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昭和のスター歌手

2018-08-20 18:00:00 | 18期生のブログリレー
稼プロ!18期の石川 健です。

先日、新聞のチラシに昭和のスター達が多数出演する歌謡コンサート(この言葉も最近あまり聞きませんが)の広告が入っていました。
出演者は私の小中高時代(1970年代~80年代前半)に活躍されていた歌手の方々が中心で、皆さん60歳以上でしょうか。宣材写真からするとメインは御年75歳の橋幸夫さんのようです。公演数は多い月(9月)では20回以上、少ない月(11月)でも10回近く開催されているようでなかなかの人気ぶりです。観客席の皆さんも大体、出演者と同じ年代の方々に見えました。テレビ等で見なくなっても昭和のスター歌手の皆さんはまだ頑張っているのだなぁと思いつつ、シニア層のニーズをしっかり捉えコンサートを事業化している運営会社にも感心しました。

日本では少子高齢化が進み、昨年度の総務省調査では65歳以上の人口は3529万人、総人口に占める比率は27.7%とともに過去最高の水準に達しています。65歳以上のいわゆるシニア層は時間に余裕があり、若者以上の財力を持ち、なおかつ消費意欲も従来思われてきた以上に高いと言われているようで、この層こそが有望市場・成長市場と言えるのでしょう。高齢者向けに施設・サービス・用具などを提供するいわゆるシルバー産業に加え、既に様々な企業がマーケティング活動を展開しています。

ただシニア層は財力や健康状態、趣味嗜好も様々で一括りには出来ず、その中でどうターゲットを設定するかが重要なようです。あるサイトでは健康(健康である⇔健康ではない)と財力(仕事をしている⇔仕事をしていない・年金中心)の2軸でシニア層を4象限に分け、それぞれの層へのアプローチを説いていました。確かに3500万人以上の最も厚い層ですから、攻略には色々な分析や仕掛け・工夫が必要です。他に65歳以上のマーケッターがいないことがシニアマーケティングを難しくしているとの記事もありました。

第一回の藤田講師の講義で、診断士としての売り・強みを〇*〇*〇の3要素で定めるとのお話がありました。この〇のひとつに「シニア層のマーケティング」というのもアリかな、と考えた、稼プロ!18期唯一の50歳代の私でした。

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5 コメント

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Unknown (木村祐介)
2018-08-20 18:52:11
うちの両親も70代になりますが、それこそ同じようなコンサートに行ったり、ゴルフに行ったり動き回っているようです。
シニア世代は、消費者としても労働力としても今後色々な施策を考える必要がありそうですね。
変化はチャンスの宝箱 (大石泰弘(16期生)です。)
2018-08-21 08:03:08
高齢者が急増してますね。過去の高齢者とは異なる行動をしているし、量の変化がものすごくて、社会の有り様が全く変わっているようです。変化には、必ず新しい悩みが生まれ、新しいニーズが生まれるようです。あらためて、世の中の新しいニーズを書き出してみます。
Unknown (渡邉大輔)
2018-08-22 10:52:53
シニア層向けマーケティング、良いですね!確実にニーズはあると思います。ぜひ頑張ってください!
Unknown (鴨志田)
2018-08-22 14:38:33
親に動向して旅行に行くことが増えましたが、元気なのはシニアです。地域の方々との付き合いも、シニアの方が圧倒的に多いです。
それにしても、「昭和のスター」という言葉だけで、私は、懐かしさがこみ上げてきます。あと少しでシニア? いや、もうシニアかもしれません。
Unknown (石川 健)
2018-08-22 21:53:34
木村さん、大石さん、渡邊さん、鴨志田さん、コメントありがとうございます。
日本の65歳以上の人口に占める比率はご存じの通り世界一ですが、その分世界に先駆けてより良い高齢化社会を作るチャンスともよく言われます。私も診断士として何らかの形でそこに寄与できれば!

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