ミニ四駆超速ガイドや、大会で上位入賞者のマシンを見ると、19mmオールアルミベアリングローラーが非常にかっこよく加工されているものを付けているのをよく見かける。
自分で作るには、CADで設計したデータを元に、エンドミルで加工するといったことが必要らしく、精密機械は値段が高くて手が出せない。下のような機械で作成できるのだろうか?
かっこいいローラーを手に入れるには、業者の方から購入するのが現実的な手段のようだ。
ヤフオクでかっこいいローラーがお手ごろ価格で売られていることが分かったが、自分でなんとか作成できないものか試すことにした。
ググってみると、ローラーを手で加工する情報は少なかった。それでも、先人の方々が巧みにアルミニウムをドリルやヤスリで加工されていたことが分かり、希望が見えた。
早速作ってみよう。用意した道具は以下。
左から
・精密ピンバイス(タミヤの1500円くらいのもの、ドリルを使えれば何でもよいと思う。)にダイソーで購入したドリル径1.5mmくらいのドリルを装着
・ダイソーで購入したダイヤモンドやすり(柄が黄緑の断面がかまぼこ状のヤスリを主に使用した。)
・ダイソーで購入したプライヤー(ペンチでも良いと思う。)
加工に使用したローラーは以下。
タミヤ グレードアップパーツシリーズ No.464 19mm オールアルミベアリングローラー 15464
一見すると硬そうに見えるが、やってみると意外と削ることができて驚く。
加工手順は以下。
①ペンで下書きする(油性だと消すのが大変なので注意。)
②ギリギリのラインよりかなり内側に余裕を持ってドリルで穴あけ
③ドリルの穴を棒状のヤスリで拡大する
④断面がかまぼこ状のヤスリ等を駆使して、下書きのラインまでひたすら削る
⑤1つ完成
⑥眺めて悦に入る
⑦もう一つ作る必要があることに気づきめげそうになる
⑧①~⑥をもう一つぶん行う
プライヤーはローラーを押さえるために使用した。
布やティッシュ等で保護してローラーを挟んで固定する。
※削った粉は目に入ると非常に危険なため(失明の恐れもある)、必ずゴーグル(これもダイソーで購入)で保護し、目はこすらないよう注意。
加工の際は、削った粉がベアリングに入らないよう、予めベアリングを外す。
時間はかかったが、非常に愛着が沸くローラーに仕上がった。
かっこいいかは個人の好みだが、自分なりに満足のいくものが出来たと思う。
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