3回(8/2)の感想

【柴原多弁護士(西村あさひ法律事務所)】

 

この日は、3か月に亘る「西村あさひ法律事務所」セッション(計5回)の第3回です。

テーマは、「債権回収上の留意点」です。

企業経営は、最後の締め(債権回収)ができるからこそ、

さまざまなビジネスが展開できるはずです。

そんな、企業経営の基礎体力にあたる重要な業務について、

お話をうかがいました。

 

1.基本のキ

まず、感銘したのが、とても基本的な知識を駆使している点です。

債権回収の場では、誰も知らない秘策を捻りだす、

というよりは、どうやら、基本的な知識と手法を、

時期に応じて適切に使い分けることが重要なようです。

特に、柴原先生が何度も強調していた、

「ルールが曖昧な、ファジーな部分が沢山ある」

ということを考えれば、

たしかに、基本に立ち返って考えることが重要です。

改めて、基本の大事さを学びました。

 

2.お人柄

次に、柴原先生の、非常に明るいお人柄である点です。

どうしても、債権回収は企業経営の中で、事後処理的な面があり、

華やかさのない業務です。

けれども、それを明るく朗らかにやり遂げることは、

依頼する社内弁護士にとっても、非常に助かることです。

どうしても滅入ってしまう業務について、

気持ちを盛り上げてもらえるからです。

 

懇親会の場でも、お酒のお強い柴原先生は、

豪快にお酒を酌み交わしていただきました。

参加者は、元気さや活力が大切であることを感じ取れたはずです。

柴原先生、どうもありがとうございました。

 

 

※ JILAの研究会(芦原ゼミ)で、今年は、特別研修を行っています。

これは、私から、JILAのプラチナ会員である4つの大手法律事務所に、

順番に、3か月間、趣向を凝らした研修をお願いし、実現しました。

詳細な内容は紹介できませんが、感想をお伝えします。

このシリーズは、不定期となります。

 

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