ナイト・レンジャー『ドーン・パトロール』＆『ミッドナイト・マッドネス』再現ツアーファイナル＠尼崎

10/10(木)は兵庫県尼崎市・あましんアルカイックホールへ、ナイト・レンジャー1st『ドーン・パトロール』＆2nd『ミッドナイト・マッドネス』完全再現来日公演を観に行きました。アメリカン・ロックバンドナイト・レンジャーの先週末からの東京3公演に続いて兵庫で行われた来日ツアーのファイナルでした。私的にナイト・レンジャーのライブは2年前の来日時の東京公演以来の観覧でした。前回のツアーは最新Albumのツアーでしたが、今回は1stと2ndの2枚のAlbumを全曲ライブで再現するというコンセプトによるツアーで、両Albumのタイトル名を合わせて『DAWN OF MADNESS』というタイトルがつけられていました。

あましんアルカイックホールへは8か月ぶりに来ました。阪神尼崎駅から徒歩5分ほどの尼崎市総合文化センターにある1,820席の市民ホールでした。夕方会場前の列に並んで入場。BGMに洋楽ハードロックのナンバーが流れるなか開演を待ちました。場内は満席で立ち見が出るほどでした。

定刻19時を10分過ぎて照明が落ち、さらに3分ほどして「Rock in America」のシンセによるインストのSEが流れるなかメンバーが登場。前半は1982年リリースの1st Album『ドーン・パトロール(当時の邦題：緊急指令N.R.)』を曲順通りに演奏しました。
サングラスをかけたJack Bladesがステージ後方2階部分にバンドのロゴを背にして登場。Bassを弾きながら1曲目「Don't Tell Me You Love Me」を歌い始め、さらにステージ1階前方へ降りてきてスタンドマイクの前で歌いました。2人のGuitarがステージ左右の台(Brad Gillisが上手、Keri Kelliが下手)に上がって白煙が立ち上るなかプレイしました。観客は1曲目から総立ちになってハードな演奏に合わせて手拍子をし、腕を振り上げながらサビを合唱しました。2曲目「Sing Me Away」と「At Night She Sleeps」をGuitarの2人とJackがChorusをするなか、Kelly KeagyがDrumsを激しく叩きながら力強く歌いました。曲中のGuitarソロではBradが赤いストラトでアームを多用したプレイをし、Keriがゴールドのレスポールで力強いプレイを繰り広げました。JackのリードVocalに戻り「Call My Name」,「Eddie's Comin' Out Tonight」,「Can't Find Me a Thrill」を疾走感のある演奏を繰り広げました。
Jackが1982年のデビューとそれ以前のメンバーがバンドを組んで演奏し始めたころの話をしてDeep Purpleの「Highway Star」を少し演奏しました。
1st Albumの曲に戻って「Young Girl in Love」をKelly KeagyがDrimsを叩きながら歌いました。 JackのリードVocalで「Play Rough」、Kelly KeagyのリードVocalで「Penny」を演奏。1stAlbumラストのセルフタイトルのナンバー「Night Ranger」を演奏。途中Kelly KeagyのDrumsと観客の掛け合いに続いてKeyboard以外の全員でDrumを叩きました。全員元のパートの演奏に戻って演奏を続けて1st Albumの演奏を締めくくりました。
Jackが話を1982年から1983年に進めて2nd Album『ミッドナイト・マッドネス』の曲へ。ツアー前半は曲順通りだったようですが、終盤に盛り上げるためか1つ前の公演から曲順を変たようです。
JackのリードVocalで「Touch of Madness」,「Rumours in the Air」,「Chippin' Away」と続けてハードなナンバーを激しいGuitarソロを交えながら演奏しました。
ここでGuitarの2人がElectricからアコギに持ち替えてアコースティックセットとなり、Kelly KeagyがDrumsから立ち上がってスタンドマイクを手に「Let Him Run」を歌い上げました。
Kelly KeagyがDrumsへ戻ってハードロックナンバーを続け、JackのリードVocalで「Passion Play」、Kelly KeagyのリードVocalで「Why Does Love Have to Change」を演奏。「When You Close Your Eyes」ではJackとKelly Keagyが交互にリードVocalを務めて盛り上がりました。
再びKelly KeagyがDrumsから立ち、ステージ後方2階に上がってハンドマイクを手に「Sister Christian」を歌いました。観客が合唱するなかKelly KeagyがDrumsに戻って演奏を続け、BradがエモーショナルなGuitarソロを聴かせました。
Jackが黒いキャップを被って、本編最後のナンバー「Rock in America」へ。白煙が上がるなか疾走感のある演奏を繰り広げ、観客は腕を振り上げながら合唱をして最高に盛り上がりました。

観客のEncoreの拍手に応えてJackとKelly Keagyがアメリカ国旗を掲げて登場。Encore曲は3rd Album『セヴン・ウィッシーズ』と4th Album『ビッグ・ライフ』から2曲ずつ演奏しました。JackのリードVocalで「Big Life」と「Four in the Morning」を白煙が立ち上るなか演奏し、Singleヒット曲「The Secret of My Success」を観客と合唱して盛り上がりました。Encore最後のナンバーは「Goodbye」。アコギの演奏とともにKelly KeagyはDrumsから立ち上がってスタンドマイクを手に歌い、観客は歌に合わせて腕を左右に振って会場が一体となりました。最後にDrumsとElectric guitarによるバンドに戻って演奏を締めくくりました。メンバー全員がステージ前方に出て各自ピックやステッカー、Drumスティックなどを客席に投げ入れ、スタンディングオベーションの拍手のなかカーテンコールで2時間18分のライブがフィナーレとなりました。

時代を感じさせないアメリカンロックの熱い演奏を繰り広げたライブで、最高に盛り上がりました。

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ナイト・レンジャー1st『ドーン・パトロール』＆2nd『ミッドナイト・マッドネス』完全再現来日公演
NIGHT RANGER DAWN OF MADNESS JAPAN TOUR 2019
2019.10.10(Thu)
＠あましんアルカイックホール

【メンバー】
ジャック・ブレイズ　Jack Blades - Bass,Vocal
ケリー・ケイギー　Kelly Keagy - Drums,Vocal
ブラッド・ギルス　Brad Gillis - Guitars
エリック・リーヴィー　Eric Levy - Keyboard
ケリ・ケリー　Keri Kelli - Guitars

【セットリスト】
炎の彼方 / Don't Tell Me You Love Me
シング・ミー・アウェイ / Sing Me Away (vo: Kelly Keagy)
彼女の夜 / At Night She Sleeps (vo: Kelly Keagy)
コール・マイ・ネーム / Call My Name
エディーズ・カミン・アウト・トゥナイト / Eddie's Comin' Out Tonight
キャント・ファインド・ミー・ア・スリル / Can't Find Me a Thrill
ハイウェイ・スター / Highway Star
ヤング・ガール・イン・ラヴ / Young Girl in Love (vo: Kelly Keagy)
プレイ・ラフ / Play Rough
悲しみのペニー / Penny
ナイト・レンジャー / Night Ranger
タッチ・オブ・マッドネス / Touch of Madness
ルーマーズ・イン・ジ・エアー / Rumours in the Air
チッピン・アウェイ / Chippin' Away
レット・ヒム・ラン / Let Him Run (vo: Kelly Keagy)
パッション・プレイ / Passion Play
ホワイ・ダズ・ラヴ・ハフ・トゥ・チェンジ / Why Does Love Have to Change
ホエン・ユー・クローズ・ユア・アイズ / When You Close Your Eyes (vo:Jack Blades&Kelly Keagy)
シスター・クリスチャン / Sister Christian (vo: Kelly Keagy)
ロック・イン・アメリカ / (You Can Still) Rock in America
[Encore]
ビック・ライフ / Big Life
フォー・イン・ザ・モーニング / Four in the Morning
シークレット・オブ・マイ・サクセス / The Secret of My Success
グッバイ / Goodbye

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