相場では、「モーメンタム」という用語があります。

これは「勢い」という意味で、相場が勢いよく動いている時に「強いモーメンタム」といった使われ方をします。

強いモーメンタムのあった場所をチャートで見ると、それまでの値動きとは明らかに違う大きさの大陽線もしくは大陰線が出現します。短時間で勢いよく動いたら、その証拠として目立った陽線や陰線が出るのです。

このモーメンタムですが、実は大きく分けて2種類あります。

2種類のモーメンタム
  • トレンド初動のモーメンタム
  • トレンド加速時のモーメンタム

今回は2種類のモーメンタムについて解説します。

この記事の内容を理解すれば、何故チャンネルラインで反発が起こるかのヒントが見えて来るはずです。

トレンド初動のモーメンタム

トレンドの初動のモーメンタムは、単に何らかのファンダメンタルズの材料が入った時点での大きな取引量によってもたらされます。

この時のモーメンタムは特にサプライズ的なニュースが入った時によく見られるもので、銀行などの大口がニュースに一気に反応したときに見られます。

これは、スプリンターがスタート地点で低姿勢から勢い良くキックするあの瞬間と似ています。

私は陸上をやった経験もないですし詳しくは分からないのですが、あのスタートは間違いなく重要な箇所だと思います。

ただし、スタート時の勢いは後の勢いとは違います。
走り出してからの加速はさらに重要になっていて、それこそ勝負を左右する勢いだと思います。

仮にスタートはやや不安定ながらも後の助走でうまく加速できれば問題ないですし、スタートが全くダメでも後半に伸びる選手もいますね。相場でも共通点があります。

こういった意味では、トレンド初動のモーメンタムは確かに勢いはありますが、個人トレーダーがエントリーするのは多少怖いところでもあります。

この辺の大きな動きについては以下の記事をご覧ください。

加速時のモメンタム

相場の加速地点は、いわば余計な壁(売買の攻防における「吸収」)が取り壊された後に起きます。

加速時のモーメンタムは、トレンド初動のものとは明らかに違います。

トレンドの初動の後の大きな反発(リトレースメント)の後には、さらに勢いが出る(必ずしも大きな取引量ではないが、連続して陽線・陰線が出やすい)場合も多いですし、更にその後にトレンド続行になったところで加速しやすくなります。

そして、高値・安値を更新する箇所にも注目です。
「ストップロスを巻き込んだ」などという表現の方がピンとくる方もいるでしょう。
その時に価格の動きが急速するのを見た人は多いはずです。

高値・安値更新時にはこの種のモメンタムが見られる事が特に多いのですが、例えば、売買の攻防が激しい箇所からのブレイクなども同じです。

ブレイク時にはストップロスを巻き込むようなロジックと同様な価格の動きが起きているので、こうして考えると改めてブレイク狙いには優位性があることがわかります。

そして、加速時のモーメンタムこそ、ブレイクを狙ってエントリーできるポイントでもあるのです。

2種類のモーメンタムまとめ

今回は2種類のモーメンタムについて解説しました。

2種類のモーメンタム
  • トレンド初動のモーメンタム
  • トレンド加速時のモーメンタム

トレンド初動のモーメンタムは、ついて行けたらかなり美味しい思いができますが、個人トレーダーの場合はエントリーするのが難しいというか怖い感じもすることが多いです。

何の脈絡もなく突発的な動きをするため、身構えてしまうのです。

その一方でトレンド加速時のモーメンタムは、事前に「どの辺りを超えてきたらストップロスを巻き込みやすいか?」といったことがチャートから分かりますので、予測を立てやすいです。

もちろん100%勝てるものではありませんが、ブレイクアウトを狙う戦略の場合は、トレンド加速時のモーメンタムを意識して、その勢いに乗った方が良いことは言うまでもありません。

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