図解でなるほど!絵画・イラストにおける立体表現の仕方3 反射光を入れる | 絵画販売の株式会社フォーカルポイント

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絵画において必要な立体表現

その基礎として円を立体的に見せる方法を順番に見ていっています。

 

前回は物体の下に影を入れることによって物体が空間上のどの位置に存在するのかを明確にし、立体感を増すことができました。

 

 

今回はさらに描写をリアルにするため、反射光を入れてみます。

 

我々が物体の色や形を目で見て認識できるのは、物体に当たった光が反射して、その光が目に入るからです。

 

つまり光を発しているのは光源だけではなく、光が当たったもの全てだといえます。(ものすごく黒くて光を反射しないようなものは例外ですが、そのような物体は実際にはほとんどありませんので、ほとんどの物体は光を反射しています。)

 

つまり、光源から発せられた光が床や壁にも当たり、その光が物体を再度照らすことになります。

それが反射光です。(照り返しともいいます)

 

その考え方を元に、再度先ほどの図を変えてみると

 

 

こうなります。

 

よくみると床と設置しているあたりが先ほどよりも明るくなっているのが分かると思います。

この反射光の表現を加えるだけでよりリアルさを増すことができます。

 

次回は球にハイライトを入れて、さらに球の質感を出してみたいと思います。

 

 


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