HGジム系ヘッドにLEDを仕込む基本工作 [電飾工作の基本]
今回は電飾工作の基本カテゴリとしてHGのジム系ヘッドにチップLEDを仕込む簡単な工作を紹介します。このカテゴリの記事は久しぶりですね。
これまでにいくつかのモノアイ電飾改造を記事にしてきましたが、よく考えたらHGのジム系の改造記事ってまだ書いてないんですよね。ガンキャノンとかジムとか作ったんですがブログを始める前だったんで写真も残ってないですからね。とりあえず手元にジムインターセプトカスタムがあるので、これを素材にちょっとやってみましょう。
■ HG ジム・インターセプトカスタム ■
ジムスナカスタムとかガードカスタムとか最近のMSDジム系はこの頭が共通みたいですね。今回はインターセプトカスタムを使いますが、少なくともMSDのジム系頭部に関しては他のジムでも同じようにできるでしょう。
これでもかってぐらいに見事なモナカですね～。今回の改造では頭部の接着合わせ目消しをするという前提で話を進めていきます。このプラなら裏側からLEDの光を透かせることができるので、目の裏側あたりにある余計なピンやダボを削り取ってやります。必要に応じて裏側からパーツを薄く削り込んでもいいでしょう。それから赤色LEDを点灯させて助具合を確認。
透け具合は十分ですが頭全体が真っ赤にのぼせ上がっているのできっちり遮光処理もしてやらないといけませんね。まずはLEDの取り付け方法です。
LEDは1608サイズの赤色を使用。接着合わせ目消しをする必要があるのでLEDも後ハメできるようにします。LEDを内蔵してから接着してしまうと断線や焼損などのトラブルが合った場合に対応が難しくなることは容易に想像できますからね。
方法としては、私の電飾改造では度々登場するLEDスティックを作って挿入するという感じになります。プラ棒にチップLEDを固定しただけのものですが色々と応用が効く便利な小技です。
1608LEDは縦にすれば幅が0.8mmなので狭い穴でも通過できます。LEDを固定するための台座は2mm丸棒をライターで炙って伸ばしたものから切り出しています。1mmのプラ棒だと加工が難しく強度もない、2mmだと加工はしやすいが太すぎるので自作しました。台座のこの形にも意味があります。LEDには0.2mmのポリウレタン銅線をはんだ付けしてあります。LEDは台座に瞬着とかで軽く固定しちゃって構いません。
上の写真は後頭部のパーツです。首のジョイントが入る穴の後ろに1.5mmほどの穴を開けてそこにLEDスティックを挿している状態です。台座がテーパー棒のようになっているので穴にピッタリ収まるし接着しなくても平気なぐらいです。これならトラブルが起きてLEDを交換することになっても容易に作業ができるでしょう。こんな感じで塗装終了後にLEDを後ハメしてやればいいわけですね。
そして頭部を接着する前に遮光処理をします。光を通さなくていい部分に黒サフを筆塗りしたりラピーテープを貼ったりして遮光します。ラピーテープは100均とかで買えるキラキラしたテープのことで、武器やトサカのセンサーに貼ったりする定番の素材です。あれ光を全然通さないんで私は遮光処理として使ったりするんです。ただし粘着力がイマイチだったりするので接着後に内部で剥がれてしまうと悲惨なことになりかねないのでよく考えて使いましょう。絶縁ビニールテープとかでもいいけど厚みとか硬さとかが使いにくいんだよねー。小さくカットするとすぐ剥がれるし…。
写真にはありませんが後頭部のパーツも同様に遮光処理します。後ろもかなり透ける箇所がありますよ～。
LEDを点灯させて確認。だいぶマシになりましたね。トサカの前後センサーもちゃんと光りますよ。デジカメだとオレンジっぽく映ってしまうけど肉眼だとちゃんとした赤です。
モナカパーツの場合、接着後でも合わせ目の部分から光が漏れるかもしれないので念の為に薄いプラバンの端材などを内側に接着して対処します。
接着後はこんな感じになりましたがバルカンの周りの溝部分はプラが薄いようで光が透けています。結局のところ外側も黒サフを吹かないといけないようですね。
上の写真では３Vのコイン電池を電源とし、LEDには電流制限抵抗を付けて調光しています。コイン電池はランドセルの中に入れてありますが、電池内蔵の加工方法はまたの機会にします。
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ラピーテープは確かに遮光性がありそうですね～おっしゃる通り粘着力があれですが・・
by 青い森のヨッチン (2020-05-13 19:23)
曲面に貼るとすぐに剥がれちゃうんで使い所は限られますね。ラピーテープの他にも練り消しとか使うこともあります。
by 電子ラモス (2020-05-14 20:34)