mi-diary 〜くま好き女子のスイス生活〜

約5年の超遠距離恋愛を経て、2018年にスイス人と国際結婚。現在スイス東部ザンクト・ガレン在住のくま好き女子が、スイス生活をつづります。スイス〜ヨーロッパのアート・文化に関する記事も更新。

今日のドイツ語そうだったのか①:die Heimkehr

 

 

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ドイツ語の学習や、日常的なミス(笑)を通して発見した「ドイツ語そうだったのか」を紹介していこうと思います。

 

できるだけ辞書などを調べて書くようにはしますが、個人的な体験を元にしたものなので、地域差や個人差があるかもしれません。その場合はご指摘いただいたり、「うちの地域ではこういう言い方をするよ~!」なんて教えていただけたら嬉しいです。

 

 

1回目は「die  Heimkehr」  (動詞は「 heimkehren」。分離動詞)

 

 

「das Heim」は「わが家」(英語でいうhome)

「kehren」は「戻る、帰る」

 

この組み合わせの言葉で、『独和大辞典』(小学館、第2版)の「die Heimkehr」の訳は「帰宅, 帰郷, 帰国, 帰省」となっています。『アクセス和独辞書』(三修社)を引くと「帰省する」は「nach Hause fahren, heimkehren」となっています。

 

ですが、この「die Heimkehr / heimkehren」、「帰省(する)」の意味で使うには少し注意が必要な単語だったようです!

 

 

 

先日、面接を受けたというお話を書きました。

mi-teddy.hatenablog.com

 

 

「2週間以内にお返事します」ということだったのですが、約1ヶ月が経った現在になっても、連絡がない! こういった「面接後、連絡なし」というのは、ドイツ語でも「Ghosting」と呼ばれたりするようです。

 

面接の感触的にも「落ちたんだな~」とは思っていたのですが、年末帰省の予定も立てたい手前、すっきりさせておきたいので、問い合わせ(Nachfrage)メールをすることに。

 

こういった就活関連のメールをする際は、ドイツ語圏でも当然お作法があるようなので(前向きに、仕事への情熱をアピールする、今回の場合は相手を責める口調にせず、あくまで丁寧に、など)、ネットでシチュエーションに合った文面を紹介しているサイトを見つけて、例文を参考に、自分の状況に合った形に書きかえて作成するようにしています。

 

今回は「Keine Antwort nach dem Vorstellungsgespräch(面接の後、返事がない)」で検索→そこで出てきたサイトを読んで、そこで見つけた「Nachfragen nach dem Vorstellungsgespräch(面接後の問い合わせ)」のワードでさらに検索→こちらのサイトを主に参考にして、書きかえました。

www.ionos.de

 

 

文面は概ねこんな感じ。

 

 

Sehr geehrte/r Frau/Herr (担当者の名前),

 

ich melde mich erneut bei Ihnen bezüglich meiner Bewerbung als (役職名)und möchte hiermit nochmals mein grosses Interesse an der Stelle zum Ausdruck bringen.(ここに追加して、仕事の熱意や、理想の職場であるというアピールの文章。会社や職務内容、面接内容に合わせて作成。)

(役職名)に関する応募につきまして、改めてご連絡させていただきました。もう一度、本ポストに関する私の高い関心を表明させていただきますと~(個々のケースにあった内容)。

Deshalb möchte ich mich gern über den aktuellen Stand des Ablaufs informieren. Können Sie schon abschätzen, wann eine Entscheidung fallen wird?

ですので、現在の選考状況について教えていただけましたら幸いです。内定者がいつ頃に決定するか、お分かりになりますでしょうか?

Wenn Sie noch weitere Informationen zu meiner Bewerbung benötigen, melden Sie sich bitte jederzeit bei mir.

今回の応募について、追加で必要な情報などありましたら、いつでもご連絡ください。

 

Mit freundlichen Grüssen (など結びの挨拶)

 

(自分の名前)

 

 

 

私の場合、ここの「選考状況を教えてください」という段落のところに、「年末の帰省の予定を立てなければならないため」という理由を足しました。

ここ、足さなくてもよかったのかもしれません。実はすでに帰省のためのチケットを仮予約(72時間はキャンセルできる)している状況で、ちょっと正直にというか、自分でそう書いておきたい気持ちがウズウズしていました。「早くお返事くださいね」的な保険をかける気持ちで。

マイナスになる内容やcomplicatedに聞こえる内容ならともかく、妥当な理由ならば、ちょっとパーソナルなことを書いてもいいのかな、とも思いました。

 

そこで、こう書きました。

Ihre Rückmeldung würde mir auch sehr helfen, weil ich bald eine Heimkehr am Ende des Jahres planen soll.

じきに年末の帰省の予定を立てなければならないので、お返事をいただけましたら大変助かります

 

ここで「eine Heimkehr」を使いました。

ところが、夫の帰宅後に「今日、こんなメールを書いたのよ~」と報告すると。

 

 

「う~ん。Heimkehrは、『帰る』って言っても、祖国に戻って、もう帰ってこないみたいに聞こえるよ」という指摘が!

 

つまり、この文面だと、「この仕事決まらなかったら、祖国に帰るので、さっさと連絡くれちょ」という、なかば脅し的な印象になりかねない……のか? \(^o^)/

 

和独辞書では「帰省」=「Heimkehr」的な感じだったので、大丈夫かなと思ったんですけどね……。

 

この指摘を受けて初めて独独辞書『Duden』(6. Auflage)を引きました。

 

Heimkehr, die; -;

Das Heimkehren: die H. Der Kriegsgefangenen, der Emigranten; die H. Aus dem Krieg.

 

 

とあります。

はっきりと「帰ったきり戻らない」という説明はありませんが、例文では「戦争捕虜/亡命者・移住者の帰国、戦争からの帰還」という感じなので、ニュアンス的にはやっぱりそうなのかな。

 

「die Heimkehr」=「das Heimkehren」(=動詞「heimkehren」の名詞形)ともあります。「heimkehren」の項は以下のようになります。

 

heimkehren <sw. V.; ist>;

nach Hause, an seinen Heimatort, in die Heimat zurückkehren: Mit leeren Händen h.; nach längerer Abwesenheit h.; von einer Expedition h.

 

語義自体は「家、出身地、故郷に帰ること」とありますが、例文が「何も持たずに(得るところなく)故郷に帰る」「長期の不在の後に帰ってくる」「調査旅行から戻る」となっているので、やはり「一旦帰国する、帰省」的な意味はあまり汲み取れないのかな~。

 

 

急ぎのとき、作業量が多いとき、根気がないときはつい独和辞書と和独辞書で済ませがちな私。しかし、細かなニュアンスを知るには、やはり独独辞書が一番役に立ちますね。本来、違う言語を一語一対応で変換するのは不可能なお話ですし。

 

常日頃から、独独辞書を引こうと改めて思わされる経験になりました。

ちなみに私は電子辞書を使用していますが、独独辞書の大御所『Duden』はネットでも閲覧可能です。

www.duden.de

 

 

そして、返事はまだない~。返事がないまま時間が経過して仮予約が確定したら、心残りなく日本に帰るぞ~!

 

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1年半住んでいても、まだ新たな発見がある(ザンクト・ガレン大聖堂)

 

スイスに移住してきて、早1年半。

私が住むザンクト・ガレンはスイス東部では有名な街とはいえ、サイズも大きくないので街の中心部は全ての通りを歩き尽くしたし、特に目新しいこともなく。正直、「この街に飽きた……」と思っていたのですが。

 

最近、意外なところで新たな発見をしました。

 

 

それは街の一番の観光名所でもある、ザンクト・ガレン大聖堂。

(昨日、11月のスイスには珍しく快晴の良い写真!)

 

毎日通い詰めるようなことはもちろんなく(せっかく近所にこんなに壮大な空間があるので、もっと日常的に入って瞑想的な? ボーッとする時間をとってもいいのかも、とは思うのですが)。誰かが訪ねてきてくれたときに案内したり、夫と休日の散歩がてらに稀に入るくらい。

 

それでも通算すると結構な回数は行っていて、その度に天井画を見上げてみたり、教会装飾をあれやこれやと見てみたりはするのですが。

 

つい最近、意外な発見をしました。

 

 

カテドラルの前方のドーム型の天井画。ここにザンクト・ガレン修道院の礎を築いた聖ガルスさんや彼の有名なエピソードにもとづいた薪を持ったくまさん、修道院を発展させた聖オトマールさん(おそらく)が描かれていたのは知っていたのですが。

 

彼らから少し視線を下ろしていったところ、啓示を受けて祈りを捧げているようなポーズの修道僧(もしや彼も聖ガルスさんだったりするのだろうか?)。

彼の足の部分だけ、絵ではなく、彫刻になって飛び出している!



ザンクト・ガレン大聖堂は木彫の彫刻群もなかなか良い出来で、おそらく同じように木彫。彼の足の裏のしわ、指の感じまで、なかなかリアルにできていると思いませんか。

私の携帯(iPhone 6 Plusをいまだに使用)のカメラで、皆さんにも伝わるだろうか……。

 

足がリアルに、平面ではなく立体として飛び出していることで、まるで彼がある種、そこに存在するかのように思わせる、視覚のイリュージョン効果を狙ったもの。

この天井画と、鑑賞者がいる空間(ひらたく言えば、建築要素の部分)をつなぐ部分にこのイリュージョン効果を演出することで、天井画に描かれている、天上や過去の聖人のエピソードの世界と、鑑賞者のいる現実世界をつなげる効果を出しているのかな、と思います。きちんと考えて作られているなかに、遊び心的なスパイスも感じる、面白い発見になりました。

 

 

こうした発見は、どんな時でもドキドキを与えてくれる、嬉しいもの。

「退屈!」などと拗ねてばかりいずに(と言いつつ、その気持ちを抑えるのは難しいが。笑)、美術史をかじった者として、教会や古い建築物を主にウォッチングを続けていこうと思います。スイスの建築様式や、街の発展、国や街に特有の聖人やアトリビュートについてはまだ詳しくなく、疑問に思うことも多いので、そこを勉強したらもっと楽しくなるかな。

 

そうした街角ウォッチング的なものであれば、今までもちょっと面白いものをチラホラ見つけているので、またブログでも紹介させていただければと思います。

 

ザンクト・ガレンの「くまモチーフ」ストックも実は貯めているので、過去の写真発掘&新たな写真撮影もしなくては。1回目の記事はこちら。今回の記事で少し触れた、聖ガルスさんとくまさんのエピソードについても詳しく書いています。 

mi-teddy.hatenablog.com

 こちらで書いていた教会・寺院内のスマホのシャッター音問題、最近はLIVE機能を使ってやり過ごしています(ポチッと小さな音がなるだけ。短い動画的な写真を撮る機能だけれど、動かなければ、ほぼほぼ静止画が撮れる)。

 

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SpotifyとJ-POPが、今日の私を救った話

 

*実験的に作ってみた、noteに投稿した記事を転載したものです。
noteとはてなの違いを自分の中で無意識に付けたようで、少しテイストや文体が違うものになっています(笑)。

 

 

スイスに移り住んで、1年半。ドイツ語がある程度できるようになって、現地での就職活動を開始。

外国人としてのハンデも加わった、先の見えない就活。学校を辞めて以来、自学はしているものの、成果の見えにくいドイツ語学習。「私はここで何をしているの? 何ができるの?」という問いがふと浮かんで、焦りばかりが募る。

文化の違うスイスに暮らしていれば、嫌なことに遭遇する頻度も日本より高い。10月の天候の悪さも伴って(街が霧に包まれる)、ネガティブスパイラルに突入。街を歩けば、人と話せば、スイス社会と現地の人の嫌なところばかり目についてしまう。

最近、そんな暗黒マインドに入り込んでいた私。

今日、SpotifyとJ-POPがそんな私の気持ちをちょっと浮上させてくれました。

Spotify(スポティファイ)はご存知の通り、世界最大級の音楽ストリーミング配信サービス。
最近は日本のミュージシャンのラインナップも増え、海外で日本の音楽を気軽に楽しめるツールとしてもパワーアップしています。


普段はあまり使用しないのですが、ふと「椎名林檎が聴きたい」と思い、自習をしていたスタバでアプリを起動。再生した途端、気持ちがふと軽くなったことに気づきました。

日本的なメロディと、日本語の世界どっぷりの歌詞。
「ああ、私に足りなかったものはこれだったんだ」と。疲れた心と身体に沁みる。


テンションを自分で上げられないとき、音楽の力で擬似的に上げてもいいじゃないか。

イヤホンをすれば「自分の半径1メートルは、半分日本みたいなものよ。」的な気分になれる。しかも自分の慣れ親しんだ、好きな感じの日本。


自宅であれば、一緒に歌ってもいい。歌詞を見なくても、ある程度歌えちゃう自分にびっくりする。カラオケに行きたいという欲は募りますが。パブの前で衆目にさらされて歌うのでなく、一人カラオケOKで、終電を逃したときに入ったりする方のカラオケ。


ちなみに私は中学時代はバンプに没頭(他にも色々聴いたけど)、高校時代に東京事変に出会い、椎名林檎にさかのぼる。宇多田ヒカルも大好きです。スピッツ山崎まさよしも好き。これに近い趣味の方、同世代に結構多いのでは。

青春時代、そしてその後も含め、日本にいた頃に聴いていた音楽が、30歳になった2019年の現在、スイスの小さな都市でちっぽけな私を助けてくれる存在になるとは思ってもみなかった。

 

帰り道(with イヤホン)、心なしか顔が上がり、リズムよくズンズンと歩けた。おじいさんの前に私が落としてしまったレシートがきっかけに、彼が向けてくれた微笑みも、ちゃんと温かく感じることができた。

道端でこうしたちょっとした交流があるのは、スイスの良いところだと思う。でもきっと昨日だったら、にこりとは返すけれど、ちょっと荒んだ気持ちで消化してしまったかもしれない。


実はスイスに来て以来、「ドイツ語学習の妨げになる!」と思って日本のメディアを極力避けていた私。

でも、どうしても辛くなるときはやってくるのだから、バッグに忍ばせたバンドエイドのようにこういう心の救急グッズを用意しておいてもいいな、と思いました。


無料会員なのでシャッフル再生&広告入りですが、それでもよかった。今は遠く離れた国にいても、何かしらの形で母国に自分を接続することができる。

おかげでもうちょっと頑張れそうです。ネットの力よ、ありがとう。

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スイス2度目の面接で大失敗!?

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前回の就活写真に引き続き。

 

まずは自分の学んでいた分野&経験のある分野に絞って、応募している状況です。

先日、スイスで2度目の面接を受けて、なかなか焦る状況におちいってしまいました。てへ。

 

 

1度目の面接は、書類をメールで送った当日に「今日来れますか?」と言われて、速攻で飛んでいくことに。

内定者辞退のため急募&翌日から担当者がバカンスなので、仕方がない。

 

応募書類の用意と平行して、少し面接の準備もしていたのですが、当日は先方が仕事の内容や条件について説明をするという形で、こちらが喋るチャンスがあまりなく。

短期のPraktikum(インターン的な研修)で、お給料も高くない&すぐにスタート&すでに1人辞退されているので、優先事項が「条件を飲んでくれて、辞退されない」という点にあったのでしょう。「この条件で働く気がありますか?」という確認に重点が置かれていました。

 

「ほぼ何もアピールできていないぞ!」と焦り&「せっかく練習してきたし」というもったいない精神も発揮され(笑)、終盤の時点で「私について、少しVorstellung(自己紹介)してもいいですか?」とゴリ押しでアピールをねじ込んでみたりしました。

 

「学生でもOKの募集だし、あなたの経歴だと、やりすぎなくらい」「少しドイツ語が心配ではあるけど、私はOKだと思うので、本社に話を進めます。でも他にも候補者はいるから、確約はできません」とのこと。

 

正直、ちょっと期待していたのですが……やはり「ドイツ語力が心配」ということでお断りされました(涙)。顧客対応や受付業務が主な仕事だったので、それはネイティブの候補者がいればそちらを取るよね、と思うので納得。

 

 

この1回目の面接。当日呼び出しであっという間に終わってしまいましたが、いま思えば、そのおかげで過度に緊張せずに済んだし、相手のドイツ語も98パーセント理解できたし、つかみの日常会話もしたりして、大分恵まれていたかも? と、2回目の面接が終わった現在になって思う。

 

 

そして先日の2回目の面接。

 

やりたいこととバッチリ合致しているし、インターンではなく社員採用で、「決まるといいな……!」な案件。かなり緊張。

今回は準備時間も取れたので、夫に助けてもらって練習。想定質問集をつくり、自分の専攻や修論のテーマなども含めて、答えられるようにしていきました。

 

「ドイツ語で練習してきたけど、英語の面接だったらどうしよう(インターナショナルな企業・業務だとそういう場合もあるらしい)」との心配もよぎりつつ、インターホンを押す。

 

私の作戦? としては、「〇〇時から面接の予定の〇〇と申します」と告げたあと、多分「しばらくお待ちください」の時間があるので、そこで少し気持ちを落ち着けよう。と思っていたのですが。

 

ドアが開くと、すでに相手と対面。そして面接の部屋へ通される、という急な展開へ。

そして、なんと、お相手のドイツ語がめちゃくちゃ聞き取りにくい……!

 

ネイティブの方なので、私のドイツ語力の問題なのですが。

ドイツ語はわりと地域によってアクセントが異なる(違う言語レベルと言ってよいのでは)、さらにドイツ出身の方だったので、スイスでドイツ語を習った私には、スイス人の話す高地ドイツ語(かなりニッチだ)が分かりやすかったみたいで。

 

最初の挨拶、エレベーター内で話しかけられた内容(面接の部屋まで結構時間がかかった)の時点で、脳内が「wwwwwwww」の混乱状態に。

 

面接中も、質問された内容が何なのか、100パーセントの確信がもてずに答える。

そして聞き取れないときは、「えっ?」という顔をしてしまい、相手が繰り返してくれるという有様。一応聞き返すときに、何かを口走っていた気がする(もはや記憶力と自己制御力も低下)が、きちんと丁寧には聞き返せていなかった気がする。失礼だと思われていませんように。

 

そんな感じで、面接の序盤から「早く終わらないかな。質問これでラストじゃないかな……。いや、せっかくここまで来たし、何かを喋って居座らなければ!」という謎の葛藤をしていました。

 

 

そして一回はギャグレベルの大失敗をしてしまい。

「いくらくらいの報酬を希望しますか?」という質問を、言い直してもらってもまだ理解できず、「弊社」というキーワードだけが強調されて理解できたので、「弊社について何を知っていますか?」という、練習してきた内容だと勘違い。

 

創業者や現在に至るまでの、会社の歴史を滔々と語る私\(^o^)/

 

「うんうん」と聞いてくださったあとで、「質問したのは報酬についてなのですが」と言われました。赤面するしかなかった。つい、両手で顔を覆ったよね。

 

 

面接が終わったあと、せっかく街まで出たのでZARAなど覗いてみたのですが、「面接終了5分後にお断りメールが来てもおかしくないレベル!」とマジで思っていたので、携帯のメールチェックに余念がありませんでした。

 

幸い、そのようなことは起きず、「ほかの候補者もいるので、2週間以内に返事をします」という言葉を信じて待っている状況です。

フォローも兼ねて、面接後のお礼のメールをしたため、「ドイツ語、頑張ります……!」アピールをしておきました。自分の弱点をあえてアピールするのは良くないよな、とも思ったのですが、今回は面接の出来的に弱点が見え見えすぎるので、意欲アピールを重視しました。。。

 

 

放心状態の帰りの電車の中、聞こえてきたスイスドイツ語の方が大分理解しやすかったということにも衝撃を受けました。

 

高地ドイツ語を勉強したはずなのに、いつも「スイスドイツ語でなくて高地ドイツ語でお願いします」とか言い張っているのに、ドイツ人のドイツ語よりもスイスドイツ語の方が分かるとは……!

 

何だかドイツの文字がゲシュタルト崩壊してきて、ドイツという文字の並びで国名が合っているのかすら、分からなくなってきた。

 

 

今回は先方のドイツ語との相性が悪かったとはいえ、私に圧倒的なドイツ語力! があればもっとカバーできたはず。これを燃料に、ドイツ語力の向上&さらなる面接対策に力を入れようと思います!!!そして英語面接の対応もできるようにしなくては!

 

お義母さんに「相手が早く喋っていたのでは? もう少しゆっくり喋ってください、とは聞かなかったの?」と言われて、「その手があったかー!」とも思いました。

良案かもしれないけど、面接でそんなこと聞いてもよいものなのかしらん。即、ドイツ語力なしと思われたりしないかな?

 

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スイスで就活写真を撮ってみた

 

 

ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。

 

ドイツ語コースをB2まで終えて、ゲーテ試験を受験(合格)、結婚式と新婚旅行も無事に済み、そろそろスイスで就職活動を……という運びになりました。

 

振り返ってみると、かなりブログに書くネタがある!(わーい) なのですが、今日は最近の話題からひとつ。

 

 

スイスで就活写真を撮ってみました。

 

 

就活にあたって、まず最初にすることが、応募書類の作成。

スイスでは、募集要項の言語に合わせた言語で作成するという暗黙の掟があるようなので、ドイツ語と英語で準備しました。

 

日本で日本人としてシューカツなるものをしたときは、サクッと終わっていた履歴書。ですが、

国や文化の違いでフォーマットや常識的なものも異なってくるもので、今回は言語の問題にプラスして「これでいいのか……? 変じゃないかしら?」という疑問がいたる箇所で浮かんできて、結構時間がかかりました。

 

そこで最初に当たった壁が、添付する写真について。

日本だとスーツ、髪はまとめて、真面目な顔で、真正面から、がスタンダードですが、こちらではそんな大まじめな写真はお目にかかりません(いや、みんな真面目なんだけど)。

 

「Bewerbungsfoto(就職活動用写真)」で画像検索すると、にっこり(しかし顔を崩しすぎない)笑顔で、髪も日本ほどカッチリしていないし、服装コードも日本よりはゆるい気がする。バンク系に応募する場合はかっちりスーツが推奨のようですが。

 

※実際に検索したら、こんな感じの画面が出てきます。

Bewerbungsfoto

Bewerbungsfoto

 いくつか記事を読んで、「これはOK! これはNG!」という具体的な写真例が示されたものを見ると、うっすら分かった気にもなるのですが、ときどき判定不能なものが。業界によって基準は異なる模様。たとえば真ん中列の右、NG例は分かるのですが、白TシャツOKなのか。日本の芸能人カップルに流行りの結婚報告写真みたいじゃないですか?

 

スマホで撮影→アプリで修正する人もいる(学校で知り合ったキューバ人の子はそうしていた)ようですが、私は正直「自由すぎて、逆に正解がまったく分からない……!」と軽い混乱状態になったので、サクッとプロに撮ってもらうことに。

 

 

検索して上位に出てきた「CV Pics」にて、ネットで撮影日時を指定→予約しました。

www.cvpics.ch

 

 

スイスの各都市(チューリッヒ、ベルン、バーゼルルツェルンザンクト・ガレン )に店舗があり、わりと手広くやっているのかな? という会社。真ん中の79フランのプラン(10枚データをもらえて、3枚が修正済み。撮影時間も長め)で予約。

結果として、プロくて(肌のトーンやアホ毛も修正してくれる)、しかしリラックスした、感じの良い写真に。「頼んでよかったー!」という結果になりました。普通のポートレート写真としても使えそう。

 

 

実際に行ってみると、「CV Pics」が宣伝やネットでの予約を請け負って、実際の作業は所属のカメラマンさんが自宅でやっているのかな? という感じ。

 

とても感じの良い女性の方で、色々とこちらのリクエストに応えて試し撮りをしてくれたり、ポーズの取り方や、笑顔の作り方を指導してくれたり。リラックスした雰囲気で撮影ができました。

 

髪型や服装(心配なわりに勢いで予約したので、買い物の時間がなく(笑)。手持ちの中から何着か持って行った)に関する質問にも答えてくれて、安心して撮影できました。

服装のアドバイスに関しては、「CV Pics」に事前に質問したときは「時間的に無理ですよ」という事務的な返事が来ていたので、完全にカメラマンさんの個人裁量だと思いますが。ありがたかった~。

 

 

もともと、彼女もスイス人と結婚して、外国人として職を探した経験があるとのこと。

私と似た分野を志望していたこともあり、活用できるサイトだったり、色々と親身になってアドバイスしてくれました。

 

 

そのなかで、印象に残った話が。

 

「スイスでの外国人の就活は、簡単にはいかずに長期化する場合も多い。スイス人の中には、それが分かっていない人もいる。ご家族に理解があるといいね」

 

これは「なるほど、これは夫にも帰ったら話した方がいいな!」と思って聞いていたのですが。

 

「私の場合は、それで上手くいかなくて、今はドイツ人の彼氏と住んでいるの。外国人同士で理解があるから、分かり合えるの♫」

 

というオチだったので、夫に言えずじまいです!笑

 

 

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スイスのウェディングドレス事情〜試着編〜

「今年のことは今年のうちに」が気持ちいいものですが、師走は気持ちが走るばかりでなかなか落ち着かないですね。

(スイス移住後の手続きが無事に終わったのですが、記事にまとめていない!)せめてこの記事を今年中に上げておきます。

 

先日、スイスでウェディングドレス店巡りをして、無事に1着決めてきました。

今回はちょっとスイスのウェディングドレス事情&試着について書いてみたいと思います。

 

 

一応そういう趣旨の記事なので、試着時の写真を1枚上げてみます……。

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購入が基本。価格は日本よりもお得感あり

日本ではウェディングドレスはレンタルされる方が多いのかな? と思います。

スイスではもちろんレンタルのお店もありますが、購入するスタイルが主流のよう。

 

単にレンタルドレス産業が展開しなかったのか、それとも文化的な事情なのか。

私的には、体型のばらつき具合が大きいのと、結婚式が長い(午後から深夜まで丸一日かかる)&会場が外の場合も多い or 移動時に外を歩くので、ドレスの状態を考えるといっそ購入の方がいい……なんて事情もあるのかな、と思っております。お色直しも基本なく、白いドレスを1日着続けるようなので。

 

購入してしまうと、式後は着る機会がないし、保管場所にも困るのでは? と思いますが、こちらの家は屋根裏部屋であったり、スペースはあるので何とかなるようです。義母が自分のウェディングドレスを今も綺麗に保管していて、30年以上経った現在になってそれを見せてもらったり。

 

私は年齢や時期的な都合で日本の家族は母のみの参加になりそうなので、祖母や父、妹に日本で着て見せることもできるな〜と思ったのもあり、購入にしました。

 

日本で実際にドレス探しをしておらず、会場提携の場合などの詳細が分からないので、完全に感覚的な発言ですが……多分スイスでは日本のレンタル価格と同じ〜半額程度でウェディングドレスが購入可能です。

 

先日のブライダルフェアで各ドレス店に平均価格を聞いたところ、軒並み1500〜2300スイスフラン(約16万8000円〜25万7000円)が通常の価格帯だと言われました。ここにお直し代(時給計算で人件費)がプラスされます。

もちろんラグジュアリーなブランドのドレスはこれよりお高いですが、日本に展開しているヨーロッパブランド(たとえばスペインのプロノヴィアス[Pronovias])も、多分スイスの方がお得に入手可能だと思われます。

 

スイスでの購入、おすすめ!と言いたいところですが、試着・決定から店舗にドレス到着まで数ヶ月、それから詳しい採寸・お直しとなるので、日本拠点の方だと現実的ではない、というか飛行機代の方が高くなってしまいそう。。。

日本とヨーロッパを行き来している方や、スイス在住だけど日本で結婚式をする! という方は、スイスでのドレス入手を検討されてもいいかも。

基本的に物価が高いスイスですが、ウェディング関連については日本の方が全体的にお高い気がします。

 

試着時、写真はNGのところが多い

 スイスで2店舗、国境近くのオーストリアで1店舗、計3店舗で試着しましたが、そのうち2店舗は写真撮影NGでした。

 

「デザイナーの問題で」とのことで、試着時に写真撮影→ブランドと型を調べてネットで中古品を安く購入! という流れを防ぐためのようです。そういえば撮影NG店舗では、試着時も「こちらのブランドのもので〜」的な情報は教えてくれなかった。知りたければ店員さんのいないうちにコソッとタグを見るしかない感じ。

日本のプレ花嫁さんのインスタを見ていると試着時のお写真を結構見るので、そこはスイスと日本で事情が違うのかな……?

 

写真がないと後から見比べたりもできないし、ドレスを選ぶときに困りますよね? フィーリング重視なのか?

私の場合は「日本の母親に相談して決めたいので」と説明して、特に気に入ったものだけ、という形で特別に撮影をOKしてもらいました。

もちろんSNSアップは禁止とのことなので、今回のブログ写真は唯一撮影OKだった店舗でのものを使用しています。個人経営に近そうな小さなお店なので、そこも緩かったと思われる。

 

写真NGだった2店はもう少し大きく展開&有名ブランドもあり! なお店でしたが、決まりも厳しかった分、店内装飾などもゴージャスで「ウェディングドレスを試着している!」という気分を味わうことができたのがメリット。

お店の規模に関わらず基本の価格帯は変わらなかったので(低価格も多く扱う・高級ブランドまで手広く〜といったバラエティはありますが)、取り扱いブランドやドレスの傾向を事前に調べて、行く店舗を選ぶのがいいかと思います。

 

新郎は試着に同行しない

スイスでは結婚式当日に新郎に初めてドレス姿を見せる「ファーストミーティング」が一般的なので、試着時も当然新郎は来ません。

これは男性にとってはきっと有難いことなのでは……?

場合によっては「あのドレスがどうしても素敵だった!予算を増やしたい!」というときの説得がちょっと大変だったりするかもしれませんが。

 もちろん試着時の写真なども見せてはいけないので、家でちょっとコソコソします(と言いつつ、夫の横でパソコンで開いたりしていたが、興味ないようで全然平気だった)。

 

なんならゲストにもできるだけサプライズにするようで、試着に同行してもらった義母と義妹と写真をテーブルに並べて見ているときは、お義父さんは「入ってきちゃダメ!」と言われて別室で待機したりしていました。

 

本当は挙式の新婦入場時に初めて見るのが素敵だな〜と思いますが、それは当日の写真撮影の都合もあり(式の開始前に2人でのフォトシューティングを終わらせる=開始後にゲストを待たせないため)、妥協する場合も多い模様。それでもあくまでも「当日」までは秘密にするカップルが多いのだと思います。

私も場所がどこであれ、ファーストミーティング時の写真は撮っておいてもらいたいな。。。

 

短時間でもたくさん試着できる

 私の場合、自分が憧れていたものと、お友達から「多分似合うんじゃない?」と言ってもらえたドレスの形(Aライン、プリンセス、マーメイド etc.)が違ったので、どのくらいの点数を試着できるのかが気になっていました。

検索してみると日本では「2〜3時間で3〜4着」と出てきたので、そうすると「とりあえずどっちも試してみよう!」という時間まであるのかな? と心配になったりして。

 

しかし、その心配は全く無用だった。ドレスをガンガン変えていくので、1店舗につき1時間半〜2時間で、7着〜11着試着可能でした。

 

これはかなり有難かったです。とりあえず全ての形を試してみて、鏡を見て「う〜ん、これはない!」というものは即却下。それを繰り返していくうちに、「首回りがこうなっているのは似合わない or 好みじゃないな〜」といった傾向がつかみやすかったです。

 

試着は超ラフな感じ

ただし、多分日本と比べて試着は超適当! と思われます。

 

来店後、何となくのイメージと予算は聞かれましたが、担当者との詳しい話し合いやドレス一覧から希望のドレスをチョイスといった時間はなく、即・試着室へ。

希望に沿うであろうドレスを担当者がピックアップしてきてくれて、それをドンドン着ていく感じでした(1店舗だけ棚を見ながら一緒にピックアップした店舗もあったけれど、それも超スピードで進み、ゆっくりと見比べる感じではなかった)。

 

私の場合は、自分がイメージするドレス、着てみたいドレスの画像を集めた資料を作っていきましたが(多分これはしてよかったと思う)、担当者がそれをパラパラめくって(本当に全ページ見たのか? レベルの早さ)、すぐに試着開始。

試着用のサイズも1点につき1つしかなく、試着用は40号だったり、大抵の日本人には大きすぎるものが多かった。それを仮留めして、全体のイメージを見ていく感じ。

 

抱き枕的なクッションを背中側に入れたり、背中のデザインを見るときは担当者の方が反対側から引っ張ってくれて試着した店舗も(!)。 

あとから見比べてみると、そちらの方がドレスの全体のラインやディテールを見るのによかったです。針やクリップで背中側を留めて合わせると、背中側の一部が隠れたり、布が重なってしまう部分が出てきて、デザインが想像しにくかった。。。

  

そういえば、試着時に髪型や小物を合わせてくれるようなこともありませんでした。とにかくドレスをガンガン着て、まず何となくを見ていく感じです。気になるものは、試着時間の最後にもう一度着て、じっくりと見せてもらえます。

個人的には沢山着れて助かるし、大体は分かるので、スイス式よかったかも。

 

新婦側の装備もかなりラフ

周りを見てみると、試着する花嫁側も、超ナチュラルに来ていた(平たくいえば、ほぼノーメイク、髪も結構ボサボサのまま)。

 

私は事前にインスタで試着時の注意点を聞いて(教えてくださった方々、ありがとうございました!)、メイクは通常よりも濃いめ・髪をアップにするクリップ持参で出かけましたが、そんなことに気を使っている人は私以外いなかった。。。

 

ブライダルインナーやブラのストラップが外せるものを持っていなかったので、せめてユニクロのベージュのものを着ていきましたが、もちろん貸し出しなどもなく。背中側のブラ丸見えのまま試着していきました(流行的に日本よりも背中が大胆に開いたデザインが多い)。およよ。。。

後日、マジ決定のために再訪問したときは、下着なしで試着させてくれたので助かりました。。。

 

ドレスを注文しました

ということでちょっと迷いましたが、1店舗目の1着目に決めました⭐︎

一番着たときの感動が大きかったのと、他のものを試着しながら、そのドレスがいつも心の中で気になっていたので。

合わせる小物類も色々試したのですが、結局全て1点目のものに決定。担当者のお姉さんの見る目&お仕事が素晴らしかったのね〜! という感じです。

 

現在は軽く採寸・自分に合った号数のものを注文して、待機しているところです。

これから本番まで時間がある&最近痩せたことを考慮して、少しゆったりめ or ピッタリのものにするか聞かれたのですが、ラインの綺麗さを重視して「ピッタリめ」で注文してしまいました。

 

これからリバウンドしたら笑い事にならない!

でも、ちょっと小さめのものを伸ばすのは問題ないって言われたし……。ウエストがプラス4cmしたらアウトらしいです。

 

それでもスイスでのクリスマスと、年末年始の帰省では思う存分食べたい。いや、食べる。日本の食&母の料理を堪能する。

そのあとダイエットすれば何とかなるよね……。

 

あと、どの店舗でもそうでしたが、20cm以上ありそうなお立ち台に乗った状態での試着(=スタイルが超よく見える)だったので、実際に自分の身長に合わせるとどうなるのかが心配。一応お立ち台から降りてもイメージがそんなに変わらないものを選んだつもり。。。

 

ということで、今回はスイスでのウェディングドレス事情&試着についてお届けしました。

 

本番のネタバレ的なことはできるだけ書かないようにしようと思っているので(もしかしたらお友達で読んでくれている方もいるかもしれないし)、3記事目にしてウェディングネタも尽きてくるか? という感じですが、また何かネタを見つけたら書きたいと思います。ウェディングドレスや結婚式のトレンド傾向も、日本とはまた違う気がしますし。

 

それでは皆さま、素敵なクリスマス&良いお年をお迎えください☆

 

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スイスでブライダルフェスに行ってみた

10月にザンクト・ガレンのお祭り的なイベント、オルマ(OLMA)に行ったときに、ブライダルフェスの予告を発見。スイスにもそんなものがあるんですね……。

ということで、11月3日〜4日の土日に開催された「Fest-und hochzeitsmesse in St.Gallen」に、夫を連れ出して行ってみました。

 

f:id:miho-teddy:20181209061419j:image公式ビジュアル(ポスター)はこんな感じ。

 

会場に足を踏み入れた夫婦の感想。

「スイスでもブライダルって一大産業なのか!」

アメリカや日本と比べて控えめだと思っていた(おそらく実際にそうだとは思う)、スイスのブライダル業界。それでも会場の圧はなかなか高めでした。

 

公式ホームページによると、200の展示ブースがあり、7200人が訪れるイベントだそう。カップルで来ている人もいれば、女子同士やお母様と来ている様子も見られました。

 

入場料は、大人20フラン(オンライン事前購入で18フラン)。高い……!

正直に言って、色々なお店や業者さんのなかば広告のような展示にのこのこと行く、「ネギを背負った鴨」状態なのにお金を取られるのか……。と思いましたが、仕方がない。日本でもこういうイベントは入場料を取られるものなのでしょうか?

 

 

でも、結果としては行っておいてよかった!と思っています。

また別記事でも書きたいと思いますが、スイスはウェディングプランナーもいるもののそこまで一般的ではない(はず)、日本のように会場提携である程度はお任せできるということもないので、自分たちでどこに何をオーダーするのか、一項目ずつ決めていくスタイルが主流。

そんな中、大体何が必要なのか? どんな業者さんが存在するのか? を知ることができたことで、今後の方向付けの参考になりました。

 

また、会場で配られたパンフレット類に割引クーポン(Gutschein)が付いていたり、「『このイベントで見た』と言ってくれたら、割引します」というところも多く。元を取ろうと思えば(1件でも何かその中から頼めば)、二人分の入場料くらいはすぐに元を取れそうだな! というイベントです。

クーポンでは、ドレスのお店では10%割引や250フラン(約2万8000円)割引と、結構気前がいいところもありました。

 

 

どのようなブースが出展しているかというと、やはり一番目立つのはウェディングドレス

どの店舗も何点か会場に実物を持って来ており、女子の夢が掻き立てられる仕様となっております。レースが綺麗なドレスが目についたな〜。

f:id:miho-teddy:20181209060904j:imagef:id:miho-teddy:20181209060853j:imagef:id:miho-teddy:20181209060900j:imagef:id:miho-teddy:20181209060841j:image他にも、男性のタキシードのブース、ウェディングケーキ(Hochzeitstorte)、ホテル等の結婚式会場、ケータリング、フォトグラファー、お花・会場装飾、ヘア&メイクアップ、ミュージック等演出(歌手の実演あり)、ウェディングリング、新婚旅行……と、結婚式を取り巻く大体全てを網羅している感じ。

面白いものでは、中がフォトブース(プリクラ機みたいなもの)になっているミニワゴンや、移動用のロールスロイスのレンタルもありました。高そうな車の迫力に圧倒される庶民の私。

 

 

スイスのブライダルイベントも、基本的には各ブースを回ってパンフレット類を集めていく&興味がある場合は少し話を聞くというスタイル。

印象的だったのは、どのブースも「押せ押せ」でくることはなく、とても穏やか&控えめに答えてくれたところ。ブライダル関連は即決はできない=急かしてもしょうがないし、いい印象を残す方が大事なのかな? と考えたり。

パンフレット&カタログ類はとりあえず目についたものはもらいまくっていたら、大きなバッグ2個分くらいになりました。重かった。夫よごめん。



展示ブース以外に各種イベントもあり

メインは1日に3回行われるモードショー

ウェディングドレス、タキシード、ヘアメイクの3ジャンルで、参加店舗ごとにウォーキングが行われました。

ドレスについては最先端寄りのデザインなのか結構攻めている or 変わり種のものが多かった印象だけど、とりあえず見ているだけで楽しい。モデルさんが綺麗だった〜。

こちらは参加しなかったけれど、ウェディングのプロ(?)なるダンディのトークショーもありました。

f:id:miho-teddy:20181209060913j:image(前列の人が大きく写り込んだ写真で失礼します)

 

 

ということで、行っておいてよかった!と思ったスイスのブライダルフェスでした。

 

当初は女子同士で行く方がいいかもと思ったけれど、入場料もかかるので友人や義妹を誘うのもな〜と考えて、夫に一緒に来てもらうことに。

最終的には夫も「思っていたより悪くなかった」と言ってくれて、ひと安心。

(夫の名誉のため(?)、私のように「絶対行く!」という感じではなかったですが、誘ったときから「一緒に行くよ」と言って、嫌がらずに来てくれました。)

 

 

そして「スイスの結婚式=ドレスと教会があれば何とかなるでしょ!」と思っていた私にとって、実際に何が必要なのか&各々の大体の予算を知って、結構冷や汗もののイベントでもありました。。。

主に人件費のかかるものは、私の思っていた金額よりも全然高かった。

 

でも、実際に動き始める前に少し現実的なラインを頭に入れることができてよかった。ちなみに夫は「大体総額で(ごにょごにょ)フランはかかると思っていた」と、私よりもずっと現実的に考えていたことが判明。

それでも「美穂がやりたいならやろう」と言ってくれたのだと思うと、夫に対して感謝の念がふくらむ。ありがとう!(これ多分本人には言えていない)

 

 

会場で無料配布されていたマガジンもしっかりいただいてきました。

ゼクシィのように殺人級の厚さではないけれど、こんな雑誌もスイスにあるんですね。日本の雑誌のような網羅性&便利さはない(ドレスや会場も載っている件数が少ない)ですが、現在のトレンドや実際の結婚式の様子が載っていたり、パラパラと見ていると結構面白いです。

f:id:miho-teddy:20181209060923j:image

スイスのブライダルフェアのカレンダーも掲載されていて、チューリッヒ、ベルン、ジュネーブをはじめ、各都市でほぼ毎週末のように開催されているようです。

 

スイスで結婚式をされる予定の方は、行ってみて損はないかな? と思います^^

 

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