野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

2018年明石公園の自然観察

2018-09-19 | 野生生物を調査研究する会歴史

生きている加古川の取材を兼ねて

2018年6月17日(日) 明石公園の自然観察(ナチュラリストクラブと観察会)

今月の観察会の場所は明石公園。
樹液に集まる虫を主に観察していただくのが中心
以下 報告はナチュラリストクラブより


明石公園は明石城跡を整備した公園で、JR・山陽の明石駅のすぐ北側にあります。明石城は天守閣が作られず、4つの櫓が四方を固めていましたが今はその内の二つの櫓が残っています。

まずは管理棟のすぐ横にあるスイレンの池で観察。キショウブの種が出来ていました。キショウブは西アジア~ヨーロッパ原産の帰化植物で、繁殖力が旺盛で在来種に影響を与えているので要注意外来生物に指定されてます。

途中あちこちで観察を続けながら今日のメインの観察場所に到着。この公園には樹液がたくさん出ている木が2本あり、そこに昆虫がたくさん集まってくるそうです。近くになると、フワ~ッと甘酸っぱいにおいがしてきました。

いました!いろいろな虫がたくさん樹液が出ているところに集まっていました。写真はキョウトアオハナムグリ。白っぽいところは樹液が固まった所です。樹液はカミキリムシが木をかじるなどして傷が付いたところから滲み出し、微生物の働きで発酵したものです。

ネムの花がもう咲いていました。今年はどの花も開花が早かったようです。右下はヤマモモの木、大きいですね。だれも取る人がいないので辺り一面に実が落ちていました。

さて、2か所目の樹液が出てい木ですが、スズメバチが蜜を吸いに来ていたので写真を撮るのも遠回しに、恐る恐る・・・。こちらの木にもたくさんの虫が集まっていました。

公園の中は広々として木陰もあり、混雑していないのでお散歩するには最適です。また知る人ぞ知るですが、大量に樹液が出ている木があるので、昆虫好きのこどもにはわくわくする所かもしれません。だた樹液のところにはスズメバチなどのハチもたくさん集まるので注意が必要です。

石垣の周辺はきれいに草が刈られていたのですが、一角に刈り残してロープで囲った場所がありました。野生のフジバカマが生えているところです。フジバカマの葉や茎は少し乾燥させると芳香を放つので昔は匂い袋などに利用されていたそうです。

 


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