ある記事のコメントで......
「一昔に比べて、子供の数も減って、家電製品も進歩して、家事は楽になっているはずなのに、その余裕はどこに行ったのでしょう？ 妻たちが甘えすぎていると思います」
という内容のコメントが男性から寄せられていました。
これを読んで、100%共感することはできませんが、言い分は理解できます。
ですが、そんな便利な時代になったのだから、「夫」も家事をすることが「楽になった」ということでもあるのです。
私も思います。
昔の妻たちは、5人も6人も子どもを抱えながら、全自動洗濯機も乾燥機もなく、レンジでチンすることもなく、ダイソンの掃除機で、あっという間に細かいチリやホコリを掃除するわけでもなく......
本当に、大変だったろうと......。
「時代が違うから」という一言で済まされることだけではないと、いつも感じています。
自分たちが子どもの頃の母親の姿を思い浮かべてみても頭がさがる思いです。
兄弟は、2人とか3人でも、当然、今よりも電化製品は進歩していないし、父親も家事や育児には非協力的な時代でした。
それに比べ、今の時代は本当に恵まれていると感じます。
ですが、夫婦関係も、役割も「時代の変化」により認識が変わっていくのです。
「昔は、こうだったから」とか「今は、こうだから」ということを主張するのではなくて、「今の自分たち夫婦はどうすることがベストなのか」ということを、突き詰めなければいけないのだと感じます。
それには、「男だから、女だから」ということでも、「夫だから、妻だから」ということでもなく、”ベストパートナー”として、お互いが幸せに過ごせるためには、どうしたらいいか......
ということに、もっと焦点を当てていく必要があるのではないかと思うのです。
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