d-tab d-01jを入手。MVNO SIMで四苦八苦した件。
NTT docomoブランドのAndroidタブレットのdtab ことd-01jを入手しました。
実態としては、HuaweiのMediaPad M3 8.0をdocomo向けに一部カスタマイズ(と言うより殆どデチューンだがw)された物らしいです。
おまえ、また何か変なの買ったのか?と言われそうなのでちょっと違うので入手経緯だけ説明させて下さいw
入手の経緯
正直言うと、このdtab。存在自体をあまり意識していなくて特に入手しようとも欲しい、とも思ってませんでした。
先日、私と私の嫁様のスマホの回線契約の見直しでdocomoショップに相談に行ったのでした。 まぁ結婚後の二人の回線契約をもう少し効率的にするために、パケットの契約などの見直しをしていたのですが、その際に一点指摘された事がありました。
実は、嫁様は結婚前からdocomo回線のiPad Pro 12インチをずっと使ってます。(主にお絵描きで使っているそうな)
このiPad pro自体はdocomoの分割で購入して使っているが、丁度分割が終わり2年間の「月々サポート」が終わる時期だったようです。
docomoのスタッフによれば、このまま使い続けると「月々サポート」がなくなる分支払い額が増加する。
であれば、このタイミングでデータ回線の機種変更をしていただき「月々サポート」を継続した方がお得です。
んー、なんか分かったような分からんような、相変わらずキャリアの割引制度の複雑さに困惑しましたが
データ回線用の契約を維持したまま端末をiPad Proから別の端末に機種変する
新しい端末向けで「月々サポート」を継続する
のが良いらしいです。そこで紹介されたのがこの「dtab d-01j」だったのです。 正直、dtabに関しては後継の端末が近々出る予定だそうで、まぁいわば型落ち寸前の端末です。
正直投げ売り状態で、端末価格と割引の「月々サポート」で実質マイナスになるようで、キャリア販売にありがちな「端末買い換えたのに費用負担が増えない」と言う販売施策の賜物なアレです。
で、嫁様に聞いてみたら
「iPad proで全然困ってないから別に新しい端末は要らない、使いたければ使っても良いよ?」
とのことだったので、データ回線SIMはiPad proに入ったまま、端末だけ私が実質パクり譲り受けることになったのです。
主な仕様
そういや、このblogではあまり真面目に紹介してなかったかもしれないけど実は大分前にXperia Z3 tablet compactも持ってたりします。
www.sony.jp これらとスペックを比較してみましょう。
機器 | dtab d-01j | Huawei Mediapad M3 8.0 | Xperia Z3 tablet compact |
---|---|---|---|
サイズ(HxWxD) (mm) | 216x124x7.6*1 | 215.5x124.2x7.3 | 213.4x123.6x6.4 |
重量 | 325g | 310g | 270g |
CPU | Hisilicon Kirin 950 | Hisilicon Kirin 950 | Qualcom Snapdragon801 |
RAM | 3GB | 4GB | 3GB |
内蔵ストレージ | 16GB | 32GB/64GB | 16GB/32GB*2 |
SDカード | 最大256GB | 最大256GB | 最大128GB |
SIM対応 | ○(nano SIM) | ○(nano SIM) | ×*3 |
対応band | FDD-LTE :1/3/19 3G :1/6/19 |
FDD-LTE:1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 19 / 20 / 28 TDD-LTE: Band 38 / 39 / 40 / 41 W-CDMA: Band 1 / 2 / 5 / 6 / 8 / 19 TD-SCDMA: Band 34 / 39 GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz |
- |
ディスプレイ | 8.4"TFT液晶 WQXGA(1600x2560) |
8.4"TFT液晶 WQXGA(1600x2560) |
8.0" TFT液晶 1200x1920 |
バッテリ容量 | 4980mAh | 5100mAh | 非公開? |
Android | 6.0→7.0 | 6.0→7.0 | 4.4→5.1→6.0 |
dtab自体は、HuaweiのM3から
RAMの削減(4GB→3GB)
内蔵ストレージの削減(32/64GB→16GB)
対応無線Bandの削減(殆どdocomo周波数帯のみ)
となっており、それなりに去勢されてます。が、まぁそれなりに使う分には困らないかな。 Xperiaと比較すると、実はモニタの解像度以外は特段性能が上回っている所は無いと言えばないのですがw なんと言ってもXperiaの方がAndroidの更新が6(marshwmallow)で止まったしまったのが、こちらでは少なくとも7(nugat)までアップデートされてることと、なんと言ってもLTEの電波を掴んでくれることが大きかったりします。
ちなみに、dtabとXperiaを並べるとこんな感じ。実物を見ると殆どサイズ感は同じです。ただ、厚さに関してはXpeiaの方が断然薄くて「板」感が強いです、 dtabの方は、ほんの少しですが盛り上がっているので厚みを感じます。
実際使ってみて
普通に使う分には全然困らないです。
最近、Andoroidのタブレット市場が尻すぼみ気味で、活発に新製品を出しているのは殆どHuawei位*4という寂しい状況ですが、実際8インチくらいのサイズ感が持ち運べるタブレットとしては絶妙なサイズ感なので非常に良いです。 Nexus7とか出てた頃はこの位のサイズのタブレットは山のようにあったんだけどなぁ・・・
RAMや内蔵ストレージは、正直もっとあっても良いかな。正直ろくに使いもしないdocomo謹製アプリがてんこ盛りで、消せないので内蔵ストレージの多くを食い潰しています。SD(MicroSDカード)を追加しないとあっと言う間に満杯になるのでSD前提で使用するのが良いと思います。
カスタマイズ
標準のホームアプリが、Huawe謹製のEMUIでは無く悪評高いdocomo LIVE UXになっているんですが、これがクッソ遅くて使い物にならないので即効で変えてます。 何個か試した結果、Apex Launcherが一番安定して動作したのでこれにしました。
また、タブレットの裸運用は画面が汚れやすくて嫌なのでケースを買いました。
パッと見、デニム調の生地になっており見た目が落ち着いているので気に入ってます。
MVNO SIM運用でドハマりした件
さて、この端末。端末そのものは嫁様から譲り受けてますが、docomo契約のデータSIMは嫁様のiPad proに入っているので、こいつでLTE通信するには別途SIMが必要。 なんですが、実は自分は以前から格安SIMの運用をしているので特にその部分は困ってませんでした。
今までもDMC-CM10等の変態端末を使うのにMVNO のSIMを使ってるので今回もそれで行くつもりでいました。
丁度BIGLOBEモバイルのSIMがあるので、これを適用しようとしていました。
普通に、サポートサイトに載っている情報を元にdtabにAPN情報を登録してみました。
APN情報はこんな感じ
項目 | 設定値 |
---|---|
APN(接続先) | biglobe.jp |
ID(ユーザー名) | user |
パスワード | 0000 |
認証方式 | CHAPまたはPAP |
PDP Type | IP(PPPは対応しておりません) |
これで設定したんだが、どうも電波自体は受信しているようなのだが一向に3G/4Gの通信が出来ない・・・ しばらく、四苦八苦してようやく解決。 下部の方にある「MVNOタイプ」というのを「SPN(Service Provider Name)」にしないとダメだった。
これやらないと何も通信できない。
公式サイトにも情報載ってないので、もしd-01jをBIGLOBEモバイルで使用しようとしている人が居たら注意ですね。
とりあえずお出かけ用タブレット端末として暫く使ってみようと思いますw