ハーベスト・フェスティバル2 | プリムローズ咲く

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日々の気づきや思いを書き留める備忘録

 

七時半から早く来る子供達と、ハーベスト・スナックのテーブルセッティングをした。どんぐりのプリント柄のテーブルクロスにランチョンマット、ガラスのティーカップに赤いボウル、食卓の真ん中には星形のランタン。椅子も揃えて、ネイチャーテーブルに向日葵を飾り付けてっと。
フェスティバルって準備が楽しいね、気持ちがゆったりとそれからわくわくとする。子供もいつもよりちょっと改まった気持ちで、お皿を運んだりナプキンを置いたりしている。

なんだかみんな誇らしい感じ。



9時になって子供達が揃ったところで、畑用のワゴンに小さい子たちを乗せて、歌いながらのパレードを始めた。私たちだけだけど、園庭から出て木立に囲まれた広場を、ハンドドラムを持ったわたしを先頭に、それぞれがタンバリンなどの打楽器を持ち、歌え踊れの収穫祭(これはちょっと大袈裟だけど)太鼓を打つと、なんだか遠い記憶が戻ってくるような感じがするよね。歌は、鼓童がアンカレッジに来た時のワークショップで教えてもらった、実り歌と、アメリカの収穫の歌。

えんよーほーえいや、えんよおほおほおは・・・
こういう掛け声って、アメリカ人の子供達も大好きで、すぐに覚える。

雨が降ってきたので、残念だけどパレードはジムへ移動。わたしがパレードを率いているから写真がないのもちょっと残念かも。

 

教室に戻ってのサークルタイムに、アメリカのお話、「オオカミとウサギ」を語った。語りながらわたしは手の平サイズの瓶をシャカシャカと振り続ける。中には生クリームが入っていて、シャカシャカシャカシャカ・・・。子供達も面白そうだから、シャカシャカシャカシャカ・・・。

 

冬越しの為に、オオカミとウサギはバターを作って保存しようと考える。でも約束を破ってウサギはそれを全部食べてしまって、オオカミは怒ってしまう。急にウサギの鳴き声を聞いて駆けつけてみると、ウサギが罠にかかっていて、オオカミは可哀想だからウサギを助ける。でもウサギの尻尾は罠に取られてしまって、それからウサギの尻尾は短くなったというお話。

 

この後の遊び時間にも子供たちはその瓶を振り続け、バターはようやく完成!ハーベストスナックに間に合ったね。

 

 

アップルソース

干し林檎

アップルパイ

ハーベスト・ブレッド

ブルーベリーティ

手作りバター

 

バターの瓶を振り続けたジェレミー君は、普段は中々上手に遊べなくて一人になりがちなんだけど、ハーベストテーブルで「ジェレミー君のおかげで、バターができたね。ありがとう」って言うと、子供たちからありがとうの連呼。彼はとっても嬉しそうだった。もうすぐ友達ができるね。

 

林檎尽くめのハーベスト、今年は。

もうすぐ木の葉が落ちるね。アラスカの冬がそこまで。