夏野菜としておなじみゴーヤ(ニガウリ)の原産地は熱帯アジア。


病気にもなりにくく害虫に強いため、そのうえ気温と日照と水さえあれば、比較的簡単に収穫が得られます。


肥料や農薬をほとんど使わなくても無事に育つため、家庭菜園向き。


近年ではグリーン・カーテンと呼ばれる日除けのために、ゴーヤが栽培されることが多くなりました。

 


ゴーヤはモモデルシン・チャランチン・コロソリン酸・ククルビタシンなどの苦み成分を含む。


これらは血糖値や血圧を下げる効果、コレステロール値を低下させる効果もあります。


また、この苦み成分は健胃効果もある。


ゴーヤ1本あたりのビタミンC含有量はトマトの約5倍だと言われていて、しかも加熱しても壊れにくい。


健康的にも美容的にもぜひ食べたい野菜です。

 

東洋医学的にはゴーヤは寒性(陰性)の食べ物であり、体を強く冷やし、熱邪(体の外にある病気の原因のひとつ)を取り除く効果があります。


夏になると五臓のうちの「心(しん)」の働きが活発になる。


東洋医学(中医学)における「心」は、全身に血を送り出す心臓のポンプ機能と+精神をつかさどる機能を有している。


夏に心が活発になりすぎると、動悸がしたり、のぼせたり、不眠になったりといった症状が出ます。


このオーバーヒート気味な心を労わってくれるのが、にがうりに代表される苦い食べ物。


苦味のある食べ物は、心のたかぶりを鎮めてくれ、消炎、解熱、鎮痛作用もあります。


まさに「良薬口に苦し」ですね(笑)


先日ゴーヤの簡単炒め物を作ってみました。

画像の上の方にある、おかず。

↓ ↓ ↓

 


まずゴーヤ1本を縦に半分に切ってわたを取り、好みの厚さにスライスします。


ゴマ油で炒め、砂糖と醤油(それぞれ大さじ1杯ずつ)を入れ、火を止めてかつお節を適量混ぜる。


これで出来上がりの簡単料理ですが、結構美味しいです。


ゴーヤが苦手な人も食べられるかも(*^ω^*)