こんにちは、絶學無憂です。

 

私も何を隠そう、Oリングテストから筋肉反射テストを始めてしまったわけですが、何度も何度も何度も何度も書いているように、これはオススメしません。

 

それは、指の輪っかを作るのがどうとか、輪っかが開くのと開かないのとの区別がどうとかという、そういう手技的なことで言っているのではありません。

 

最大の問題と私が思うのは、Oリングテストには、手の輪っかの形くらいが方法として伝わっている程度で、「スイッチング」と呼ばれるエネルギーの異常状態(エネルギー極性反転とか、ブロッキングとかも呼ばれますが、おそらくほぼ同じことを指す言葉だと私は理解しています)を検証する手段が含まれていないことです。呼称はともかく、このスイッチング状態にあるときは筋肉反射テストの結果は一切信頼できないということがキネシオロジーの研究では分かっています。

 

すべてとは言いませんが、特に初心者がOリングテストをやる場合、ほとんどの場合はこのスイッチング状態であると考えられます。ですので結果はシッチャカメッチャカです。

 

他にも考慮することはありますが、最低限スイッチングの有無を事前テストで調べるということが必須です。

 

なぜ初心者は特にほとんどスイッチング状態だと言えるかと言うと、それは初心者に特有の思考状態にあります。

 

「本当にこんなのできるんだろうか」

「信頼できるんだろうか」

「迷信じゃないか」

 

という強い疑いと

 

「正しいやり方で正確にやらなければいけない」

 

という気負いがある場合がほとんどでしょうが、これらの思いが、スイッチングを起こしやすく、筋肉反射テストあるいはOリングテストの結果を左右してしまうのです。

 

Oリングテストや、ダウジング、フーチなどを含む、広い意味での筋肉反射テストというのは、我々自身の肉体を波動観測機器として用いるようなものです。一般の観測機器と違うのは、筋肉反射テストは我々の意識内容の影響下にあるということです。

 

思考内容を変える毎に、我々の肉体は瞬時にそれに反応するように状態を変化させていきます。現在の科学でもそのような変化をうまく捉えることができていませんが、筋肉反射テストを使えば、そのような瞬間瞬間の微細な変化を一つずつ調べることができます。

 

この性質があるがために、通常の科学でいう再現性が確保できないので、キネシオロジーの筋肉反射テストの正確性を示すような科学論文がいまだにないわけです。つまり被験者の思考内容や目に見えないエネルギー状態をまず均一に揃えてから出ないと意味のある比較ができませんが、そんな統制をとることは難しい。そもそも「正確に科学的に筋肉反射テストの精度を調べるぞ」という意図自体がスイッチングを起こしてしまいます(これは事前テストですぐに確認できます)。

 

もし仮に、全身の14経絡の状態をリアルタイムで表示するような技術があったとすれば、思考を切り替える度に一瞬一瞬でパッパッと変化する様子が視覚化できてとても面白いでしょう。14経絡毎にそれぞれLEDランプが点いたり消えたりするような空想機械ですね。ふだんは白い光だが、スイッチングが起こっているとすべて赤で点灯する。実際にはそのように同時に一度に把握することはできず、一つずつ調べることにはなりますが、キネシオロジー(タッチ・フォー・ヘルス)の筋肉反射テストが見ている世界というのはそういうものです。

 

OリングテストなどでYES-NO質問を調べるというのは、ある意味なんでも調べられるという便利さが有る一方で、自らのあり方を調べるという視点が欠けてしまいがちです。Oリングテストは、筋肉反射テストの一種とみなせますが、YES-NO質問ばかりして物事の真偽にこだわるというのは、そもそも二元性の分離意識の方へとつながりやすいのです。

 

これに対して、タッチ・フォー・ヘルスの体系の中ではYES-NO質問は推奨されず、あくまで筋肉反射テストは14経絡の状態を調べるツールとして位置づけられており、あり方のほうが重視されています。

 

このように、Oリングテストと、タッチ・フォー・ヘルスではかなり世界観が違います。スイッチングがあるままだとそもそも意味のある結果が出ないので論外ですが、本人が分離意識全開の状態でYES-NO質問を繰り返してもあまりよいことにならない。ですので、それよりも先にまず14経絡のバランスを回復して「まんなか」へ戻りましょう。さらに、そこから今度は新しく目指すゴールを決めましょう。新しいゴールに挑戦する度に、経絡のバランスは崩れます。崩れないようであればそれは挑戦とは言えません。そのゴールに対して14経絡のバランスを調整することで、そのゴールへ向かってエネルギーが循環するようにして、そこが新しい「まんなか」となるように進みましょう。これがタッチ・フォー・ヘルスの世界観です。

 

YES-NO質問でいろいろ調べるのだとしても、まず「まんなか」へ戻ってから、をオススメするのはこのような事情からです。

 

と、タッチ・フォー・ヘルスの認定インストラクターではない私が力説するのもなんですが。こういうことをちゃんと発信するインストラクターがあまりいないもんだから仕方ない。と人のせいにして今回は終わりましょう。

 

参考
 

19. セルフ筋肉反射テストのやり方を教えてください。その7 - YES/NO質問は良い悪い?

 

20. セルフ筋肉反射テストのやり方を教えてください。その8 - 上腕二頭筋を使った最初のテスト

21. セルフ筋肉反射テストのやり方を教えてください。その9 - スイッチングと科学

 

 

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