「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

第二の「仮想アース」の試聴

2020年07月03日 | オーディオ談義

去る27日(土)、およそ3週間ぶりに近隣にお住いのYさんに連絡をとってみた。ときどき第三者の「耳」を借りることは我が家のオーディオにとって極めて有益なこと。

あまりに率直な「辛口振り」にときどき腹立たしくなることもあるが、メリットの方がはるかに大きいので我慢しなくちゃね(笑)。

「いかがお過ごしですか?久しぶりに聴きに来ませんか」

「ハイ、いいですよ。丁度友人に貸していた自作の仮想アースを回収したところでした。ご参考までに持って行きます。」

「ほう、それは面白そうですね。ぜひお願いします」

第二の「仮想アース」の登場である。

もしかして「仮想アースって何?」という方がいらっしゃるかもしれない。以前に長崎県の方から頂いたメールがとても簡にして要を得ているので再掲させていただこう。

「仮想アースの件でメールさせていただきました。アースラインノイズの吸収効果等があるそうです。オカルトかと思いましたが、廉価で手軽に試せることから、ステンレスタワシ数個で試作したところ、思いのほかの効果がありました。

ガラスケース等にステンレスタワシと銅板の電極を詰め込み、アース線などで機器のシャーシやアース端子に接続するだけです。

現在、DACのUSBアースとパワーアンプのSP端子(マイナス)に接続しています。

ウッドベースが「ボン・ボン」から「グオン・グオン」に、シンバルが「チン・チン」から「シャン・シャン」に化けました。稚拙な表現ですみません。

数千円程度でできますので、チャンデバのGND等に試されてはいかがでしょうか。また、真空管アンプで効果が確認できれば仮想アースの理解が進みます。

これらの一連の仮想アースは、安全アース(地球の地中)作用の代用ではございません。ただ、音質アップを狙った試行錯誤によるアイデア品です。  

測定値、理論などには全く行き届いておりません。純粋に、なぜか音が良くなる的な ”ユニーク発想品” です(それもお使い機材や環境により、必ずのお約束は出来ません)。」

というわけです。

ご好意で作っていただいた「仮想アース」をこの4か月ほど愛用中だが、今回違う仮想アースを試聴できるので思わず胸が弾む。



左が従来の仮想アースで、右側が今回持参していただいたもの。

真空管式プリアンプの空いた入力端子に接続したうえで聴き比べてみたところ想像以上の差があった。

「まるでアンプを換えたみたいです。音の粒立ち、彫りの深さなどがガラッと変わりましたね。こうしてはっきりと効果を表現できるシステムの純度にも驚きました。」とYさん。

「200ボルト電源とリチウム・イオン電池が利いているのかもしれません。それにしてもこれはたいへんな優れものですね。仮想アースがオカルトではないことを立派に証明できました。こんなもので音が激変するんですからやっぱりオーディオは怖いですね!」

「費用 対 効果」からしたら、「仮想アース」は群を抜いていると言えそうだ。

試聴したシステムはウェストミンスター(改)だった。



クラシックからジャズ、ポピュラー、演歌までありとあらゆる音楽ソースを1時間ほど試してみたがその効果は微塵も揺らぐことがなかった。

とうとう「これ譲ってくれませんか。一生に一度のお願いです!」とYさんに向かって恥も外聞もなく頭を下げて両手を合わせる始末(笑)。

「弱りましたねえ。これから一つの機器に一つづつ使おうと思っているんですけど・・・。まあ、しばらく置いておきます」と、困惑されていたが、残念なことに辞去されるまで明確な返答をいただけなかった。

試聴用に持って行ったけど、相手から大いに気に入られてとうとう返してもらえなかったという小咄をちょくちょく聞いたことがあるが、まさか現実問題として自分が加害者側になろうとは夢想だにしなかった(笑)。

心根の優しいYさんのことだから、きっと願いを聞き届けてくれることだろうと思っているが、はたして~。

この内容に共感された方は励ましのクリックを →    







この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 相互理解のための音楽 | トップ | 女流ヴァイオリニスト »
最新の画像もっと見る

オーディオ談義」カテゴリの最新記事