
デイケアサービスを利用する、
住まいを変えるなどの工夫をしながら
その変化を
見守っていく必要がありそうです。
うちは実家が近いので良いのですが、
友人のように遠方だと、
その変化に気づきにくいので大変そう。
「相談がある」ときたのですが、
聴けば聴くほど状況は複雑で、
私には経験がないことばかりで、
どうしたものか・・・と。
結局、解決方法がみつからないまま、
会話が終わりました。
お読みいただきありがとうございました。
蜂の姿に似た蛾。
ホバリング(飛びながら同じ場所にとどまる)して、
長いストローで蜜を吸います。
その動きが妖精みたいで、かわいいです。
☆☆☆
☆
今、伝えたいこと。
心も体も人生もまるっと良くしよう!↓