洗面台の蛇口を交換する時の注意点 ポップアップ排水栓タイプ

洗面台の蛇口を交換する時の注意点

「古くなって水漏れしてきた洗面台の蛇口を交換したい!」と思われる方はその際の注意点を知っておくと失敗しないで済みます。交換の方法などを知りたいという方はこちらのブログを参照ください➡洗面台水栓の交換 ワンホールタイプ TOTOの古い洗面台水栓を交換する方法

今回は「台付シングルレバー混合水栓」のポップアップ式の排水栓を使用しているタイプの注意点について取り上げます。

ポップアップ式排水栓とは?

以前のブログでも取り上げていますが(洗面台の排水栓のポップアップが固く動かない?)洗面台の排水口に付いている「蓋」が蛇口の後ろ側にあるレバーで開いたり閉じたりするタイプのことを言います。

 

 

つまり洗面台の蛇口を交換する場合は、このポップアップ式のものでないと使えなくなります。

ポップアップ式の洗面台水栓であればどれでもいいのでしょうか?

✖です。

何故かと言えば・・・

メーカーによってポップアップバーの穴の位置が違います。

 

 

デッキタイプの洗面台水栓の給湯給水の取り出しネジの幅(芯芯)は約100mm(10Cm)です。ポップアップ用のバーが通る穴が洗面台や水栓金具によって違うことがあるのです。

例えばTOTO製の場合は取り付け穴の中心を線で引いてその中心にあります。写真を見れば穴と穴の真ん中にポップアップバーの穴があるのがお分かりいただけると思います。

 

 

LIXIL製の場合は、取り付け穴の芯芯の中心から15mm後ろに穴が開いています。つまりこのポップアップバーの穴の位置がズレているため同じメーカーの物でなければ取り付けられないということになるのです。

ここを間違えるとせっかく交換できると思って新品を購入しても取り付けられないことになってしまいます。それは非常に勿体ないことになってしまいます。ですから現在ご使用の水栓を外した際には、このポップアップバーの穴の位置がどうなっているかを確認してから合った蛇口を選びましょう。

ただし!

同じTOTO製のポップアップ式でも違うものがあります

同じTOTO製のポップアップ式の洗面台水栓でも種類があります。それが「ワンプッシュ式」というタイプです。このタイプは排水栓がそれ専用のものでない取り付けられません。

この蛇口の見分け方は水栓金具の後ろ側にツマミがすでに着いた状態のものです。下の水栓金具の品番は「TLHG30ES」定価¥32,400(税別)というタイプです。

 

 

このワンプッシュ式は洗面台の穴の位置は合うのできちんと取り付けられますが、ポップアップバータイプではありませんので下の排水栓とは連携ができません。したがってポップアップの排水栓を動かすことができなくなるためポップアップバーを使っている洗面台の場合は「TLHG30AER」定価¥32,400(税別)に交換するようになさってください。

 

この水栓金具を購入されたい方はこちらからどうぞ

ポップアップ式の排水栓を交換したい

ポップアップ式の排水栓は経年によって上げ下げが固くなったり、ゴミ詰まりが起きて排水の流れが悪くなってしまうことがあります。古くなって交換したいという方はポップアップ式の排水栓をそうでないタイプに交換するだけで解決します。

いわゆる「ゴム栓式」にしてしまうのです。

 

 

 

注意点があります。それは排水栓の口径を間違えないことです。洗面台の排水栓には大きく2種類になります。32mm38mmです。大きい方が38mmで小さい方が32mmと覚えておけば大丈夫です。

メッキの排水栓トラップをご使用の場合は同じタイプよりプラスチック製の排水栓の方に交換されることをお勧めします。こちらも参照ください➡洗面台排水トラップの交換の方法や注意点 耐熱ですし取り付けが楽です。値段も安くお手入れもしやすくなっています。

結論として

ポップアップ式の排水栓はスッキリ感があり、とても便利ですが、蛇口を交換する際には排水栓と連動していることを忘れないようにして正しいものを選定しましょう。買い直しなどの無駄が無くなりますね。