慈悲と慈愛 真言宗大善寺（ぶどう寺）

3連休はいかがお過ごしですか？

私は5年に一度のご開帳をしている

山梨県勝沼にあるお寺「真言宗智山派 大善寺」（通称ぶどう寺）へ行ってきました。

何年か前のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のロケ地にもなった有名なお寺です。

このお寺は山梨県勝沼という、甲州ワインが有名な土地で、お寺でもワインを作っているそうです。

ここを訪れるのは、2回目なのですが

１度訪れた時に、このお寺に感動してしまい、ご開帳の時には絶対に行こうと思ったお寺です。

ちなみに、１度目にお参りに来た時は

浅草吉原にて起きた禍々しいご縁を、スパッと切ってくれたお寺です。

その時切ってくださったのは、役小角様でしたが（本堂とは別のお堂にいらっしゃいました）

お陰様で、禍々しいこととお別れできました。

私は霊障かな？と思うような体の不調は

全て、寝違えたとか、風邪だとか、霊とは関係ないと思ってるというか、無視してるのですが

でも、お寺へ行ったら、その痛みが無くなるということは何度も経験していて

本当に、面白いほどにお参りしたらパタリと痛みが消えたりします。

こんなことが起こった時は

勘違いだと思ってたが…

やっぱりかー、そうかー、ですよねー

と思い、なおさら怖がります笑

禍々しいことは全て無視をしますが

仏様へは感謝をお伝えするお礼参りへは必ず行きます。

正式にするお祓いは効果絶大だとは思いますが

こうやって、仏前でただお賽銭を入れ、手を合わすだけでも

神仏は惜しみなく、私達を祓い守ってくれてるんだなといつも思います。

さて、話を戻して大善寺の続きを。

（私の個人的な感想にお付き合いください）

私はこのお寺が大好きです。

私の好みなんでしょうね。

なにもかもお洒落に感じます笑

シンプルなんですが、細部の作りが凝っていて、個性が光るアート作品のよう。

例えていうならばそんな感じ。

（アートでお寺を例えてすみません。私の個人的な感想です。）

とてもセンスが良く、心が清らかな人達がつくったお寺と感じます。

すごく大事にされてきたのがよくわかる。

そんなお寺へ行った時は、入った時に気持ちよく心がほんわかします。

幸せな気持ちになる

お堂の形も無駄がなくシンプルで美しく

この中がまた素晴らしい。

お堂は奥行きがあるというより、横長で

入った瞬間に、ずらりと素晴らしい仏像が並んでいて、圧巻です。

その中に背の高い日光月光菩薩がありますが

私はこんなに素敵で優美な日光月光菩薩を見るの初めてです

中心に秘仏の葡萄薬師の厨子があり、左右に日光月光菩薩があります。

（画像は山梨観光ネットからお借りしました）

そして、こちらが今回5年ぶりのご開帳となった

薬師如来像（葡萄薬師）と日光月光菩薩。

（日光月光菩薩像は上の画像とはまた違う菩薩様です）

（画像は大善寺パンフレットからお借りしました）

葡萄薬師様にお会いしたく、今回参りましたが

想像以上に素晴らしかった。

今までそれなりに仏像を拝見しましたが

そのどれとも違う感情になりました。

また真正面で、しかもすごく近くで仏様を見せてくれる大善寺さんにも感謝です。

列に並んでいる時に、チラチラと葡萄薬師像が斜めから見えてた時と

順番になり、目の前で見た時は全く違う。

空気の密度と言うか

温かいお風呂に入ったような心地よさというか

春の日差しとというか

失礼を承知で素直に言いうと

心地よすぎて、如来様の厨子の中に入ってしまいたくなりました笑

「崖の上のポニョ」の魔法の液体が海へ溢れるような感じ！

とにかく、とても凄いのに本当に心地よかった。

手にも葡萄を持っていて、その佇まいがまたオシャレ！

自信を持って、この仏様には１度お会いしたほうがいいとお伝えします。

色々な仏様にお会いしましたが

これほど厳しさを持たない仏様もいらっしゃるんだなと感動しました。

厳しさの中の慈悲、慈愛ではなく

慈悲と慈愛しかない。

そのゆったりとした、強さに

心洗われました。

ありがたいと、しみじみ心の中で言葉がわきます。

ですがそんな、主人を守るように

ご開帳の以外の時は優美な日光月光菩薩様（秘仏ではない方の）が両端から

目を光らせ、厳しい表情だったのが印象的でした

魔が入らないようにと

鉄壁の守りとかしてたので、ど迫力です。

御朱印よりも何よりも

仏像を見ることが大好きな私としては

こういった素晴らしい仏様にお会いできて、感謝しかないです。

ご縁を頂きありがとうございます。

御朱印ブームですが

その前にお参りして、仏様と心通わせてくださいね

ご開帳は10月14日までやってるそうです。

ちなみに、こちらのお寺

新撰組の近藤勇、最後の戦いの地だそうです。

お寺にはやっぱり、色んな顔がありますね。