Sunahara Kanon's Diary

ロシアで子育て奮闘中、バレエダンサーの雑記帳

宣伝: 大人のモスクワバレエ三昧ツアー

親友が企画しました、お薦めです。

 

大人のモスクワバレエ三昧ツアー

企画 S&Y BALLET STUDIO × 澁谷芸術企画

peraichi.com

 

何がお薦めなのかと言うと、

・ロシアに慣れている人間が通訳・同行するということ

・最小催行人数が4名という少数でも企画実現化能だということ

 

ロシア人と同じ立場でルーブルで給料をもらって数年生活していた人間の通訳と

日本の大学でロシア語専攻して、その後1年程度ロシアに語学留学あるいは日本企業の日の丸をバッグに働いていた人間の通訳では、安心感が違います。なぜなら前者はロシアでしかありえないような問題に直面しても、ロシア人的な考えで解決するノウハウ、それから喋り方のトーンに差があるのです。ロシアではある程度の軽いノリが必要です、それはロシア人と飲んで働かないと身につかない生きる術。

 

参加者がたとえ4名だとしても現地でレッスンさせてもらえるということは、

先生からの企画者に対しての信頼あってこそですね。

 

親友とは、このクラシックバレエ総合サポート会社「澁谷芸術企画」を設立した、

成川さくらさんです。バレエダンサー引退後、20代のうちにこうしてバレエビジネスを一人で創り上げた彼女、尊敬しています。

 

このツアーへの参加に迷っている方は、まずは成川さんに電話してみると良いと思いますよ。

 

そうそう、親友というのは、なかなか居るものではない。

日頃の愚痴不満を赤裸々に話し合えて、互いを尊敬し合える仲でないと親友にはなり得ないんだなーと彼女を通して知りました。彼女の存在は誇らしい。

あれだけロシアに身を捧げてバレエやったのに、結婚相手はロシア語もバレエも知らないアメリカ人という、何にでも対応できる女。強くて美しい女。

なかなか巡り合えないだろう、しかもバレエという、腐った女の世界で。

 

 

こうして親友の企画を宣伝できて、自慢できて、そして自分にはこんなたくましい親友がいると思うと喜び3割増し。

 

にしても、はてなブログがはじめて役立った!リンク先表示のコンテンツが素晴らしい。

最近アメブロに更新しているのは、はてなブログは写真アップロードしたら勝手に回転して使えないから。写真以外はこっちが良いのだけれど。

  

 

 

 

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ボリショイ劇場

私の母はロシアバレエが大好きで

その母の恩師もまた、ロシアバレエが大好きで

流れでというか、話せば長くなるがロシアに私は留学に来たわけでそれが14年前。

 

ロシアといえばボリショイ劇場であって、

留学中に観に行ったカルサールに感動して

留学中にドンキホーテのキューピットの子役を踊れたことは強い思い出になり

目の前でオシポワとかカプツォーワが踊っていて

私はロシアでバレエダンサーになることが憧れで

ボリショイバレエ学校ではじめて見た国家試験が故ボンダレンコの最強クラスで、そこにはアルチョムオフチャレンコにミーチャに、まあまあもうすごい国家試験を見て圧倒されたのと同時に四年後は私もあれができないといけないのかと何かのスイッチが入り

 

でボリショイ劇場に入団していく人はその中から選ばれた綺麗なロシア人らで

ボリショイ劇場という凄さを垣間見たわけで

 

だったのに

 

 

ボリショイ卒業して、ロシアのバレエ団に入団して、ロシアバレエへの憧れは一瞬にして消え

、大学に入ってボリショイバレエ学校の子供らを見てるとなんだか士気が激落ちた感があり

誰々の議員の娘だから退学させられなかったという事実が目の前にあったり、賄賂だったり

 

しかしそれでもボリショイバレエ学校のきちんとした授業に心休まり、先生らと話し、ボリショイ劇場に、そのバレエ的な実力で入団した同期たちと食事いったり

やはりその凛とした美しさに私は癒やされ

 

ボリショイ劇場にはやはり、一般人には手の届かない神聖な場所であって欲しかった。

 

なのに

 

 

私が勤める国立劇場がボリショイ劇場から招待を受けて、あの舞台で今踊っている。

 

ネットで生中継で見られるから、今見ている。

ああ、なんだこれは。

これが本当にボリショイ劇場で上演中なの。

 

 

 

ボリショイの舞台でこんなレベルの公演をロシア国家が許しているという事実、しかも、ボリショイ劇場の常連客から金を取って。

 

どうしてこんなにロシアバレエは墜ちてしまったの。違うか、ソ連バレエがよったんだよね。

 

私は娘がいるから4日間街を離れるのは無理だと断り、行かなくて済んだから良かったけれど、ボリショイ劇場で踊る彼女らは痩せず、テクニックも磨かず、練習もせず、どうして恥ずかしくないんだろう。

 

このツルゲーネフの作品をバレエにしたというアイデア、演出はおもしろいのかもしれない、振り付けも、悪くない。それこそボリショイ劇場のダンサーが踊ればいいバレエなのだろう、

しかし振り付け間違えるダンサーがいる時点で、もうわかるよね。

 

主役だけ、綺麗だよ。ボリショイのソリストダンサーより普通に綺麗だし上手い。

彼女はクリスチーナ・コーチェトワ。私は彼女の大ファン。前も書いたけどオブラスツォーワのコピー、なのに白鳥もオーロラも、というかクラシック作品はオババプリマの陰謀により踊らせてもらえない、美しいバレリーナ。彼女と4羽の白鳥を並んで踊らねばならない私の恥ずかしさを察していただけますか。でも舞台に出なくてはならないのでできる限り練習してこの私めの脚が少しでもマトモにみえるように工夫を凝らすのであります。

ネオクラシカルの作品は、オババらは踊れないから彼女に譲っている。

 

14年前がこうでなくて良かったのか悪かったのか、私は今ロシアにいる。

言えるのは、14年前のロシアバレエが今のレベルだったら、

絶対ロシアに留学してない。

 

将来、バレエ教室を持って、子どもたちにバレエを教えるかもしれない身でここまであからさまに書くのはどうかという感じだけど、

私が留学したときに見たレベルのボリショイ劇場はもう存在しない。

 

わあ、、主役は綺麗なうちのクリスティーナ!て見てたら、、ソリストとして出てきた二人組が45のオバチャン。。。下手じゃないけど、歳だよ。もう歳。言う人いないからね、わかんないんだろうね。自分のことを第三者目線で見ることを、どうしてしないの?アーティストなら、余計必要だよね。

 

ロシアに留学する人がいたら応援したいし、止めないけど、現実を知ることも大切だと思う

 

言いたかったことは、

ボリショイ劇場にこうなって欲しくなかった。

クリスティーナが踊ってることは嬉しいけれど。

 

 

 

バレエ団で育つ娘

みんなに抱っこをせがみ、可愛がられる娘は

どうしてこうなったんだろう?

子育てが大変だと思ったことが今だに無い。

8ヶ月の時から、ここの劇場に娘も通っているから、成長が伺えて、お局はもちろん、若いダンサーたちにとっても可愛いらしい。

 

 

娘はバスでも知らないおばあちゃんに抱っこしてもらい、降りるときまでその手を離さない。

 

レッスン中はスタジオをおもちゃ持って歩き回って、手当たり次第そこらにいるオバチャンに抱っこをせがむ。タンジュしてるプリマの脚にしがみついて離れない娘、きっとそれは娘にとって、長い脚という良いアトラクション。

 

今日はピアニストのオバチャンの膝に座ってレッスン曲を一緒に弾いてた我が娘1歳児。

 

ああ、子育てには良い環境だねえ、ロシアの国立劇場。おピアノおバレエ無料!


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オペラ鑑賞も無料、体験も無料
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今日はレッスンだけして、リハーサルは子供がいることを理由に出なくて済んだ💮

ブーツを作ってもらいに足型をとりに行った。靴課は劇場内にあるけれど、バレエ団のフロアから少し離れている。12月の新作くるみ割り人形のための衣装合わせにも娘を連れて行った。彼女にとって良い散歩。

 

人に可愛がられる娘は、きっと良い子に育っているのだろう。


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母国語を発声する威力

 

ロシア女ブタ〜白ブター茹でブタ〜贅肉多すぎ鍋にも入らねえ〜とデカい声で日本語で発声していたら、

夫に出てけ言われたから家の外の通路に出た。日本語知らないくせになんで要らない事分かるんだ。

 

私は日本人だし母国語は日本語だから、ムカついてるときは日本語で発声したい。

同僚へのイライラを家で声に出して言いたいことってあるよね、てかこの人生それしかないよね。だから観点の違う男女が結婚してお互い職場の愚痴を言い合って対策を練ったり、今後どう対応するか話し合うんだよね。それでも足りないとか話し相手がいないときにある、酒だよねカラオケだよね、ここにカラオケは無い。

 

うちは夫婦喧嘩もロシア語。つまり、語学脳の優れている私が語学脳の無い夫のために彼の脳に合わせてあげているのだから、夫は私に感謝するべきだと思う。しかしその感謝や尊敬は一切無いどころか、私に日本語発声を禁止してきた。

「僕がわからないのを知っていて日本語を話すのは狡い、性格が悪い、それは鬼だ。僕は日本語を知らないのだから日本語で何かを言われると僕についての悪口を言われてる気にしかならない。逆の立場で考えてみろよ、もし君に少しでも脳があるなら」

 

私の怒りを察してください。

言い返した。

「結婚相手の母語を勉強もしてないことを威張るな。結婚したなら妻の母語について少しは興味を持つのが人間なんじゃないの」

 

それに対して

「君が僕の母語を知ってるならそれでいいじゃん、僕が君の母語を学ぶには、その分の時間僕は仕事をしないからお金は入ってこない」

 

あーーー

もう言い返すのも面倒くさくて外に出たわ

 

バレエダンサーなのに太ってる同僚のせいで夫婦喧嘩とか本末転倒だ。

残念ながらこの社会はだらしない、上司に阿る事だけが特技の、努力のかけらもない人こそのし上がっていけるように出来ている。

だから独り努力型の人間は潰されるー

 

しかし努力型の人間は熱い。 

 

 

 

 

 

ロシアの都市を回る日本人

今までに住んだり、客演や旅行で行ったロシアの都市をリスト化してみたら、ざっと55都市あった。

wikipediaを参考に、アルファベット順で覚えている町を書いた。残念ながら小さすぎて載っていない町も既に思いつくだけでいくつかあるし、10年も前に行って踊った町全てを覚えているわけではないから、だいたいだけれど。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7#O

↑クリミアが入ってないよwikipedia!

 

《私という日本人が足を踏み入れたロシア都市一覧》

1.アラトゥイリ

2.アレクシン

3.アルザマス

4.バラコヴォ

5.バラショフ

6.ブリャンスク

7.チェボクサル

8.チェーホフ

9.チタ

10.ジェルジンスク

11.エレクトロゴルスク

12.エンゲエリス

13.インサール

14.イジェフスク

15.カルーガ

16.カシン

17.コガリム

18.クストヴォ

19.マルクス

20.モスクワ

21.ムラヴレンコ

22.ムルマンスク

23.ニジニヴァルトフスク

24.ノヤブリスク

25.ノギンスク

26.ノヴォトロイツク

27.ノーヴィーウレンゴイ

28.オリョール

29.ペンザ

30.ポドリスク

31.プスコフ

32.レウトフ

33.ロストフナドヌ

34.ルザエフカ

35.ルジェフ

36.サンクトペテルブルグ

37.サランスク

38.サラトフ

39.セルプホフ

40.スルグト

41.スィクトィフカル

42.シズラニ

43.タガンログ

44.タンボフ

45.トゥーラ

46.トヴェリ

47.チュメニ

48.ウリヤノフスク

49.ヴェリーキーノヴゴロド

50.ヴォスクレセンスク

51.ヴィボルグ

52.エカテリンブルグ

53.ゼレノグラード

54.ジュコフスキー

55.ニジニノヴゴロド

 

このリストを、いつか作って自分用に保存しておきたかった。やってよかった

都市名を書いていると、そのとき一緒に働いた人や、見たもの飲んだ酒を思い出す。

全く自慢にならないこのリスト。

思い出深いのはやはり冬のシベリアの、ノヤブリスクやコガリム方面、

もう二度と行きたくないし行かないけれど、あんな綺麗な雪景色はなかなか見られない。

 

のどか~。どうしてこんな国にバレエがあるんだろうと毎日本気で思う

アフリカって言われてもわかんない。

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オペラのおじちゃんおばちゃんと過ごすの楽しい

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ロシアという大きな田舎を駆け巡った(ている)日本人、27歳子持ち人妻。

再来週はアトカルスク、エルショフというところへ行ってきます。

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車で1時間でも走れば別の国にショッピングに行けるのはヨーロッパの話で

ロシアでは8時間走ってもまだ同じ州から出られない。それを先日、実証した。

ロシアとカザフスタンの国境の町、オジンキまで行っても、そこは私が住むサラトフ州であった。(オジンキ、wikiに載ってない)

 

私立のバレエ団でずっと頑張っている後輩がいて、本当によく頑張っててえらいと思う。私立だと毎日公演が、朝晩で2回踊るとかはよくあることだった。私はゆっくりしたいのであの速さにはついていけなかった。

 

私は今の劇場を最後に、バレエを踊るのは辞めると決めている。

2010年から、国立歌劇場、国立音楽劇場、私立のバレエ団、そして今の国立アカデミー歌劇場、本当に経験値だけは立派だよね、もうがんばれない。

 

今月は公演いっぱい。バレエだけで8公演ある、詰め込みすぎ。だから練習がない。

1日に今期シーズン始まったから、ほぼ毎日何か舞台やってる。

 

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客演で稼ぐ(遠征)

昨日も街から離れ田舎へ遠征。

小学生たちが観に来る舞台だから子供でも飽きない作品ということで、眠りの森の美女から猫、赤ずきん、そしていつものアルレキナーダのパドドゥを踊ってきた。

練習は一度も無し。パートナー(金髪)と振り合わせも無し。なぜなら、金髪は練習したくない、努力したくないの負に包まれた超スタンダードなロシア人。

 

ああ、すごい、すごいよ、ロシア人の仕事に対する責任感の無さと正当化能力、一瞬の迷いも無い、徹底した、このだらしなさ。

 

いくら遠征先の舞台だとは言っても、

人前で踊るのだ。私は日本人なので自分の仕事を完遂したい。しかしそのためには金髪と練習しなくてはならない。

聞けば、バレエダンサーだけがこうダメなのではない。新聞記者も、他社の記事を丸々コピペをロシア人は平気でやるそうだ。

確かに、私についての記事も、一人の記者が書いた事が別の新聞にもそのまま使われていた。

 

だからロシアはダメなんだよ

ロシア人はこうなんだよ。

 

赤ずきんなのに青い衣装で踊った。子供でもわかる、なんで赤ずきんなのに青いの。

何故かって、赤ずきんは金髪の女が普段踊ってる役で、衣装は彼女専用になっているから、彼女以外の人が着る権利は無いのである。

 

金髪にはバレエ団を取り仕切ってるボス的な肥った女がいて(その夫はめちゃくちゃ良い人なのに)

私はその女に可愛がられていないので、(可愛がられるのは同じく太っていて、何もできない人たち)金髪を貸してください練習がしたいのです、と頼めない。

 

ああ、金髪レンタル料の契約書といくらか金払えばオフィシャルに接することができるのかな。とか思いながらそれは違うよなと。

 

バレエの振付というのは、各劇場で違う。例えば、誰でも知ってる四羽の白鳥でも、各劇場によって振付が違うのだ。

それを覚えるには、上司からビデオをもらって、まず進行方向、次に脚、手の順番で覚えていく。しかし、実際に一緒に踊る人と動いて振り合わせをしないと完成しない。

 

しかしその肝心のパートナー(金髪)は

愛人(その夫はめちゃくちゃいい人なのに)とベタベタしていたいので私なんかと振り合わせをしたくない。

 

毎日、毎日、負のオーラに巻き込まれないよう

自分の身を守って日本人が生まれつき持っている「勤勉」を維持するのに必死で我慢して生きている。

自分が「勤勉」であることだけが救いである。

これは日本の教育がいいからなのか、

ロシアが悪すぎて私の勤勉さが際立っているだけなのか

 

キューピットの練習でもするか。。

 


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アメリカに住みたい

もしこのヤマカイさんの動画を14年前に見ていたら、私はロシアなんか来てない、断言。

アメリカに留学した。今からでも留学したいわ!ただし語学留学(遊学)で

 


【新居紹介in テキサス】アメリカプロバレエダンサーの生活を全て晒します。Vlog #15 - YouTube

 

ああ、ヨダレが出る。

泳げないくせにプール付いた家に住みたい。

泳げる泳げないは関係ない、生活の中にプールがあるという事実が重要なのだー。 

 

生活基準もダンサーへの待遇もダンサーそのもののレベルも、何もかもがロシアとは違い過ぎて笑えない、ただただ泣けてくる。

 

そしてこんなチャーミングでバレエ上手くてかわいくってかっこよくてキュンキュンしててスタイル良くて賢い王子キャラ日本人男ダンサーは、ロシアでお目にかかったことがない。

やっぱできる人はアメリカに行くんだよ、

ロシアじゃねえよ。

 

 

昨晩からまた、お湯が無くて娘を洗うのに苦労、自分の風呂は諦め、

賃貸生活だから大家の家具を片付けることができず娘が登って頭から落下、棚をバタバタ開けて指挟んで泣かれても、家具に傷つけたら弁償だから何もできず。

 

娘より家具優先 \(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 

 

なんで私はこんな生活してるんだろうたかがバレエ踊るためにーーーーー

 

今の劇場、公演数が多い、遠征も入れたらかなり多い。

けどリハーサルが壊滅的に無い。

ダンサーのやる気も壊滅的に無い、

給料も低い、けど踊った役のギャラは良い。

ここや、前劇場、前々劇場のロシア人は練習したくないのに役は欲しい、きっと衣装着てインスタに載せるためw

 

やる気があったとしても、二回転できないのに青い鳥のパドドゥ練習をしている夫婦が今わたしの目の前で稽古場占領して踊っている。彼らはモスクワの子供劇場から帰省中でうちの劇場使ってるんだけど、(劇場は部外者を断固通さないからこの二人は賄賂)、見てられない。その声も足音も聞いてられない、二回転できないのになんでそんなえらそうにしてられるの、まあそれがロシア女なんだけどさ。産院で便座に土足で登ってしゃがんで用してる人らと同じなんだけどさ。

 

イヤホン買えば解決するのかしら。ああ、せっかく稽古場空いてるのに。

見てられない、だから今稽古場で私はスマホに逃げている。そしてこの誰にも発声して言えない感情を母国語で書き殴っている。

日本語は素晴らしい、堅いし語感にも硬いし、漢字は、私の頭の悪い文章さえも冷静に纏めてくれる(気がする)。

 

 

 

自分で書いておきながらね、暗い。

 

 

この二人が帰ってから、自分の練習するとして

とりあえず楽屋に避難としよう。


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