四国八十八ヶ所と別格二十ヶ所を含む108ヶ所歩き遍路で宿泊した場所のまとめです@旦那

歩いた期間は平成30年の4月末から6月の53日間です。

 

※注 野宿ポイントや遍路宿は様々な理由により変化の激しいものです。

    常に新しい情報を求めましょう。

    その一つに『萩森リスト』や『四国遍路ひとり歩き同行二人』ありますのでネット等で最新の情報を取り寄せて下さい。

 

 

実際に歩き遍路をしてみると、宿泊ポイントを紹介したいくつかの冊子が配布されているのを目にすることもあります。

また余談ですが、外国人向けの遍路地図の口コミが非常にいいです。

 

 

コンパクトであり、コンビニなどの情報が豊富で、歩き遍路中何度もいい評価を耳にしました。

 

宿泊した場所 まとめ

 

1日目  6番札所安楽寺宿坊

2日目  鴨の湯(善根宿)

3日目  すだち館

4日目  栄タクシー(善根宿)

5日目  寿康康寿庵(善根宿)

6日目  西山荘(善根宿)

7日目  大井小学校(休校中)(野宿)

8日目  山茶花

9日目  道の駅日和佐(野宿)

10日目 東洋大師(通夜堂)

11日目 鯖大師宿坊

12日目 徳増

13日目 金剛頂寺宿坊

14日目 神峯寺休憩所(正式には通夜堂ではない)

15日目 善根宿萩森(善根宿)

16日目 松本大師堂駐車場(野宿)

17日目 えび庄

18日目 塚地峠遍路小屋(野宿)

19日目 船付場近くの遍路小屋(野宿)

20日目 七子峠(野宿)

21日目 佐賀温泉遍路小屋(野宿)

22日目 ビオスおおがたキャンプ場(野宿)

23日目 カメリア

24日目 金平庵(善根宿)

25日目 三原村キャンプ場(野宿)

26日目 ホテルアバン宿毛

27日目 須ノ川公園(野宿)

28日目 善根宿(希望により名前は非公開)

29日目 歯長地蔵遍路小屋(野宿)

30日目 十夜ヶ橋の下(野宿)

31日目 十夜ヶ橋の下(野宿)

32日目 真弓峠休憩所(野宿)

33日目 八丁坂

34日目 杖ヶ淵公園(野宿)

35日目 松山ユースホステル

36日目 浅海大師堂(大師堂)

37日目 今治アーバンホテル

38日目 光明寺遍路宿(善根宿 駐車場で野宿)

39日目 石鎚山ハイウエイオアシス(野宿)

40日目 萩生庵(善根宿)

41日目 ホテルリブマックス伊予三島

42日目 民宿岡田

43日目 旅人宿

44日目 観音寺グランドホテル

45日目 琴参閣(お接待)

46日目 風のくぐる

47日目 風のくぐる

48日目 ホテルニューセンチュリー坂出

49日目 栗林南遍路休憩所(善根宿)

50日目 たいや旅館

51日目 たいや旅館

52日目 ビジネスホテルマツカ(別格20番と1番の関係で脇町へ)

53日目 山茶花(結願祝いに一番好きな宿に車移動)

 

 

 

こうして見てみると、歩くことどころか野宿すら不慣れな2人でよく頑張ったと実感する。

当初は8泊程度のキャンプを目標としていたが、支払いの発生しない宿泊を野宿と言うとしたら30泊は達成出来たことになる。

私たちは45日目に陣中見舞いに来てくれた母と姉のお接待を機に野宿装備を持ち帰ってもらった

それ以降は栗林南休憩所を除けばすべてが宿泊まりになったが、それは妻の職場復帰に向けた体休めを込めてのことだった。

結果としては野宿装備を持って帰ってもらったのは後悔となった。

 

私たちは2人での歩き遍路だったので費用も2倍になる。

1日1万と言われる歩き遍路なのだから当初は50泊程度を予想して100万の費用を考えていた。

100万の中に含まれるのは食費、宿泊費、納経代等なので、四国までの移動費や装備費は含まなかった。

私は前回の装備を使えばいいが、妻は何一つ無かった。

靴を含む装備にはお金をかけるつもりだったので、この時点で予算は120万程となった。

もの凄い出費であるから野宿を考え出した。

そこから少しずつ野宿用品を厳選して揃えていった。

 

装備紹介はこちらから。

 

いつも迷うのは宿泊にお金を出すことの意味であった。

費用を節約すれば自分は嬉しいが他人は幸せにならない。

目的が費用の節約ではなく、個人の趣味が自然を感じることやキャンプが好きな場合はいい。

高齢化や経営難で閉鎖する遍路宿が目立つ中、そこにお金を落とさないのは果たしてどうなのだろう?

個人ではなくもっと広い目で、大きな川の流れのようにお金というものを循環させることを想像してみれば。

本当に難しい問題である。

 

私は1度目の歩き遍路では全泊宿泊施設に泊まった。

しかし今回は私の不眠症の克服とアウトドアの趣味を取り返す意味も込めてチャレンジすることにした。

その目標が8泊は宿泊施設以外で過ごすことだった。

目標であるから自信は全くなかった。

 

結局、長距離荷物を背負うことを考えたら野宿用品にもの凄くお金がかかった。

途中で装備の追加にもたくさんのお金を使ったし、歩き遍路2巡目に私の1巡目の装備は殆んど持ちこたえなかった。

しかし、物として残ることを考えたら今後に生かせるし、いい買い物だったと思う。

結局トータルすれば今回の野宿では大きな節約にならなかったと思う。

 

多分、次に歩き遍路をするならば一人15万以内で済むだろうというのが私たちの会話だ。

現に友人の香港人女性は13万程度で済んだようだし、デンマーク人に関しては果たしていくら・・・?という世界だった。

 

多分、みんな気になることだと思うけど、やはりどんなに努力しても風呂に入れない日はそれなりにあった。

4日振りの風呂なった山茶花、たまらず水浴びは出来る所でしていた。

当然だが風呂に入れないのは辛い。

介護用の体拭きでどうにかやり過ごしたが、これもまた重い荷物であった。

 

結論から言うと野宿はとても良かった。

人との出会いが本当に良かった。

英語が堪能な妻は外国人との交流を本当に楽しめたと思う。

 

私の場合は宿泊地に着いた後がとても楽しみな時間となっていた。

テントを張って、その土地を歩き回って色んなものを見たり感じたり食材を買ったり。

ラジオを聴きながら調理をしたり、この時間は本当にゆっくりと時が流れていてリラックスすることが出来た。

 

1巡目、全泊宿を利用した私が感じるのは一見矛盾のようだが、何から何までしてもらえる宿より、何から何までしないといけない野宿の方がずっと時間は余り、ゆっくりと流れるということだった。

宿に泊まれば、宿についてから次の朝出発までがあっという間。

しかし野宿ならば、野宿地についてから夜までの時間がとてもゆったりしているのだった。

 

宿泊費用が発生しない分、不便も多かったが、費用が発生する分の宿の当たりはずれにも恐れなくていい。

私の1巡目の場合、宿に泊まるとその翌日の宿の口コミを見るだけでその晩は終わってしまっていた。

せっかくの時間をスマホとにらめっこだけで終えていた。

 

宿泊の話となるとどうしてもお金の話がメインになってしまう。

しかし、宿に泊まっても野宿をしてもそこには必ず人との出会いがあると思う。

これは財産になると思う。

どちらを選んでもいい。

遍路は人それぞれの形があると思う。

 

私たちは特定の宗教を持たない。

しかしそれでも何度も九州の端っこから四国に足を運んでいる。

それだけの価値を見出しているのだと思う。

 

 

 

本当は書きたくないことだが大切なことだから最後に書いておこうと思うことがある。

 

野宿だろうが、宿に泊まろうがトラブルを耳にすることがある。

それは宿泊以外の場でも、例えばお接待と見せかけた犯罪などもだ。

特に女性の被害を耳にする。

残念ながら遍路は犯罪被害と無縁ではないのだ。

だから気を付けてほしい。

 

人を信用しない遍路は悲しいものだろう。

しかし人を信用しすぎるのも悲しい遍路かもしれない。

だからそこのバランスは自分で試行錯誤しなくてはならないと思う。

 

犯罪とマナーの悪化により多くの宿泊ポイントが失われたのも目にした。

この場で多くを書くことは控えるが、これが事実である。

 

 

 

 

 

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