雨具の紹介です。
カッパかポンチョか悩む雨具ですが、私たちは荷物が非常に大きかったのでポンチョを選択しました。
この選択は間違いなく成功でした。
歩き遍路1巡目の時、私は(旦那)カッパを選択しましたが、何度かザックまで浸水した経験がありました。
カッパとザックカバーの組み合わせでは背中を流れ落ちる雨がザックカバーの底部分に溜まってしまってました。
ザックカバーの防水性が裏目に出てしまいました。
そして運悪く私のザックはザックカバーの色が染み着いてしまい、その大きなシミは未だに取れていません。
ザック左下に染みついたオレンジ色の染みですが、実際に見ると大きく目立ちます。
その経験もあり選択したポンチョでしたが、荷物に浸水する事は一度もなく、私の胸にロックされている一眼レフも雨から守ってくれました。
上の写真に写る胸の一眼レフについては後日紹介します。
私は緑色、妻は遍路らしい白色のポンチョです。
このポンチョを購入したのは福岡県のモンベルでしたが、店員さん曰く『遍路さん向けに白いポンチョを置いている』とのこと。
しかし・・・、ポンチョを着ると荷物の大きさが非常にわかりますね・・・。
6900円(税別)です。
出来ればゴアテックスが欲しかったのですが、そうなると3万程でしょうか・・・・?
とてもじゃないけどハンドが出ません。
それでもカッパよりは通気性は良かったです。
と言ってもやっぱり蒸れるので、あの雨の日の何とも言えない不快感は本当に辛い。
その日風呂に入れないのはもっと辛いです。
ポンチョの問題点を挙げるとしたら、まず一つ目は『着る時にコツがいる』ことでしょう。
荷物が大きいと本当に上手く着ることが出来ません。
失敗を繰り返しながら掴んだコツは、風向きを読むことと、投げ縄漁のようにポンチョを振り回して着ることでした。
(誰か正しいコツとかあったら教えてください)
そしてもう一つの問題点は、カッパにも通用することですがカビ対策でした。
私たちはカビの発生を許してしまいました。
雨の野宿地は、たとえそこが屋内であってもポンチョを干したり拭いたりすることが難しかったです。
カビについては帰宅後、数日間ハイターにつけてある程度とることは出来たし、それによって色落ちも無かったのは幸いでした。
雨具は出番が少ないわりにちょっと重いです。
出番が少ないことは嬉しいことなのですが、それにしてもちょっと値が張ります。
ちなみに、何度かで出会った歩き遍路のおじちゃんはコンビニで売っているようなカッパを着ていましたが、
すぐにボロボロになり買い替えていました。
雨の日は絶対に歩かないとテントで休んでたおっちゃんも。
そんな優雅な旅をしてみたい・・・。
一応、いつも穿いているズボンにも簡単な撥水機能はついていたのですが、それでも使い物にならないレベルなのでカッパのズボンも購入しました。
ズボンの上から穿くことを考え1サイズ大きめです。
これもまた重さもあるもので、ポンチョと合わせたら630グラム、なかなかですね。
7400円(税別)これでも安い方を選び、もちろんゴアテックスなどではありません。
意外と忘れがちなのが、
この子です。
この子に勝る雨具はそうそうありません!
妻が菅笠を買ったのは44番札所前の売店でしたが、それまでの雨の日は不便だったでしょう。
ポンチョが顔に張り付くし、それによって髪の毛は濡れる。
何よりも視界が悪くなるのは不便だし危険です。
私のアルバムには、雨の日に必死に前を見ようとして歩いている心霊ような妻の写真があります。
あの写真を皆さんに見せてあげたい・・・。
雨の日の菅笠は必需品!
もちろん晴れの日も。
しかしそうさせないのが荷物の大きさだったのです。
ザックが縦に大きいと菅笠が干渉してかぶれたものではありません。
それ対策に私が購入したのが、
モンベル『フィールドアンブレロ』です。
農作業用に販売されているこれ!
店頭で一目惚れをして、半分はネタで購入した5500円(税別)もするものですが、
雨の日以外はカバーを外せば通気性がすごかったです。
良く見るとわかると思いますが、とても柔らかい素材で後頭部部分は若干小さく作られているのでザックとの干渉もそこまで気にならない。
便利は便利でしたが、これのおかげでタイとかあっちの人と間違われるわ、やっぱ恥ずかしいわで終始ザックにぶら下がっていた残念な装備でした。
おかげでNO帽子で歩いていた私の黒さはどんどん酷くなり、ますます外国人と間違われるようになったのは言うまでもありません。
雨の日の装備は、
・ポンチョ
・カッパ(ズボン)
・菅笠
これでも心配だったら荷物を圧縮袋などに小分けしてもコンパクトになる上に防水も出来ていいですね。
そして雨の日は防水だけではなく足元や視界の悪さにも気を付けてくださいね!
ちなみに黄色い遍路地図は濡れるものです!
濡れた靴を乾かす方法などは遍路装備紹介①靴に書いてありますので、こちらも見てください。