筆者がこれまで何度も航空会社管理のラウンジを利用してきて、実用的だと感じた点について述べました。
空港内にある会員制のラウンジの中身が気になっているけど、本当にメリットがあるのかどうか知りたい、という方は参考にしてみてください。
目次
航空会社が運営するラウンジのいいところについて
空港には、一般客向けの待合とは別に、会員制の待合室があります。
これをラウンジと呼びます。
ラウンジには大きく2種類あり、空港が運営するものと、航空会社が運営するものがあります。
これから紹介するお話は、航空会社が運営するラウンジが前提で、クレジットカードで入れるラウンジとは別物ですので、ご承知おきください。
機内にUSBジャックがあるかどうか気にしなくても済む
USB機器の世界的な普及により、最近の飛行機はUSBジャックを装備していることがあります。
このため、機内でもUSBデバイスの充電が可能なのですが、世界中で全機そなえているわけもなく、100%機内で充電環境があると思わないほうがいいです。
さらに、ビジネスクラス以上はUSB給電装置があっても、エコノミークラスにはない、ということも多々あります。
反面、航空会社所有のラウンジには高確率でUSBジャックが備わっています。
USBが世界標準の充電手段である以上、この傾向は変わらないでしょう。
ラウンジでゆっくりくつろぎながらスマホやゲーム機の充電をしておけば、飛行機内でも快適にすごせます。
地上で食事を採れるので機内でわき目も降らずに寝ることができる
飛行機内で一番健全な過ごし方ですが、個人的には「ひたすら寝る」ことだと思っています。
旅行の本番は旅行先についてからであり、空港での待ち時間や飛行機内での待機時間は、旅行の必要経費だからです。
筆者としては、飛行機内での過ごし方は「休息」を勧めますが、数時間のフライトとなると、食事の問題を避けて通ることができません。
搭乗前に食事を済ませて、機内食はスキップしてそのまま寝るのがベストですが、空港内の食事はそれなりに高い傾向があります。
その点、航空会社運営のラウンジでは、基本的に食事を無償で提供していますので、飛行機の出発前に落ち着いておいしいごはんにありつけるのが魅力です。
海外空港のラウンジでは、その土地その土地の名物がメニューとして登場するのもうれしいところですね。
特にビジネスクラスなど、機内で食事を楽しみたくなる人は多いと思いますが、事前にラウンジで食事を済ませて、機内では寝て過ごすのが旅慣れた人の知恵です。
なお、お酒が置いてあることも多いのですが、熟睡の妨げになるため、お酒が好きでもほどほどにしておきましょう。
出発前にシャワーでリフレッシュできる
航空会社のラウンジはシャワールームを備えていることが多いです。
多くの場合、ラウンジのカウンターで受付し、順番になったらタオル類を受け取って(あるいはシャワールームに備え付け)ブースに向かうことになります。
イメージとしては、高級ホテルのシャワールームとほぼ同等です。
広さも清潔さもアメニティも、ビジネスホテルやプールのシャワールームなどとは比べ物になりません。
逆に、空港が運営するような、クレジットカード会員向けのラウンジでは、ほぼ100%シャワーがありません。
前項で、飛行機内では寝て過ごすのがおすすめと書きましたが、特に夜間のフライトなどでは、朝までゆっくり寝たいですよね?
ラウンジでじっくり食事を楽しんだ後に、シャワーを浴びておけば、飛行機内でも快適に眠りやすくなりますよ。
基本的には航空会社のお得意様にならないと入れないけど裏技もある
ここまで航空会社のラウンジを利用するメリットについて書きましたが、当然誰でも入れるわけではありません。
ラウンジを利用するには、ビジネスクラス(あるいはプレミアムエコノミー)以上のチケットを購入するか、航空会社の上級会員になる必要があります。
いずれも大変コストがかかり、上級会員資格の維持に至っては、毎年一定以上の搭乗がなければ、次年度は会員資格がダウングレードすることが一般的です。
ラウンジを利用すること自体、大変お金がかかるわけです。
ただし、これはあくまで正攻法のお話で、特定のクレジットカードを作ると、いきなり航空会社の上級会員になれることもあります。
もちろん年会費はかかりますが、海外旅行好きなら保有を検討してみてもいいのではないでしょうか?