2018.7.4
バルセロナ 3日目(1泊目は夜着いたので、実質2泊目となる)
(今回、写真なしです。。)
今日は、ガウディ―のデザインしたと言われる、グエル公園へ向かう。
グエル公園は前回も記述した通り、朝8時前に入場すれば係が門にいないのでフリーで入れると聞いていた。
行き方もあらかじめ宿の人から聞いていた通り、徒歩15分程のデパート前のロータリーから、最寄り駅までのバスがあるらしい。
それを逃すと電車で行くしかないのだとか。。
早朝6時前、、この時間帯は、キオスクぐらいしか開いてない。
人もちらほらと言った感じであった。
人もちらほらと言った感じであった。
都会ならではのこの雰囲気は何となく、依然アメリカ(NY)に住んでいたころのの感じに酷似している。
「都会では、人けがないからこそ、油断してはいけない」という考えが、長年アメリカに住んでいた頃から染みついていた。
キオスクでペットボトルを購入すると、数メートル先から黒人の男性が、私に何か話しかけてきた。
わざと知らないふり。。。そのまま突き進む。
バスロータリーまでの15分と言う道のりは、意外にも長く感じた。
途中道が枝分かれしている所の近くを通ると、何かが上から降ってきた。
何か水のようなもの??ちょうど大きな木の下だったのでもしかして、鳥の糞??
以前、アメリカに行った時、あまり治安のよろしくない所のアパート前を通った時、上からバケツ1杯分の水がどさっと落ちて来たことがある。幸いずれて、濡れずに済んだが。。。 友人は生卵がを浴びたことがあると言っていたが。。
でも、その場所は、上に大きな木があることから鳥の糞だと信じて疑わなかった。
頭の上と背中に数か所。。自分の目でその時は確認することが出来なかった。
とにかく、バスの時間に遅れそうだったので、先を急いでいたのだ。。
すると、しばらくして、後ろから、背広を着た男性に声をかけられた。。
「ちょっと、君、なんてひどいんだ!」
鳥の糞を浴びたのはわかっているけれど、そんなにひどいのかな?? と思い、立ち止まった。
見ると、通勤客風の見るからに温厚そうな男性であった。
すかさず、バッグからペットボトルの水とティッシュを出し、ディッシュに水を吸わせて私に渡してきた。
「どうもありがとう。。」
服についた汚れを目にしたとき、それがとても鳥の糞には見えなかった。どちらかと言うと黒いインクのようなもの??
とにかくティッシュで何度もこするも、なかなか落ちずじまいで困っていると、男性が、「いいから、その荷物を降ろしなさい」と言ってきた。
私はこの一言で気づいた!!
その時の私の装備は、隠しウエストポーチにお金を、サブバッグにスマホやもう一つの財布を入れていた。
肩掛けサブバッグを抱え持ちしていたので、あたかもそれが邪魔に見えてそう言っただろうが、そこで、言う通りにしていたら、間違いなくサブバッグはかっさらわれていっただろう。。。
荷物は胸にぎゅっと抱きしめたまま、軽くお礼を言ってそのまま小走りに立ち去った。
この時点、彼が盗人であったかどうかは、まだ疑わしかった。
ケチャップマンと言えば、昔、NYではやった当たり屋の詐欺師である。
わざと人にぶつかってきて、ケチャップを自分にぶちまけ、お金を請求する奴。。
手口は違うけれど、今回の方が巧妙である。。
しかしその時は、心の中で今回遭遇した者が、本当に詐欺師だったのか何だったのか、ずっともやもやしていた。
あれが、鳥の糞じゃなかったら、一体どこから、インクを頭のてっぺんに落としてきたのだろう??
そんな事があったせいか、バスの時間ギリギリにロータリーに到着し、実際、宿に教えてもらったグエル公園方面のバスの番号を探しあてる事が出来ず、結局、地下鉄で行くこととなってしまった。
こういう嫌な事に遭遇すると、その日1日何だか気分が悪い。。
宿で、服についている黒いシミを水洗いしてみたら、カンタンに落てしまった。。
やっぱり怪しい。。。
宿のスタッフは留守だったので、最終日に会うことが出来、そのいきさつを話して聞いてた。
すると、そこで、それがケチャップマンであることが判明するのであった。
有名な手口で、犯人の様相もばっちり共通していた。
ヒスパニック系の優しそうな背広を着たおじさん。。。
良かった、これでやっとクリアーになった。。 でも、、ケチャップマンじゃなくてインクマンだよね?これ。
しかし、なんで、そんな目に合ってしまったのか。。
いろいろ考えると、やっぱり、早朝の人通りの少ない場所での一人歩きは避けるべきであったと痛感するのであった。
いくら入場フリーとは言え、あさはかな行動であったことを反省する。。。
被害にあわなかっただけ、幸運であったと思うしかない。。。
次回は2泊目、グエル公園、ピカソ御用達のレストラン、クワトロガッツについての掲載です!!