私にとって96作品目の原書になります。
路遥著 《平凡的世界》
本書は1986年に出版された同名の長編小説
三部作の「普及本」として450頁にまとめて
2017年に発行されたものです。
1970~1980年代を舞台に、
農村で生まれ育った兄弟の人生を軸に、
周囲の人々や社会背景、
中国の変化等が描かれています。
生まれついた身分による貧困、
それに伴う卑下や放棄の苦しみ…
更に天災、人災、愛する人の死など、
決してラクではない生きる厳しさが
散りばめられています。
登場人物たちが直面する試練は苛酷ですが、
この作品は一貫してポジティブなエネルギーに満ちています。
善良な心と健全な労働への意欲が失われる事はなく、
常に明るい可能性を感じさせるのです。
読後も未来への希望と
笑顔になれる爽やかさをもらいました。
出来過ぎている感じも否めないため、
少しリアリティに欠ける印象も持ちましたが、
出会えてよかったと素直に感謝出来ました
読了したのが1月4日だったのですが、
ホイットニーヒューストンのドキュメンタリー映画の公開初日で
彼女の歩んだ人生のリアリティがあまりにも重く、
鑑賞中は心が晴れず涙で目が腫れてしまったので
帰宅後読んだ本書に救われた部分があるかもしれません。
2019年元旦は、夫の実家横浜で迎えました
本当に何もしないダメダメな私はこの中で手伝った物ゼロ
終盤で残り品目が少なくなってきた際に合体整理したぐらい
2019年は「身近な人のために少しでも役に立つ」
をテーマとして自身に課したいと思います!
皆様今年もどうぞよろしくお願い致します。
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