「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオにおける「失敗の本質」~その3~

2019年10月16日 | オーディオ談義

随分更新が長くなりましたが、先日の「オーディオにおける失敗の本質~その2~」からの続きです。

これまでに己の失敗談を2項目述べてきたので今回は3つ目になります。

念のため2つの失敗談を再掲しておくと、

1 身の丈に合ったオーディオ

2 音楽とオーディオの間合いを常に意識する

そして今回は

3 周波数レンジを追いかけてはダメ

もう数年以上も前のことだが我がブログをご覧になった名古屋市在住で真空管アンプ愛好家のベテランの方から「周波数レンジを追いかけたらダメですよ、キリがないから」という戒めのアドバイスをいただいたことがある。

たしかに名言だと思うが、残念なことにまだまだ成仏できていない(笑)。

ただし、これもクラシック愛好家とジャズ愛好家では趣が異なるように思っている。

ジャズの再生は極端に言えば「何でもあり」だから思いっきり周波数レンジ(以下「レンジ」)を追いかけても面白いと思うが、クラシックはちょっと違う。

なぜなら主にハーモニーと旋律を愉しむのがクラシックだし、そこには音の余韻や、ふと音が鳴りやんだ時の静けさの深み、ステージの再現性などが求められる。

ところが自分の場合はクラシックにジャズ並みの周波数を追いかけてしまい、何が何やら随分ワケが分からないことになってしまった苦い経験を持っている。しかも現在進行中でもあるので悩みは深い。

フルトヴェングラーの昔の演奏なんかを聴いていると、つくづくそう思う。たしかにレンジは粗末には出来ないけどもっと大切なものがあるような気がしている。つい先日のブログで触れた「脳内補完力」もその一つですよね。

ここで申し添えておきたいのだが、つい先日の「175」のホルンの取り付けはけっして「周波数レンジ」を狙ったわけではなくサウンドの「覇気の不足」がそもそもの動機だったので念のため。

やたらに、あれもこれもと手を広げて投稿していると過去の記事との整合性に冷や汗が出てくることが度々あるが、賢明でおおらかな読者はきっと許してくれるはずだと思っています(笑)。

以上、なけなしの知恵を振り絞って3点ほど失敗談らしきものを挙げてみたが、もっと豊富な事例があればあるほど誰もが「オーディオの本質」に肉迫できるような気がしています。

そこで、読者の皆様へお願い。

もしよろしかったら広く「私の失敗談」をお寄せくださいませんか。もちろん「俺の辞書に失敗という言葉はない」という自信家は別ですよ(笑)。

小さな失敗から大きな失敗まで、そして幅広く製作過程からリスニングに至るまで、大いに読者の参考になると思います。

たとえばオーディオ専門誌「無線と実験」誌の、もうはるか10年以上も前の記事にこういうのがあった。

「鳴らしていた真空管アンプのスイッチを切り、点検のため真空管を引っこ抜いて冷たい床に横たえたところ、突然ガラス管にひびが入ってオシャカとなった。それはWE300B(刻印)だった。今、1本いったいいくらぐらいするんだろう」

    

こういう失敗談はいつまでも鮮明に記憶に残りますねえ!

以後、我が家では熱くなった真空管を引っこ抜いたときの処理に細心の注意を払うようになったのは言うまでもありません(笑)。

そういうわけで生意気なことを言うようですが、いつも読むばかりの一方通行ではなく、たまには情報発信をしてボランティア精神を発揮しようではありませんか。

もちろん、恥ずかしいやら照れ臭いのであれば、当方当てのメールも匿名で結構ですし、公表にあたってもご希望であれば匿名にさせていただきます。

メールのあて先は「smcgr544@ybb.ne.jp」です。

1か月先でも2か月先でもいいですから時期を問わず待ってます~。

皆で数々の「肩の凝らない失敗経験」を持ち寄って「失敗シリ~ズ」による情報交換をするなんて、実に面白い企画だと思いませんか(笑)。

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