今回は初級向けのピアノ発表会向けの曲を紹介します。

作曲家はストーリーボッグです。
このストーリーボッグさん、子供向けの楽曲を多く作曲している方なのですが、
実は本名ではありません。

本名はGobbaerts Jean-Louis  ジャン ルイ ゴバールツさんと言って、本名のGobbaertsを逆さから読んだものを
芸名として使っていたのだそうです。
面白いですね

さて、この愛らしいタランテラ(Tarentelle mignonne)という曲、しっかりと両手を使う初級向けの楽曲です。
演奏時間は速度にもよりますが大体1分少々くらい。
テンポよく弾けるとかっこいいです。

楽譜は↓の教本に収録されています。


バイエル併用 と記されているように、ピアノの進度的によく言われる
ブルグミュラー程度 だとか、 バイエル修了程度とかの
バイエル程度 のお子さんに丁度良いのだと思います。
(バイエルと言っても、バイエル上巻程度だとかバイエル下巻程度だとかもあるとは思いますが・・・)

こちらの教本、お値段の割にかなり沢山の曲の楽譜が収録されていてお得だと思います。

では、動画を紹介していきます。

今日は最初に楽譜の動画を紹介します。
楽譜の動画はたいてい、今楽譜のどこの部分を演奏しているのか
わかりやすくマークを移動していってくれるので
譜読みが苦手な方は助かるでしょうね★



続いてはいつも紹介させて頂いているpianeysさんの動画です。
お手本ですね。



最後は発表会での演奏動画です。
お上手です。
気持ちが入ってますね!!



動画紹介は以上なのですが、
ピアノの曲を色々演奏したり、聞いたりしていると
「タランテラ」と名の付く曲、沢山ある事にお気づきになると思います。

お子様の練習曲や発表会でもよく演奏されるブルグミュラーのタランテラ、
ギロック、リスト、ショパン、私が1番好きな2台組曲のラフマニノフのタランテラ・・・

沢山ありますが、
子供がピアノを習っているだけで、自分は全く詳しくないという私のような方は
「タランテラ」って何?
って思うと思います。

タランテラというのはイタリアのナポリの舞曲なのだそうです。
が発祥はイタリア南部のタラントという町だと言われています。
(だからタランテラと言うとか言わないとか・・・?)
タランテラの名の由来はこのタラントの町から来ているという説の他にも
古い伝説で、タランチュラに噛まれてもこの曲で踊ると治るという言い伝えから
なんていうびっくりするような説もあるようですね。

拍子は8分の3拍子、または8分の6拍子で、テンポの速い楽曲です。

言い伝えの件は昔の話なので事実は分からないのかもしれませんが、
タランテラは舞曲なんだなという事だけでもわかれば、
ピアノを弾く時に 踊っている雰囲気を出すとか、気持ちの込め方の手助けになりますよね。