今日はあふれる光としっとりとした空気が
心地よい一日でした。
水曜日という響きもなんだか好きで、
週の半ばの夜は中休みの気分で、
穏やかに心も体もほぐれるようです。
私はよくこのブログで、
自分らしく生きることについて書いていますが、
自分らしく生きるために大切なことの中に、
義理や遠慮、大人の付き合いを見直すということがあります。
なんとなく生きていますと、
知らない間に、人から勧められたものや、
興味がないけれど頼まれたり渡されたものや事が、
当たり前のように自分の毎日に入り込んでいたりします。
そんなに興味があるわけではないけれど、
みんなで行こうと誘われた集まりや食事、
誰かの家族や友達が関わっているイベント、
ぜひ読んでみてと渡された本、
胃が不調だけれど職場で配られるお土産のお菓子を
みんなと食べるなど、
NOと言いたいけれど言えずに従う小さなことは
日常にたくさんあるのでは。
みんなそれぞれに気を使ってくれているのだと分かりますから、
いりませんとは言いにくいことが多いです。
でもだからと言って、全部を受け入れていると、
疲れたからゆっくりしたい休日に、
あまり興味がない集まりに参加しなくてはいけなくなり、
行く前日からちょっと憂鬱になったり、
好みではない食べ物や飲み物を喜んでいただいていると、
相手はこれが好きなのだと誤解し、
またいただくことになったり。
そうならないためにも、自分の気持ちに素直に
上手にNOを言えるようになりたいものです。
常識的ないい人、社会的にちゃんとした大人ほど、
自分の気持ちではなく、
こうあるべき大人を演じていることが多く、
でもそれはみんなにとってはいい人でも、
自分にとっては、自分が自分を無視し
ストレスを与える人となります。
ストレスの原因は、
こちらの気持ちや都合を考えない他人ではなく、
自分を無視する自分なのですね。
周りに振り回されずにいたいなら、
いい人の着ぐるみを脱いで、
自分で生きることを覚えていく必要があります。
世の中にはとても上手にピッタリと
常識的な人の着ぐるみを着ている人もいますが、
（ほとんどその人とのズレがない人もいるかもしれません。）
私は昔、一生懸命その着ぐるみを
着ていようとがんばったのですが、
どうにも自分の本心の声が大きく、ズレが大きく、
うさぎの着ぐるみの後ろのファスナーから
自分のタヌキの尻尾がはみ出しているような感じで、
常識的ないい人のフリをして「はい」と言いながら、
自分の居心地が悪く、
「はい」と言ってから、
「やっぱりやめておけばよかった」と思うことが
よくありました。
それを何度も繰り返し、
ああ、私のこの大きな尻尾は着ぐるみでは隠せないと思い、
このいつも片付けてもはみ出してくる尻尾が、
自分らしさなのだなぁと思うようになりました。
どうやっても隠せないから、
もう隠さなくてもいいかと思うようになり、
ある時から、常識的ないい人ぶるのは諦め、
自分のままで生きようと決めました。
（スウェーデン ストックホルムにて。）
その時にまずしたのは人間関係の整理で、
一緒にいてもなんとなく疲れたり、モヤモヤするような人や、
自分を都合よく使う人、大切に扱ってくれない人とは
もう会わないと決めました。
また話していて愚痴やゴシップ、批評や批判が多い人や、
自分のことを聞いてもらうことしか考えていない人も、
一緒にいても楽しくないので会うのはやめました。
仕事ならまだしも（仕事でも今は付き合いたくないです）、
プライベートでは自分が付き合う相手は、
100％自分の自由ですから、
義理や大人の付き合いはきっぱりやめました。
やめた始めの頃は、
それまで付き合いがあった、でも苦手だった知人から、
厳しく批判されたこともありました。
でももう付き合わないのだからいいかと思ったり、
また同時に、ちょっとNOと言っただけで
こんなに怒る人だったのだと知り、
その人は「私」という人間と付き合っていたのではなく、
「NOと言わない都合のいい人」と
付き合っていたのだなぁとわかり、
そんな虚しい関係はいらないので、
NOと言ってよかったなと思いました。
一度思い切って人間関係を見直して以来、
本当に仲良くしたいと思う人としか付き合わなくなり、
それ以外の人とはメールすらしなくなり、
とても人間関係がシンプルになりました。
おかげで私は友達は少ないですが、
素敵だなと心から思える友達が2、3人いれば
充分だなと思っています。
ずっと上手に着こなさなくてはと思っていた着ぐるみを脱ぎ、
自分のままで素直にしたいことをしたいと言い、
いらないものをいらないと言い、
人間関係をシンプルにしたおかげでストレスも減り、
人生がとても快適になりました。
断るのが大変な人はおらず、
もし私が何かのお誘いにNOと言っても
「OK！」と言ってくれ、
もし何かを勧められても、
「それはあまり興味がないから今回はいいわ」と言うと、
「了解！」と言ってくれます。
もちろん逆に、相手がNOと言う時は
こちらが「OK！」と言うだけで、
そこに何のストレスもありません。
そんな相手が自分らしく付き合っていく人だと思います。
ワガママだとか自分勝手と言われたこともありますが、
その人にとって都合のいい私でいても、
私は全く幸せではなく、
私の素直な気持ちより、自分が断られたことや、
自分にとって不都合なことを怒る人とは
いい関係にはなれないので、
そんな関係は手放してよかったなと思います。
私たちにとってとても大切で貴重な人生の時間やエネルギーを、
人の顔色を伺うために使うのはもったいないです。
常識的ないい人の着ぐるみを着たままでは、
本当の自分を生きることは難しいです。
常識的なあり方が＝自分だと、
何のストレスもなく無理もなく思うなら、
そのままでいいのですが、
私のようにそうではない人は、
その着ぐるみは脱いでいいと思います。
「とりあえずビール！」とみんなが言っても、
「私はウーロン茶で。」と言っていいじゃないかと思います。
空気など読みすぎると自分が見えなくなってきますから。
そうして自分のままで素直に生きることも
慣れると別に問題なく生きられるものです。
結局自分らしくいることを自分にOKを出すかどうかは
自分次第ですね。
ぜひ自分のままで生きることを自分に許し、
無駄なストレスなく自由に生きていきましょう。
その先に、自分らしい仕事や自分らしい暮らし、
自分らしい人生が待っていますよ(^^)
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瞑想歴24年 和歌山市在住 北山裕子
東京や大阪を中心に瞑想セミナー、キネシオロジーセミナー等を主催。
エネルギーヒーラー。
23才で摂食障害を治すため、 藁にも縋る思い出はじめた瞑想で
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