ロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)3回戦 (10)錦織圭 vs (7)K・アンダーソン
前回の対戦
錦織圭 vs アンダーソン 2-0 (6-4, 6-4)
1st set
錦織はアンダーソンのサーブに7割アンリターンド、つまり返っていないので、
5回サービスゲームがあった中で、4回ラブゲームキープされた。
どうしようもなかった。
では、どうブレイクしたのかというと、
1ゲーム目のアンダーソンの1stサーブに対して錦織のリターンが深く、2ndサービス後のラリー戦でアンダーソンから甘いボールがきて、しっかりフォアでウィナーをとれた事が大きかった。
5ゲーム目に、アンダーソンが2ndサーブを回り込もうとしたが、回り込ませなかった。
それ以降、ボディサーブを多様した。(特にデュースサイドで)
7ゲーム目、1stの確率が悪いが(1/5)、ここをキープできたのが大きかった。
ラリー戦になれば、錦織の方がプレースメントがしっかりしていて、 バックのクロスもストレートもいいので、サービスキープをした。
深いボールを打てば、アンダーソンもラリーでポイントを奪えた。
錦織はワイドのスライスサーブがよかった。
2nd set
錦織はアンダーソンのサーブに対して、センターに来るボールの反応がいい。
ワイドは良くなかった。
1st setに続き、ラリー戦は錦織が支配していた。
5回以上続いたラリーでは錦織がポイントを取っていた(21/29)。
錦織はフォアをしっかり回転をかけてミスしないように気を付けていた。
フォアのウィナーが多く、アンフォースドエラーが少ない事が、
この試合のポイントになった。
そして、相手を振り回す戦略だった。
バックのダウンザラインを多用し、ウィーンの時みたく打ち合わなかった。
アンダーソンはアンフォースドエラーがもったいなかった。
最終ゲームで、センターに深く返していたら、
アンダーソンがポイントが取れ、最後もコードボールだったので、もしやと思わせる終わり方だった。