辛い体験

地震時に恋人に裏切られた辛い体験

私は熊本地震の被災者です。

と言っても家が崩壊してしまったというようなことではありませんが、恐怖を感じたのは違いありません。

今でも被災から何年などと言われてしまうと思い出すのは震災のときに恋人に裏切られたことです。

一度目の震災のとき、私は仕事をしていました。

彼も夜は仕事だったのですが互いに連絡をして無事を確認。

私の職場はほぼ崩壊状態で帰宅することが出来なかったのですが、彼は帰宅することができて私の家を外から見てくれました。

周辺は塀などが倒れて大変だったようですが、大丈夫そうだと言われ、それから三時間後に連絡をすると職場に戻ったと言われたのです。

私は一人になるのが嫌で終わるまで外で待っていてもいいかと聞いたのですが、拒絶され、終わったら家に行くと言われました。

でも結局来なくて、次の日は仕事が休みだったので片付けをし、夜には彼がやって来たのですが、ちょっとした口論になって帰っていったのですが、私はそばにいて欲しいと連絡をすると、彼はすぐに戻ってくると返信をくれたのですが、結局戻ってくることはなく二回目の地震が訪れました。

スマホは警報がなりひびき、片付けたばかりの部屋は目の前でまたものがバタバタと倒れていき、壁にはヒビができ、私は震えながら貴重品を集めて外に出たのです。

彼から連絡が来たので、家が大変だから来て欲しいと伝えると、職場にいると言われたため、それなら私が行ってもいいかと訊ねると、分かったと言ってくれたのです。

私は余震が続き、周辺が地震によってめちゃくちゃななかで車に飛び乗り、彼の職場まで通常なら20分ほどで到着するのに一時間以上かけて到着したのですが、彼の職場は電気もついておらずものけの空。

彼に連絡したものの繋がらず、私は恐怖と彼がいないことで過呼吸になり、辛いという気持ちよりも絶望してしまったのです。

その場で夜を明かしましたが、彼からは連絡はなく、裏切られたと痛感したのです。

それから彼から連絡があったのは三日後、彼は人を助けていて連絡ができなかったと言われたものの、裏切られて辛い気持ちを理解してもらえずにそのまま別れることになりました。

彼がそのとき何をしていたのか知りません。

しかし、私よりもそばにいてあげなくていけない相手がいたのは確かです。

地震によって裏切られた傷は今でも深く残っており、この辛い気持ちは地震の話題が出る度に胸を締め付けてあの絶望感が甦ってくるのです。

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