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新婚旅行に行ったら上司にもお土産は必要?手紙を添えた方がいいって本当?

新婚旅行のお土産を上司に渡すべきか、どうかというお話についてですが、ずばり結論から言って、「渡すべき」だと考えている人が多いようです。

今回は新婚旅行のお土産を会社の上司に渡すべきなのか、それはなぜなのか、考えていきたいと思います。

新婚旅行のお土産は上司に渡す?

先程も述べましたが、結論から言うと、一般的に、新婚旅行のお土産は上司にも渡した方がいいと考えている方は多いです。
では、なぜ新婚旅行のお土産を上司に渡すべきなのか、その理由として、まず新婚旅行のお土産が持つ意味合いを考えてみます。

「新婚旅行のお土産」の意味

新婚旅行のお土産には、

  1. 「無事に結婚式を終えて、新婚旅行から帰ってきました。」という報告と感謝の気持ち。
  2. 「結婚式にご出席くださいましてありがとうございます。」という貴重なお時間を割いていただいた感謝の気持ち。
  3. 「今後とも、公私共にどうぞよろしくお願い申し上げます。」という今後のご挨拶。

という、上記の3つの意味が込められていると言われています。

職場に旅行不在中のお礼として、箱のお菓子を買って職場の皆さんに分けることをしたとしても、やはり上司へのお土産は、職場全体とは別の個別のお土産が好ましいです。
例えば、結婚式に出席してくださった上司に対して、また主賓挨拶をしてくださった上司に対して、引出物は渡したから、心付けを渡したから、お土産は必要ない、という意見は間違いではありませんが、やはり礼儀のひとつとして、「旅行から無事に帰ってきました。今後ともよろしくお願いします。」という気持ちを形にして伝えるためには、新婚旅行のお土産は個別にお渡しした方がいいでしょう。
心付けをお渡しした上に、高価なお土産を渡してしまうと、例え上司であっても恐縮してしまうこともありますので、お土産の金額には配慮が必要です。

上司に渡す新婚旅行のお土産の相場は?

では、一般的に上司へのお土産の相場はどれくらいなのかご紹介します。
一般的には、3000円から7000円程度が多いようです。
先にも述べましたが、お土産を渡す上司へ個別に結婚式の主賓挨拶のお礼などで心付けをお渡してある場合は、そんなに高価なものでなくてもよいですし、逆に新婚旅行の前に旅費の足しにと、「おはなむけ(餞別)」をいただいた場合などは、お土産の金額も内容も考慮した方が相手へ感謝の気持ちが伝わることでしょう。

気を付けるべき「お土産」

プラスアルファとして「NGなお土産」をご紹介しておくと、香水は個人の好き嫌いがあるため、頼まれていない限りは避けておいた方がよいです。
また食べ物であれば日持ちのするものを選んだ方がよいです。
上司に会社で手渡しする予定であれば、かさばるものや重いものは、持ち帰るのに負担になるため避けることも心遣いです。

上司に新婚旅行のお土産はどうやって渡す?手紙は必要?

渡し方についてですが、直接手渡しするのであれば手紙を添える必要はありません。
ただし、手紙の代わりにきちんと言葉を添えられる場合に限ります。
郵送、配送でお土産をご自宅や会社(他の支部や支店など)に送る場合は、必ず手紙を添えます。
上司へのお土産に添える手紙は、「白便せん、縦書き、手書き」が基本です。

基本的な手紙の書き方

手紙には謹啓・敬白などの頭語と結語を書きます。
手紙の最後には、必ず夫婦連名で名前を書きます。
日付と新居の住所を夫婦連名の前に記入する方もおられます。

時代の流れでエコを重視する現在では「白紙」を手紙に同封する機会が少なくなったようですが、
昔ながらの手紙のマナーとしては、1枚の便せんに手紙が収まってしまった際には白紙を2枚目として重ねて封筒に入れます。
ただし、1枚だけの手紙でもマナー違反にはなりません。[1]弔辞の場合は1枚に収めます。

白紙が持つ意味としては、「本当はもっと伝えたいことがあります。」「三行半や果たし状など縁切りの手紙は1枚であるため縁起がよくないから。」「内容が透けて他の人から読まれないようにするための心遣い。」などです。
上司が日本古来のマナーをご存知の方、重んじる方であれば、白紙を入れて2枚にするか、2枚目に文章がかかるように手紙を書くことで、相手への敬意を払っていることが伝わるのではないでしょうか。

上司への手紙の内容の基本柱としては、①結婚式出席のお礼 ②旅行から無事に帰ってきたこと ③今後もよろしくお願いします。という3つのポイントは必ず書くようにします。

まとめ

お土産を渡す際のマナーとして、お土産を購入した際に新しい紙袋を余分にもらっておきます。
手渡しするために自分が自宅から運んで持ち手がくたばってしまった紙袋ではなく、上司に渡すお土産は、渡す前、渡すときに新しい紙袋でお渡しするように心がけることは、礼儀マナーのひとつでもあります。

References

References
1 弔辞の場合は1枚に収めます。