mi-diary 〜くま好き女子のスイス生活〜

約5年の超遠距離恋愛を経て、2018年にスイス人と国際結婚。現在スイス東部ザンクト・ガレン在住のくま好き女子が、スイス生活をつづります。スイス〜ヨーロッパのアート・文化に関する記事も更新。

スイスのウェディングドレス事情〜試着編〜

「今年のことは今年のうちに」が気持ちいいものですが、師走は気持ちが走るばかりでなかなか落ち着かないですね。

(スイス移住後の手続きが無事に終わったのですが、記事にまとめていない!)せめてこの記事を今年中に上げておきます。

 

先日、スイスでウェディングドレス店巡りをして、無事に1着決めてきました。

今回はちょっとスイスのウェディングドレス事情&試着について書いてみたいと思います。

 

 

一応そういう趣旨の記事なので、試着時の写真を1枚上げてみます……。

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購入が基本。価格は日本よりもお得感あり

日本ではウェディングドレスはレンタルされる方が多いのかな? と思います。

スイスではもちろんレンタルのお店もありますが、購入するスタイルが主流のよう。

 

単にレンタルドレス産業が展開しなかったのか、それとも文化的な事情なのか。

私的には、体型のばらつき具合が大きいのと、結婚式が長い(午後から深夜まで丸一日かかる)&会場が外の場合も多い or 移動時に外を歩くので、ドレスの状態を考えるといっそ購入の方がいい……なんて事情もあるのかな、と思っております。お色直しも基本なく、白いドレスを1日着続けるようなので。

 

購入してしまうと、式後は着る機会がないし、保管場所にも困るのでは? と思いますが、こちらの家は屋根裏部屋であったり、スペースはあるので何とかなるようです。義母が自分のウェディングドレスを今も綺麗に保管していて、30年以上経った現在になってそれを見せてもらったり。

 

私は年齢や時期的な都合で日本の家族は母のみの参加になりそうなので、祖母や父、妹に日本で着て見せることもできるな〜と思ったのもあり、購入にしました。

 

日本で実際にドレス探しをしておらず、会場提携の場合などの詳細が分からないので、完全に感覚的な発言ですが……多分スイスでは日本のレンタル価格と同じ〜半額程度でウェディングドレスが購入可能です。

 

先日のブライダルフェアで各ドレス店に平均価格を聞いたところ、軒並み1500〜2300スイスフラン(約16万8000円〜25万7000円)が通常の価格帯だと言われました。ここにお直し代(時給計算で人件費)がプラスされます。

もちろんラグジュアリーなブランドのドレスはこれよりお高いですが、日本に展開しているヨーロッパブランド(たとえばスペインのプロノヴィアス[Pronovias])も、多分スイスの方がお得に入手可能だと思われます。

 

スイスでの購入、おすすめ!と言いたいところですが、試着・決定から店舗にドレス到着まで数ヶ月、それから詳しい採寸・お直しとなるので、日本拠点の方だと現実的ではない、というか飛行機代の方が高くなってしまいそう。。。

日本とヨーロッパを行き来している方や、スイス在住だけど日本で結婚式をする! という方は、スイスでのドレス入手を検討されてもいいかも。

基本的に物価が高いスイスですが、ウェディング関連については日本の方が全体的にお高い気がします。

 

試着時、写真はNGのところが多い

 スイスで2店舗、国境近くのオーストリアで1店舗、計3店舗で試着しましたが、そのうち2店舗は写真撮影NGでした。

 

「デザイナーの問題で」とのことで、試着時に写真撮影→ブランドと型を調べてネットで中古品を安く購入! という流れを防ぐためのようです。そういえば撮影NG店舗では、試着時も「こちらのブランドのもので〜」的な情報は教えてくれなかった。知りたければ店員さんのいないうちにコソッとタグを見るしかない感じ。

日本のプレ花嫁さんのインスタを見ていると試着時のお写真を結構見るので、そこはスイスと日本で事情が違うのかな……?

 

写真がないと後から見比べたりもできないし、ドレスを選ぶときに困りますよね? フィーリング重視なのか?

私の場合は「日本の母親に相談して決めたいので」と説明して、特に気に入ったものだけ、という形で特別に撮影をOKしてもらいました。

もちろんSNSアップは禁止とのことなので、今回のブログ写真は唯一撮影OKだった店舗でのものを使用しています。個人経営に近そうな小さなお店なので、そこも緩かったと思われる。

 

写真NGだった2店はもう少し大きく展開&有名ブランドもあり! なお店でしたが、決まりも厳しかった分、店内装飾などもゴージャスで「ウェディングドレスを試着している!」という気分を味わうことができたのがメリット。

お店の規模に関わらず基本の価格帯は変わらなかったので(低価格も多く扱う・高級ブランドまで手広く〜といったバラエティはありますが)、取り扱いブランドやドレスの傾向を事前に調べて、行く店舗を選ぶのがいいかと思います。

 

新郎は試着に同行しない

スイスでは結婚式当日に新郎に初めてドレス姿を見せる「ファーストミーティング」が一般的なので、試着時も当然新郎は来ません。

これは男性にとってはきっと有難いことなのでは……?

場合によっては「あのドレスがどうしても素敵だった!予算を増やしたい!」というときの説得がちょっと大変だったりするかもしれませんが。

 もちろん試着時の写真なども見せてはいけないので、家でちょっとコソコソします(と言いつつ、夫の横でパソコンで開いたりしていたが、興味ないようで全然平気だった)。

 

なんならゲストにもできるだけサプライズにするようで、試着に同行してもらった義母と義妹と写真をテーブルに並べて見ているときは、お義父さんは「入ってきちゃダメ!」と言われて別室で待機したりしていました。

 

本当は挙式の新婦入場時に初めて見るのが素敵だな〜と思いますが、それは当日の写真撮影の都合もあり(式の開始前に2人でのフォトシューティングを終わらせる=開始後にゲストを待たせないため)、妥協する場合も多い模様。それでもあくまでも「当日」までは秘密にするカップルが多いのだと思います。

私も場所がどこであれ、ファーストミーティング時の写真は撮っておいてもらいたいな。。。

 

短時間でもたくさん試着できる

 私の場合、自分が憧れていたものと、お友達から「多分似合うんじゃない?」と言ってもらえたドレスの形(Aライン、プリンセス、マーメイド etc.)が違ったので、どのくらいの点数を試着できるのかが気になっていました。

検索してみると日本では「2〜3時間で3〜4着」と出てきたので、そうすると「とりあえずどっちも試してみよう!」という時間まであるのかな? と心配になったりして。

 

しかし、その心配は全く無用だった。ドレスをガンガン変えていくので、1店舗につき1時間半〜2時間で、7着〜11着試着可能でした。

 

これはかなり有難かったです。とりあえず全ての形を試してみて、鏡を見て「う〜ん、これはない!」というものは即却下。それを繰り返していくうちに、「首回りがこうなっているのは似合わない or 好みじゃないな〜」といった傾向がつかみやすかったです。

 

試着は超ラフな感じ

ただし、多分日本と比べて試着は超適当! と思われます。

 

来店後、何となくのイメージと予算は聞かれましたが、担当者との詳しい話し合いやドレス一覧から希望のドレスをチョイスといった時間はなく、即・試着室へ。

希望に沿うであろうドレスを担当者がピックアップしてきてくれて、それをドンドン着ていく感じでした(1店舗だけ棚を見ながら一緒にピックアップした店舗もあったけれど、それも超スピードで進み、ゆっくりと見比べる感じではなかった)。

 

私の場合は、自分がイメージするドレス、着てみたいドレスの画像を集めた資料を作っていきましたが(多分これはしてよかったと思う)、担当者がそれをパラパラめくって(本当に全ページ見たのか? レベルの早さ)、すぐに試着開始。

試着用のサイズも1点につき1つしかなく、試着用は40号だったり、大抵の日本人には大きすぎるものが多かった。それを仮留めして、全体のイメージを見ていく感じ。

 

抱き枕的なクッションを背中側に入れたり、背中のデザインを見るときは担当者の方が反対側から引っ張ってくれて試着した店舗も(!)。 

あとから見比べてみると、そちらの方がドレスの全体のラインやディテールを見るのによかったです。針やクリップで背中側を留めて合わせると、背中側の一部が隠れたり、布が重なってしまう部分が出てきて、デザインが想像しにくかった。。。

  

そういえば、試着時に髪型や小物を合わせてくれるようなこともありませんでした。とにかくドレスをガンガン着て、まず何となくを見ていく感じです。気になるものは、試着時間の最後にもう一度着て、じっくりと見せてもらえます。

個人的には沢山着れて助かるし、大体は分かるので、スイス式よかったかも。

 

新婦側の装備もかなりラフ

周りを見てみると、試着する花嫁側も、超ナチュラルに来ていた(平たくいえば、ほぼノーメイク、髪も結構ボサボサのまま)。

 

私は事前にインスタで試着時の注意点を聞いて(教えてくださった方々、ありがとうございました!)、メイクは通常よりも濃いめ・髪をアップにするクリップ持参で出かけましたが、そんなことに気を使っている人は私以外いなかった。。。

 

ブライダルインナーやブラのストラップが外せるものを持っていなかったので、せめてユニクロのベージュのものを着ていきましたが、もちろん貸し出しなどもなく。背中側のブラ丸見えのまま試着していきました(流行的に日本よりも背中が大胆に開いたデザインが多い)。およよ。。。

後日、マジ決定のために再訪問したときは、下着なしで試着させてくれたので助かりました。。。

 

ドレスを注文しました

ということでちょっと迷いましたが、1店舗目の1着目に決めました⭐︎

一番着たときの感動が大きかったのと、他のものを試着しながら、そのドレスがいつも心の中で気になっていたので。

合わせる小物類も色々試したのですが、結局全て1点目のものに決定。担当者のお姉さんの見る目&お仕事が素晴らしかったのね〜! という感じです。

 

現在は軽く採寸・自分に合った号数のものを注文して、待機しているところです。

これから本番まで時間がある&最近痩せたことを考慮して、少しゆったりめ or ピッタリのものにするか聞かれたのですが、ラインの綺麗さを重視して「ピッタリめ」で注文してしまいました。

 

これからリバウンドしたら笑い事にならない!

でも、ちょっと小さめのものを伸ばすのは問題ないって言われたし……。ウエストがプラス4cmしたらアウトらしいです。

 

それでもスイスでのクリスマスと、年末年始の帰省では思う存分食べたい。いや、食べる。日本の食&母の料理を堪能する。

そのあとダイエットすれば何とかなるよね……。

 

あと、どの店舗でもそうでしたが、20cm以上ありそうなお立ち台に乗った状態での試着(=スタイルが超よく見える)だったので、実際に自分の身長に合わせるとどうなるのかが心配。一応お立ち台から降りてもイメージがそんなに変わらないものを選んだつもり。。。

 

ということで、今回はスイスでのウェディングドレス事情&試着についてお届けしました。

 

本番のネタバレ的なことはできるだけ書かないようにしようと思っているので(もしかしたらお友達で読んでくれている方もいるかもしれないし)、3記事目にしてウェディングネタも尽きてくるか? という感じですが、また何かネタを見つけたら書きたいと思います。ウェディングドレスや結婚式のトレンド傾向も、日本とはまた違う気がしますし。

 

それでは皆さま、素敵なクリスマス&良いお年をお迎えください☆

 

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