「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「新しいケーブルの登場」の後日談

2020年09月17日 | オーディオ談義

つい先日搭載した「新しいケーブルの登場」について、その後日談を述べてみよう。



東海地方の「T」さんから作っていただいた「1.5m」(1ペア)のRCAコード(プリアンプ→パワーアンプ:素材はRANケーブル)が、あまりにも気に入ったものだから、あつかましくも長さの違うケーブルを5ペアお願いしたところ、気持ちよくご承諾していただき日を置かずして我が家に届いた。

「お互いに残り時間が限られているのですから1日でも早くいい音を聴いていただきたい」とのことで、その自信あふれる前向きの姿勢と思いやりに対して敬服の至り~。

メールのレスポンスも早いし、おそらくご自宅のオールホーンシステムも「ハイスピード・サウンド」だろうとはおよそ想像がつく。

おかげさまでと感謝しながら、そっくり入れ替えて新たなRCAケーブルで4系統のシステムすべてを聴き直したところ、いずれも一皮むけたように「スカッとした爽快感」が感じ取れるのが実に好ましい。また余韻がくっきりと音響空間に漂うのも素晴らしい。

「T」さんの表現によると「音の汚れが取れます」ということだが、たしかに音の被りが少なくて余計な付帯音が付かないというのか、「音の濁り」が取れますよ。

ただし、その効果が判明し認識されるとなると自分が言うのも何だがある程度システム環境がきちんと整備されていないと無理だと思うので万人向きではないですけどね(笑)。

それに「ケーブル」の電気特性や性能を測定する指標はいっさいないので最後はリスナーの「聴感」に委ねざるを得ないのも特徴の一つ。

そこで、自己採点だがこれまでの仕上がり具合が80点だとすると85点は軽く行くほどのグレードアップで
お値段以上の効果に大喜びの一幕。

そして、いつもこのブログをご覧になっている「K」さん(横浜市)からもこのケーブルについて「ぜひ試してみたい」とのことで、「T」さんに中継したところ「ハイ、いいですよ」と引き受けていただいた。

まさに「叩けよ、されば開かれん」ですぞ(笑)。

とりあえず「長さ1.2m」(1ペア)だったが、ご注文から3日後には「K」さん宅に届いた。東海地方と横浜ではお隣同士みたいなものだから運送も超特急ですな。

我が家ではこのRCAケーブルに味をしめて、次はSPケーブル(バナナ端子付き、4mペア)に触手を伸ばした。

「T」さんによると「バナナ端子は使ったことがないので吟味します」とのことだったが、程なくコスパに優れた優良品を選定していただき、これもすぐに到着した。

これまで使ってきた2種類のSPケーブル「ウェスタンの単線」(低音域用)、「純銀製の単線」(中高音域用)にまったく不満はないが、長さがちょっと不足しているので今回4mのケーブルをお願いしたわけだが、これらにまったく引けを取らない性能に驚嘆した。

透明感に優れ、音場の見通しが抜群!

エージングが進めば進むほどもっと良くなるのだろう。

それにしても「T」さんに「儲け心」がいっさい無いのには自ずと頭が下がる。何しろ材料代だけで手間賃は無いに等しいのだから。

古来、オーディオの世界では「いい製品」を作るメーカーほど早く倒産するという伝説がある。

たとえばプリアンプの最高傑作「マランツ7」を生み出したマランツ社を嚆矢(こうし)として、あまたのメーカーが右に倣えだがあまりにも性能を追求するためにコストを度外視するのがその理由だが、「T」さんにおかれてもよほどピュアな「オーディオ人」なんだろうなあ・・。



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