XMの無料VPSのメリットと注意点

XMの無料VPSのメリットと注意点


XMではVPSを無料もしくは安価で使えるサービスを提供しています。

これは、XMでEA(エキスパートアドバイザー)による自動売買をやっているFXトレーダーさんにとっては、とても魅力あるサービスかもしれません。

XMアフィリエイトにおいて、EAをXMでの口座開設の特典としているXMパートナーさんの場合は、EAにVPSまで組み合わせれば宣伝効果としてのインパクトも絶大で、メリットは非常に大きいのではないでしょうか。

近年VPS自体の需要が上がってきていますので、上記のような場合に限らず、単にXMアフィリエイトの中でVPSも一緒に紹介すると喜ばれる可能性もあります。

関連記事:XMアフィリエイトのススメ

XMの「VPS」とは?

VPSとはVirtual Private Serverの略称で、XMの無料VPSでは自分専用の仮想マシンにリモートデスクトップで接続して利用します。

XMのVPSはBeeksFX社が提供するサービスを利用しています。

トレーダーはVPS上のMT4を使ってFXトレードを行いますので、どこからでもアクセスでき、Mac環境でもトレードできます。

極端な話をすれば、自分のマシンに取引プラットホーム(MT4)をインストールしてなくてもトレードできます。

  • 万一、VPSに繋がらなくなった場合でも取引できるように、バックアップ環境は準備しておく事が一般的で安全です。

XMのVPSを使うメリットは?

最近、私の周りでもMacを使う人が多くなってきたように感じるので、OSとMT4の動作の関係でVPSを必要とする人はいるかもしれません。

Mac用MT4はイマイチ

XMからはMac用のMT4も提供されており、Mac環境でもFXトレードができるようになってはいますが、Mac用として提供されているMT4は本来のPC版と比較して機能面で若干見劣りがします。

以前、自分で使っていた時には、一部動かない外部インジケーターがあったり、EAのバックテストができなかったり、操作パネルに文字化けが多かったりで、どうしてもイマイチ感はぬぐえませんでした。

関連記事:Mac対応MT4の文字化けの直し方

しかし、XMのVPSを使えば、リモートでWindowsを操作するようなものなので、その点は回避でき、Macを使っている人にも需要はあるようです。

EAを使った自動売買にはメリットがある

一番VPSの恩恵を大きく受けるのは、MT4上でEA(エキスパートアドバイザー)を稼働させて自動売買を行うトレーダーなのは間違いありません。

国内のFXブローカーではなぜか「スキャルピング禁止」などと意味不明なルールを設けているところもありますが、XMの場合は「じゃんじゃん取引してくれ…」というスタンスなのでEAを使う人にとってはメリットです。

OrderModifyを激しく繰り返すEAの場合は、サーバーに掛かる負荷が大きいので注意される場合があります。

一般的に、自動売買のEAを稼働させる場合は24時間パソコンを動かしてMT4を稼働させなければなりません。

そうなると、環境にもよりますが接続が不安定になったり、停電やトラブルでマシンが落ちたり、最悪マシンが故障したりとトレードを行う上で多少リスクが生じます。

マシンのトラブルは大きな損失に繋がるため、そのようなトラブルに備えて、自動売買を行う人の場合は無停電装置を導入したり、スペアのマシンを用意したりと、リスクに備えてそれなりのコストを掛けて準備をしている人もいます。

また、仮にデスクトップ機を24時間稼働させた場合はマシンスのペックにもよりますが月額で2,000円以上の電気代が掛かる場合があります。

私はマシンの安定性を重視でXeonプロセッサ搭載(そこそこのスペック)のマシンを使っていますが、月額5,000円程度はこのマシンとモニタの電気代にかかっています。

しかし、VPSで自動売買を行う場合は、自分のマシンは電源を入れておく必要はないので、最低でも電気代を節約できるというメリットはあります。

地理的に優位性による低レイテンシー

もう一点XMのVPSならではのメリットがあります。

一般的な他のVPSと違い、XMが提供するVPSはロンドンにあるXMのデータセンターから僅か1.5kmの距離のところにあり光ファイバーで接続されています。これにより極めて低いレイテンシーでの取引ができます。

通常日本国内のPCや他のVPSからXMのデータセンターにMT4を接続すると、地理的な原因により200ミリ秒(0.2秒)程度の遅延(レイテンシー)がありますが、XMのVPSではこの値をかなり小さくすることができます。(海外ブローカーの場合は概ね同等のレイテンシーがあります。)

XMのVPSは、自動売買などによる短期売買やレイテンシーが問題になるようなFXトレードの場合は大きなメリットになる可能性があります。

XMのVPSの詳細

XMで提供されているVPSは「BeeksFX(現Beeks Financial Could)」が提供するサービスで、仮想マシンのスペックは、1.5 GB RAM、 20 GBのHDD容量、600MHzのCPUによるWindows 2012が割り当てられます。

特別ヘビーなEAでなければ20個くらいは十分に稼働可能なスペックですので、十分実用に耐えうるVPSです。

  • ただし、重めの外部インジケーターを使うEAや、多数のインジケーターを使うEAの場合は、動作が重くなる可能性があります。

FXトレードの為のVPSは他にも多数存在しますが、XMのデータセンターにこれほど近いものは他にはなかなかありません。

利用ブローカーはXMに限定されていな

さらに、このVPSの利用はXMに限定しているものではないので、他の海外FXブローカーのトレードにも使用できます。

これはXMだけでなく他の海外ブローカーのトレードに使う場合も、地理的に近いので有利になるケースも多々あります。

*ヨーロッパ周辺にデータセンターがある場合は、特にメリットがあります。

これらの点を考慮すれば、XMのVPSを使うメリットは十分にあるのではないでしょうか。

XMのVPSが無料になる条件とは?

一定条件クリアで無料になる

XMでは、VPSのサービスを一定条件をクリアすれば無料で利用することができます。

ただ、条件をクリアしていなくても非常に安価で利用できるので一考の価値はあります。

無料で使うためにクリアする条件は2つあります。

XMのVPSが無料になる条件

  1. XMの口座にある資金の合計が5,000ドル相当以上
  2. 1ヶ月でも取引が5ロット以上

*条件をクリアしていなくても1ヶ月28ドルで利用できる。

1つめは、自分の口座にある運用資金の合計が5,000ドル(もしくは5,000ドル相当)以上必要ですが、XMの口座が複数ある場合は全ての口座の資金の合計となります。

2つめも、XMの全ての口座での取引が対象です。

この2つの条件をクリアしていれば、無料で利用することができます。

条件的には非常に低いこともあり、無料で利用可能な人は多いはずです。興味のある方はXMへ申し込んでみましょう。

条件をクリアできなくても安価

またこの条件を満たしていなくてもXMのVPSページから申し込めば、月額28ドル(もしくは28ドル相当)で利用することが可能です。

XMのVPSを使うデメリットは?

これまで、XMのVPSについてのメリットを書いてきましたが、多少はデメリットもありますのでその点について書いていきます。

VPSは英語環境でのサポートになる

まず、VPSの申請をした後のサポートは、VPSを提供している「BeeksFX社」が行いますので英語環境でのサポートになります。

VPSのトラブルの可能性は極めて低いがゼロではない

次に、自前のマシンを使わなくても安定稼働ができるXMのVPSですが、VPS側のトラブルは滅多にありませんが、可能性はゼロではありません。

自宅マシンであれば、正常動作していない場合は比較的早く気がつきますが、VPSの場合はトラブルに気づかずに1日放置していたなんてことも考えられ、大きな資金を動かす場合は不安に感じる人がいるのも確かです。

リモートデスクトップ故のデメリットもある

また、VPS自体は正常に稼働していても、リモートでつなぐ環境や通信回線に問題が生じた場合は、やはりアクセスできなくなることがあります。

たとえば自宅の停電、自宅ネット環境のダウン、リモートデスクトップを使うマシンの故障などが起きた場合は、VPSにアクセスできなくなります。

他にも、リモートデスクトップによる操作は、接続する回線や通信環境により、どうしても描画の遅延やスピード、操作感に影響が出ることがあります。

また、MT4によるバックテストなどマシンに高い負荷をかける作業には向きません。

VPSのアップグレードはXMでできない

他には「BeeksFX(現Beeks Financial Could)」が提供する他のプランにはXMのサービスからは変更できず、他のプランを使う場合は個人で直接「BeeksFX(現Beeks Financial Could)」へ申し込まなければいけません。

残念ながらその他のプランは結構なお値段(有料)です。

他社のVPSの場合でも共通する点が多いのですが、XMの無料or安価なVPSでザックリこれだけのリスク(デメリット)があります

  • これらのデメリットを嫌って、特に運用資金の大きいメイン口座などは、VPSを使わずに全てを自前で手元で管理したいというFXトレーダーも存在します。

まとめ

特にXMでEAの自動売買をやっている人にとってはメリットが大きく、若干のデメリットはありますが、無料になる条件をクリアしている人なら申し込んでみる価値は十分あるのではないでしょうか。

*XMの口座を持っていない人は、まずトレード口座を開設する必要があります。

XMのVPSについては、使うか使わないかの二者択一ではなく、ローカルマシンとVPSと両方を必要に応じて使い分けて利用することから始めてみるのが良いかもしれません。

XMのVPSとローカル環境で、万一の場合に備えて環境の二重化をするのも、低コストかつ有効なリスク対策で、VPSにはいろんな利用方法があります。

また人気の高いMacBookProなど最新のmacOSの場合も、XMの無料条件をクリアしている方ならオススメです。

実際にXMのVPSに限らず、EAを使った自動売買のFXトレードにおいてVPSを使うトレーダーは、以前と比較するとものすごく多くなっています。

XMの場合は無料で利用できるハードルが低いので、利用可能なトレーダーは相当数いるものと思われます。もし無料利用の条件をクリアしているのであれば、XMのVPSを無料で使えるバーチャルマシンと考えて、環境を補完する目的で利用してみる価値はあると思います。

XMアフィリエイトでもVPSを紹介しよう

これらのXMが提供するサービスは他にも色々ありますが、FXトレーダーにとって非常にメリットがあるものばかりなので、XMアフィリエイトでそれらサービスの解説と紹介を取り入れていくことは、XMのパートナーさんにとっても大変プラスになります。

今回のXMの無料VPSの紹介も、有益な部分が多くオススメです。

特にXMアフィリエイトでEAを配布しているXMパートナーの方は、ご自身でも使ってみて、よりディープな記事でFXトレーダーにVPSを紹介をしていくのも、アフィリエイト活動では有効な方法です。

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