【メカニズムを徹底分析】ステロイド薬はなぜアトピーに効果的なのか

アトピーとステロイドについて
トシです、
ステロイド薬がなぜ、
アトピーに効果的かご存知ですか?
アトピーを経験したことがある方であれば
一度は必ず使用した事があるステロイド。
このステロイドはそもそも
なぜアトピーに効果があるのか。。。
そう考えことはありますか?
今回はなぜステロイドが
アトピーに対して効果的なのか。
どのようにして開発されたのか。
という部分について簡単に紹介します。
そもそも世間一般的に
『ステロイド』
という言葉を聞くと、
多くの人はスポーツ選手の
ドーピング行為に使われる
筋肉増強剤を連想します。
ステロイド アトピー
実はステロイドには種類があり
そのうちの一つがドーピングとして
使われているタイプなのです。
大まかにステロイドを分類すると
・副腎皮質ホルモン
・性ホルモン
の2つに分けられます。
副腎皮質ホルモンというのは
あなたの腰の辺りにある臓器
『副腎』から分泌されるホルモンで
傷口の回復を促進する作用があります。
もう一方の性ホルモンは
男性ホルモンや女性ホルモンの分泌を
活性化させる作用があります。
スポーツ選手がドーピングに使うのは
性ホルモンタイプのステロイドで、
アトピーの方が使用しているのは
副腎皮質ホルモンのタイプです。
では、なぜ副腎皮質ホルモンが
アトピーに効果的なのでしょうか?
あなたもステロイドを使ってみて
炎症が魔法のように『ピタッ』と
治まった経験はありませんか?
なぜあのような現象が起こるのかと言えば
T細胞の暴走を抑制しているからです。

 

少し専門的な話しになるのですが
アトピーの方に共通していることとして
白血球の1種であるT細胞のうち
Th2と呼ばれるタイプが過剰に反応し
それが炎症に繋がっている事が多いです。
このTh2の働きを鎮める効果が
ステロイドには備わっているため
アトピーが一時的に改善するのです。
その他にも細胞の炎症を
抑える効果もあるので、
傷の治りが早まります。
元々、アトピー性皮膚炎という病名が
公式に発表されたのは、1933年のことで
ザルツバーガーさんが命名しました。
その後、副腎皮質ホルモンを抽出し
ステロイド薬として発明したのが
1952年のことです。
ステロイドの効果は確かに凄いです。
ただ、
アトピーを根本的に
治すものではありません。
西洋医学というのは起源を辿ると
戦争で負傷した兵士を直ぐに戦場へと
復帰させる応急処置から来ています。
つまり、
西洋医学は病気を根本的に治す
ということをそもそも考えていません。
一時的に症状を抑えることに
特化した医学なのです。
もし、ステロイドを使って
アトピーが改善した経験があるのなら
薬に頼らずにTh2を抑制できれば
アトピーは根本的に治せる
ということを意味しています。
過去の記事でも紹介しましたが
T細胞の暴走を制御する細胞は
Tレグ細胞です。
この細胞を増やすことが
アトピーを根本的に治し
好きな物を気軽に食べられ
ひと目を気にせずにスベスベ肌で
日常生活を送る事を可能とします。
ステロイド薬は
副腎皮質ホルモンなので
体に害とはなりませんが、
使いすぎてしまうと
あなたの体から分泌されるべき
副腎皮質ホルモンの量が減り
ステロイド依存症に陥ることもあります。
なので、
本当に必要な時以外は

極力ステロイドを使わない方が
体にとっては優しい判断と言えます。

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