女医北澤尚(戸田恵里香)と元小説家の間宮真司(ムロツヨシ)の純愛ラブストーリー。(大石静氏脚本)
出会いは、尚の引っ越し。社員の真司が、運ぶ荷物に自分が書いたことのある小説を見つけ運命を感じる。
二人は気が合い友達のような関係になる。
そんな折、尚は軽い交通事故に会い、婚約者の医師の井原侑市(松岡昌宏)がMRIをとったところ、アルツハイマーの異変に気づく。
尚が、若年性アルツハイマーと分かったときの周囲の動揺や受け止め方が印象的だ。
尚自身は、医者で有り続けることも無理、自信を失い絶望する。
尚の母も医師だが、尚が関わり続けることができるような居場所を考える。
婚約者の井原の親は、その事実を知り、即婚約解消を迫る。
井原自身は親の反対に動揺しつつも、尚への思いの強さに自分で気づく。
他方、間宮の思いは変わらず、一生支えていくためにどうしたらいいか、真剣に悩み小説を書き始める。
周りに登場する引っ越し仲間の、富澤たけし、杉野遥亮は、二人を応援する。
他方、同じ病に冒された患者(小池徹平)は、妻に離婚され仲間もいなく孤独。
そのため、尚を誘惑るつなど、かまってちゃんな行動でかき回す。
やがて、尚は、間宮の真剣な思いに結婚をし、子供もできるのだ。
しかし幸せは長くは続かず、病気は進行しさらに記憶が失われていく。
そして、子どもが5歳になったころ、尚は一緒に散歩に行き一人で帰ってきてしまう出来事がおこる。
心を痛めた尚は姿を消してしまう。彼女は、病気がさらに進行しまわりに迷惑をかけていることが分からなくなる前にいなくなろうと考えていたのだ。
最終回では、尚が居なくなってから子どもと過ごす悲しげな真司の様子から始まる。そしてあるメディアから情報を呼びかていたところ、某診療所に身を寄せていたことが分かったのだ。そこの医師が尚が姿を消してから過ごしていたことが分かった。
最後の場面では真司は尚と時を過ごしているが、尚に記憶がなく知り合いも子どもも覚えていない。
そして、一年後には、記憶は戻らないまま亡くなってしまう。
https://www.tbs.co.jp/dairenai_tbs/interview/
価格:15,390円 |
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このドラマを通じて「若年性アルツハイマー」という病気の存在を知り、若いうちからこの病気に冒されてしまう残酷さについて考えさせられた。
参考情報
アルツハイマー病は、認知症を主症状とする様々な疾患(病気)の中で最も頻度が高く、全認知症疾患の50%以上を占めています。これは、脳内にアミロイドβタンパクが出現し、脳神経細胞を破壊し、脳の体積が小さくなる脳萎縮が生じます。それにより、記憶力をはじめ、日常生活を営むさまざまな能力が失われ、発症します。このタンパクの発生を押さえることや消失させる治療法の開発は、未だ道半ばと言えます。
アルツハイマー病の中でも65歳以下で発症する若年性アルツハイマー病は、その1割程度と言われています。このタイプは、高齢者のアルツハイマー病に比較すると、初期から認知機能をはじめ脳のさまざまな機能を失い、社会参加や社会活動が困難になり、比較的早いスピードで重篤化します。
※MCI(軽度認知障害)とは
健常者と認知症の間の段階。MCIになった場合、5年で約40%の人が認知症を発症すると言われています。しかし、MCIと診断されても、早期発見の場合、適切な対応を施せば症状の進行を遅らせることができ、最後まで認知症を発症させない可能性があります。
若年性アルツハイマー/若年性認知症とは 10の初期症状
認知症の簡易テスト@
https://ansinkaigo.jp/html/hasegawashiki.html
認知症の簡易テストA
予防方法
https://info.ninchisho.net/archives/30994
ちなみに、認知症患者は、2025年には65歳以上の認知症患者数が約700万人に増加するらしい
https://info.ninchisho.net/archives/2666
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