我がヤンキースの先発ローテーションからモンゴメリーと田中将大がいなくなってから一ヶ月近くたちます。

 

チームとしては大打撃であり、大きな連敗をしてもおかしくない状況ですが、依然、好調をキープしています。

 

その最大の要因は何なのか?

 

穴埋めで起用されているロアイシガーの頑張りや、ベテランのサバシアの奮闘もありますが、何と言っても絶対的エースへと成長し、支配的な投球を続けているルイス・セベリーノの存在が大きいと思います。

 

今シーズン、ここまで18試合に先発登板し13勝2敗の貯金11、既に118回1/3も投げていて防御率は1.98、奪三振は投球回を大きく上回る138と圧倒的な数字を残しています。

 

怪我などよっぽどのことが無い限り、20勝する確率は高いと思います。。

 

思えば、セベリーノがメジャーデビューしたのは今から3年前の2015年でした。

 

この年は11試合に先発登板して5勝3敗、62回1/3を投げて防御率2.89と好成績を残し、翌年以降の活躍が大いに期待されました。

 

しかし、メジャー2年目の2016年は期待を大きく裏切りました。

 

序盤で先発ローテーションから外され、マイナーや中継ぎで調整を図りましたが、調子は上がらず、結局、3勝しか挙げることができませんでした。

 

メジャー3年目の2017年は、先発ローテーションに入れるか微妙でしたが、ライバル達が揃って不調であり、4番手として開幕を迎えました。

 

白星こそなかなかつかなかったものの、我慢と粘りの投球を続け、QSを積み重ねていきました。

 

中盤を迎えたころから白星がつきはじめると、オールスター以降は勝ちまくり、プレーオフ進出に大きく貢献しました。

 

最終的に31試合に先発し、14勝6敗、193回1/3を投げて防御率は2.98、奪った三振は230とエース級の活躍をしたわけです。

 

開幕前は先発ローテーション入りさえ微妙だったのが、シーズン終盤にはエースへと上り詰めたのです。

 

2年目(2016年)と3年目(2017年)では一体何が変わったのか?

 

3年目のシーズン初めに見てびっくりしたのが、体の大きさとぶ厚さです。1・2年目と比べて格段に大きくなっていました。

その結果、フォーシームのスピードが5キロ以上速くなっていました。

 

160キロ超えを果たしたことで、変化球とのスピード差が広がり、バッターは配球についていくことができません。

 

コントロールもさらに良くなり、制球力とキレもあるパワーピッチャーへと成長を遂げたことで三振を取りたい場面で取れ、また、球質も重いため一発を喰らうケースも減りました。

 

そして、何より凄いのが試合終盤に最速を出せるということです。

100球を超えてから、160キロを超えるシーンを何度も見ました。

 

160キロ超えの剛速球とキレのあるスライダー、さらに打者のタイミングを外すチェンジアップを組み合わされたら、なかなか打てるものではありません。

 

本当に凄いピッチャーへと成長してくれました。

 

もし、ドリームチームを作るとしたならば、現在のセベリーノであれば、間違いなく先発ローテーションに入れると思います。。

 

今や、メジャー全体で5本の指に入るのではないでしょうか?

ヤンキースファンとして、こんなに頼もしい投手はいません。

 

20勝並びにサイヤング賞獲得を期待したいと思います!