2018年11月19日
介護保険と総合支援
今日は身体障害者で、後期高齢者の介護に行きました。
身体障害者はヘルパー制度を利用する時に障害者総合支援制度を利用するのが普通です。
高齢者の場合は介護保険制度を利用するのが普通です。
では、今回の様に障害を持っていて、尚且つ高齢者の場合はどちらを優先するのでしょうか。
この方は生まれつきの脳性麻痺です。
なので制度ができた頃からヘルパーを利用しています。
そして、年月が過ぎて、介護保険の適用の年齢になりました。
今まで障害者総合支援制度でヘルパーを利用していたので、別に介護保険制度を利用しなくても生活は回っていたのですが、介護保険の適用年齢になると、介護保険制度が優先になります。
総合支援法の一部を介護保険に移行するのではなく、考え方的には介護保険制度では足りない時間数を総合支援法で補うと言う形になります。
まぁ、ほとんど同義にきこえるのですが、ニュアンスが違います。
ヘルパーにはあんまり関係が無いのですが、介護保険は総合支制度に比べてしていい事と悪い事が明確に分かれています。
と、いうよりは総合支援法では外出も介護内容として認められており、事業所が国に請求する際に何の問題も無いのですが(むしろ移動加算があります)介護保険制度の場合は居宅内の介護しか基本認められておらず身体介護や家事援助といったケアプランで介護に入っている時には外出することができません。
厳密に言うと時間をずらせば問題がないのですが。
ただ、そう言った制度の厳密さに違いがあるので、障害者の多くの人は総合支援制度から介護保険制度に移行するのを嫌がる人が多いのが実情です。
嫌がると言っても法律で定められているので移行しないわけにはいかないのですが、中にはケアマネージャーが見つからないなどの理由を盾にして介護保険制度に移行しない人もいるようです。
そう言う理由で移行するのを渋る事ができるのが実情ですので、悪質な考えの人は「介護保険には移行しなくても良い」と思っている人がいます。
色々制約があって面倒ごとが増えるのは確かなのですが、国が定めた制度を利用して生活をしている以上、正当な理由なく国の定めたことを守らないのは正直問題だと思います。
生活保護者がこのお金は国から貰ったものだからどう使おうと自由だと主張してギャンブルなどに使っているのと同じ様なものです。
一部のモラルの無い人の行動で、モラルをもって制度を利用している人が被害を受けないことを願うばかりです。
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