「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

素敵なオーディオ愛好家

2020年08月04日 | オーディオ談義

オーディオ愛好家にとって一つや二つぐらいは「どうしても忘れられない音」がきっとあるはずだと思っている。

そこで、つい先日のブログで広く募集させていただいたところ、東京都青梅市にお住まいの方からメールをいただいた。仮にWさんとしておこう。

この拙いブログを毎回ご愛読されているそうで、もし何がしかのお役に立てているとすれば、筆者にとってもこの上ない喜びです。

何しろ、(このブログを)「読んでやる」という高姿勢の人が圧倒的に多いですからね。癪に障るけど(相手を)選別してのブラインドは無理だし、ま、いっか(笑)。


それでは、差支えない範囲でブログ投稿へのご承諾を得たので以下のとおり紹介させていただこう。

「ブログを約2年前の2018年9月ごろから拝見し、楽しく勉強させていただいております。

私はWと申します。東京都青梅市というコロナ禍の新宿区歌舞伎町とはほど遠い、多摩川の比較的上流で、水も空気も電気も澄んできれいな環境で楽しく暮らしております。

現在62才で、仕事は民間を56才定年卒業後⇒民間、国の非常勤職員、市の非常勤職員で週に4日を消費生活相談員をしております。

元々、企業の消費者相談部門の仕事が長く、クレーム対応を
しておりましたので(廻りは嫌がる仕事でしたが)、その延長で何とか仕事を続けることができており、今ではクレーム発生元のいわくつきの業者が多数存在していることに薄謝しております。

ところで、2年前にタンノイモニターシルバー15インチの2個セットを幸運にも手にすることができました。



なじみの悪店主にそそのかされて、サラリーマンでしかない私と十分知っていながら、
マランツ#7の1万4千番やらタンノイの英国オリジナルコーナーヨークなど、良い物だと見て分かる品物を見に来い、見に来いと誘因します。悪い業者ですが店舗注文の場合は、クーリングオフ規定は使えません。

今回のモニターシルバーは、既に同SPユニットをお持ちの千葉のお医者様が、店主を通じて英国からオリジナルオートグラフの愛妻を迎え入れた際に、箱は欲しいが邪魔になった子供は要らぬと、お金持ちは下々の迷惑は顧みず、私に引き取らせた次第です。

その後は、箱を探してもらいましたが良いものがなく、私が半年後にオークションでアメリカタンノイのウインザーGRFを見つけ、店主にSPユニットを入替てもらいました。

ところが、ウインザーGRFinモニターシルバーは高域のある帯域にきついアクセントがあり、ヴァイオリンの高い音域がキーキーと金属音が出てしまい、いわゆるいぶし銀の音かとは思いましたが、納得できませんでした。

当時マークレビンソンと予備のクレルのプリ・パワーでしたので、その帯域をいなすようにしながら、倍音の鮮烈さは残したく、再び球のパワーアンプを探していたところ、ヴィンテージオーディオブログの「音楽&オーディオの小部屋」に辿り着きました。

そこでは8月頃に、テレフンケンRS289が凄いアンプだと紹介されていました。1942年製のナチスドイツの送信用真空管に惹かれて、10月過ぎに板橋商会さんに問合せをし、借りて視聴したところ返せなくなりました。

私の実家は新潟県の魚沼米のコメ作り農家で、次男のため東京さ出てきてつい居ついてしまいました。

製作者は同じ
新潟県六日町のチューブオーディオラボという個人メーカーと聞き、オーナーのKさんにお会いし、人柄にも製品にも惹かれました。

私は単線好きで銀線好きなのですが、ヴィンテージ半田で配線が単線だと聞き、購入をお願いしました。

アナログ盤命で、クラシック6>ボーカル2>ジャズ2を、12畳弱の寝室兼用の洋室で楽しんでいます。 

女性ボーカルは、ジョーンバエズが好きでよく聞きます。

部屋のサイズからベストなSP1台を選び、複数の音楽ジャンルを聞くため、色気+鮮烈+質実剛健+音場感を求めています。

そのためにはオーディオはメカトロニクスの総合力なので、拘りは設置時の防振強化、電源強化、部屋の音響づくりですが、最終的に求める音像と音場感を追求すると、音の良いオリジナルアナログ盤にはどうしてもかなわないので、越えられない壁を感じております。

オーディオは17才のときバイトでプレイヤーなどを1つづつ購入していったのが始まりで、音楽は中学生のころ聞いたカーペンターズのスーパースターやヘドバとダビデのナオミの夢なので、これまでが長いです。

文が少し長くなりすぎましたので、中途ですがまた送ります。

本日メールをお送りしたのは、上記のテレフンケンRS289を知るきっかけが主さまのブログでした。遅くなりましたが、お礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました、やはり良いアンプです。」



これに対し以下のとおり返信。

「メールありがとうございます。また拙いブログに目を通していただき感謝です。

毎日飽きもせず音楽、オーディオ、読書などに明け暮れていますが、こうして見知らぬ方とやり取りができるのも楽しみの一つです。

わたしの記事が参考になれば幸いですが、「RS289」アンプは凄いアンプでしたがお値段が折り合わず涙を呑みました。正直
うらやましいです。



スピーカーを始め、何から何まで超一流の製品を使われ、さぞやいい音が出ていることでしょう。近隣に在住していればいの一番に駆け付けるのですが残念です。

今後ともどうかよろしくお願いします。

この内容に共感された方は励ましのクリックを →

 

 

 




この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オーディオって「楽しんでな... | トップ | メーカーの技術を信頼する人... »
最新の画像もっと見る

オーディオ談義」カテゴリの最新記事