わごかせ宝探しの旅

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妄想できる人ほど楽しめる動画(一次創作)作ってます。想像力溢れるあなたにエンタメを。

【一次創作】ゲームブックを作ってみたい! ゲーム性と世界設定 途中経過3

前回、「作ってみたいゲームのネタはあるけど、ゲームブックにうまく落とし込むのが難しい上にシナリオが浮かばない!」と前途多難な状況をお話しました。

wagokase.hatenablog.com

あれから数日経ち、少し状況が変わったので現在の進捗状況を書いていきたいと思います。
進捗出しながら制作するのはまだ慣れてないのでモチベ低下(満足しちゃう)が心配ですが、「お前に本当にできるわけないだろ? できたら褒めてやるよ!」くらいの感じで生暖かくご覧いただければと思います。

前回までのあらすじ

  • ゲームブックを作ってみたい
  • でもガチのやつはやったことない
  • 同じように詳しくない人に向けて、サイコロも筆記具も要らない簡単なシステムにしたい(大人が電車の中でこっそり読めるくらいのが理想)
  • 筆記具・サイコロ使えないから基本的にフラグ・変数・乱数は使えない
  • システムとしてやってみたいことは断片的にあるが、1つのゲームとしてまとめるのは難しい
  • 架空の街をぶらぶらしてふらっと喫茶店に入ってメニューを選ぶ、というのをやりたいが、変数使わないと無理っぽい
  • 肝心要のシナリオが思い浮かばない(設定しかない)
  • 設定1:自分が頑張らないとヒロインが死んじゃう
  • 設定2:でも主人公はヒロインに会ったことはない

こうやって見るとひどいですね。
「完全ににわかだけど同人誌作りたい」とか「設定はあるけど話は浮かばない、でもゲーム作りたい」とかどこの中学生だよと……。
でもやりたければとりあえずやってみちゃうのがわごかせクオリティ。
果たして本当にこれが形になる日は来るのでしょうか……。

シナリオのネタが浮かんだよ!

と、いうことで、ごちゃごちゃ考えたり調べ物をしているうちに、シナリオのあらすじが浮かびました! やったね!
あらすじについては、今あんまり書いちゃうと私のモチベが持たなくなりそうなのである程度形になってから書くことにします。
テーマとしては、
「主人公であるあなたが夢の中を旅しながら、頑張って夢の世界のヒロインを助ける」
お話です。ありきたりだね!

ただこのシナリオの中に、私が「プレイヤーにこういう感覚を味わってほしいなぁ」と思うような仕掛けが今だけで少なくとも四つ含まれています。
それをうまく活かすお話であり、ゲームにできればと思っているのですが……。

夢の中の世界とゲームブックの相性

私はゲームブックにおいて物凄い勢いでにわかなので、夢の中の世界をテーマにした名作ゲームブックがあるのかどうか知りません。
が、あったとしたらそれを書いた人はゲーム作家として相当すごいんじゃないかと思います(にわか特有のバカみたいな発言)。

夢の中って、夢をよく見るタイプの方ならわかっていただけると思いますが、本当に支離滅裂で荒唐無稽な世界ですよね。
例えば、私が感じている夢の世界ってこんな感じなんですけど(唐突な宣伝)。

www.youtube.com

こういうわけがわからないけど何故かそれに何の疑問も抱かないような感覚が、私は大好きです。
だから動画にもしたし、ゲームブックも作りたい。

ただここで問題なのは、「ゲームって、ルールを守る遊びだよね」ってことです。

Aの道とBの道、何の条件もなく選んで危険を回避せよ、というのはゲームではなくただの運試しです。
ゲームなら、Aの道が危険な伏線が隠されていて推理することでそれを察知できたり、アイテムや技を使ってプレイヤーが危険を察知できたり排除できる方法が用意されてしかるべきだと思います。
プレイヤーがルールに則って行動を選ぶ。ゲームマスターやシステム側もまたルールに則ってその結果を提示する。
その前提があるから、ゲームって成立するんですよね。

この二つって、普通に考えて相当相性悪くないですか?

夢の中の支離滅裂さを再現すればルールを守ること自体に白けてしまうし*1、ゲームとしてきちんとプレイヤーと向き合おうとすれば夢の中はとても整備された理屈の通る世界になってしまう。

ここのバランスを取るのに、どういうシステムにするべきか。それが一つ目の課題です。

そうまでして夢の世界にこだわる理由

せっかくのゲームブックなんだから、ゲームとしてもこだわりたい。

にわかのくせに、初めてのゲームブック制作でどんだけワガママなんだ、という感じですが。

「三つのうちどれか一つを妥協したらいけそう」と書きましたが、さっき書いた通り「ゲーム性と夢の世界」の相性はとても悪いと思います。私は。
どれか一つを妥協するとしたら「夢の世界という設定」になるんですが、私がこの設定を使いたいのには理由があるのです。

  1. 夢の世界が好きだから書きたい
  2. ありきたりなテーマの中一番個性を発揮できるのがここ
  3. 分岐でぐるぐる変化する見せ方とは非常に相性がいい(それだけでゲームになるとは言ってない)

1.夢の世界が好きだから書きたい

これはそのまんまです。
さっき動画まで貼って説明したんでもういいと思います。

2.ありきたりなテーマの中一番個性を発揮できるのがここ

これなんですよねー、これがあるからやめられない。
他人の夢って直接見られないからどうなってるかわからないんですが、夢にも個性って出ると思うんですよ。
個性までいかなくても、AさんとBさんとあなたに「昨日どんな夢見た?」って聞いて、「覚えてない(見なかった)」以外に答えがかぶることってほぼないですよね?
みんなそれぞれ見る夢って絶対違う。だから他人の夢の話は面白い*2

よくある設定のお話って、最初から最後までありきたりだったな、ってことも多いじゃないですか。プロじゃなければなおさらです。
でも、作者が見た夢の話ってオリジナリティだけはすごい。それが面白くなるかどうかは力量次第!
うまく表現できるかどうかは努力とセンスになりますけど、「わざわざ自分の作品を手にとってもらえる理由の一つ」としてオリジナリティって大きいと思うんです(私自身の話だけじゃなくて誰でも)。

だから、ここがカバーできる新しい世界設定が出てこないと変えたくないですね。

3.分岐でぐるぐる変化する見せ方とは非常に相性がいい(それだけでゲームになるとは言ってない)

分岐が多くてたくさん選べる、ということは、話の整合性をとるのにその分苦労することだと思います。
でもその点を、「夢の世界」は簡単にクリアできるんですよね。
だって、夢の中で「なんでだよ! 話の流れどこいったんだよ!」って展開なんかしょっちゅうですよね?
むしろ私はそれを聞きたいから、他人に夢の話を聞いたりします。
そういう夢の中の、カオスをカオスとも思わない感じをうまくゲームブックにできたらいいと思ってるんですよ。
私書いてるうちに発狂しないかな、それはちょっと怖いな。

ただこれは、見出しのカッコの中で言ってる通り「それだけでゲームになるわけじゃない」んですが。
「ゲーム性との相性」の解決にはならない、ってことですね。

前途多難なことには変わらない

  • ゲーム性のあるシステムにしたい
  • フラグ管理とか乱数とか手間はかけたくない
  • 夢の世界を舞台にしたい

本当に、にわかで初心者の私がなんでこんなに理想を高く持っているのか……。
こんなんじゃいつまでたっても完成しないよ!
どこかでいい妥協点を探すのが一番いい方法かもしれないです。

いつか実現するといいなぁ(挨拶)。

*1:「俺はロックだぜ!」って言ってる歌手がきちんと事務所と契約してる矛盾みたいな

*2:他人の夢の話ほどつまらない話はないという人もいるそうですが、そういう人は今回の私の本のターゲットではないので考えずにいきます。