日々雑感

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八ッ場ダムの必要性と有用性を嗤う!

2019-10-17 10:03:21 | 政治
 今回の台風19号の被害は日を追ってそのすごさが明らかになってきている。報道されなかった被害が、メディアに登場し、「ええっ、あそこも!」という感じである。私の生まれ故郷の群馬県。利根川やその支流での氾濫は数多いが、今回は吾妻川の上流域、嬬恋地域で氾濫した。まさか、という感じもしたが、自然災害にまさかはない。
 一方で、完成まじかの八ッ場ダムが貯水効果を発揮して、下流の水害を防いだのだから、ダムの不要論に決着がついたとの意見が散見される。しかしである。事実を正確に見ないことは、適切な対応をとることを妨げるのである。今回の八ッ場ダムはカラの状態だったから、かなりの量貯水できたが、いつもはそれなりに湛水しているので、今回のようにはいかないだろう。また、なぜ、ダムが必要なのかという点で、河川の整備計画の策定により巨大ダムが必要となってくる因果関係を見落としてはならない。今のやり方では、堤防で完全に河道に水を閉じ込める方式だが、土台それは無理である。自然災害の規模は計り知れない。一滴も漏らさず河道に閉じ込めるためには、上流域でダムも作って水をせき止めるという必要が新たに生じるのである。いたちごっこ。それで潤う輩が大勢いる。河川ムラともいわれる所以である。お金と住民負担が少ない堤防強化と遊水池を作って水を回避させることが現実的である。ダムの効果は数年でうすれることをマスコミは報道しない。巨額のお金を浪費し、その後も浚渫や土砂の排出を繰り返さないと、すぐに土砂でいっぱいになってしまうダム。自然にさからった方式といえる。これ以上のダム依存は避けるべきである。地方創生とウソを言いながら、首都一極集中をあおった安倍政権。地方の衰退は災害にも弱くなる。様々な要因が絡み合った災害の発生と拡大。英知が必要である。それにこたえられるのは、少なくとも安倍政権ではないことは確かだ。金まみれ政治の私物化、反省しない政治、最悪政権を終わらせよう!

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