東京子連れ散歩

【子連れ】マンモス展@お台場科学未来館☆アクセスやグッズも紹介。

更新日:

 

日本科学未来館にて開催している企画展「マンモス展」についてレポート。

 

・割引情報

・科学未来館のアクセス

・展覧会の見どころ

・マンモス展グッズ

・レストランとのコラボメニュー

 

などをご紹介しながら進めて行きたいと思います!

それではまずは基本情報から。



マンモス展開催概要

展覧会名称  マンモス展 ーその「生命」は蘇るのか

会期  2019 6/7(金)〜11/4(月休)

開館時間  10時から17時まで(入館は閉館30分前まで)

休館日  火曜日(7/23・30、8/6・13・20・27、10/22は開館)

チケット当日券  大人1800円

小学生から18歳  1300円

4歳から小学生未満  900円

会場 日本科学未来館   東京・お台場

巡回展  福岡・大阪・名古屋

 

マンモス展  チケット割引情報

今回の割引には以下の二種類があり、いずれかの鉄道の切符を未来館チケットブースで提示することにより割引が受けられるというものです。

大人200円

中人・小人 100円の割引です。

 

りんかい線のキャンペーン

・りんかい線の区間を含む定期券(期間内のみ有効)
・りんかい線1日乗車券(当日のみ有効)
・モノレール&お台場ワクワクきっぷ(当日のみ有効)
・東急お台場パス(当日のみ有効)

ゆりかもめのキャンペーン

・ゆりかもめの区間を含む定期券(期間内のみ有効)
・ゆりかもめ一日乗車券(当日のみ有効)
・お台場-有明快遊パス(当日のみ有効)

 

このように、適用になる方が限られる割引なので、前売り券を買っておくのが一番リーズナブルに入れる方法なのですが・・

しかも、今回はファミリーペアチケット(前売り料金よりさらに割引あり)というお得な前売り券があったにもかかわらず、買わないでいました。

絶対行く!と決めてある展覧会のチケットは前売りを買っておきましょう。



日本科学未来館までのアクセス

電車で来られる場合

  • ゆりかもめ 「東京国際クルーズターミナル駅(旧船の科学館駅)」下車、徒歩約5分
  • ゆりかもめ「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
  • りんかい線 「東京テレポート駅」下車、徒歩約15分

公式情報ではこのように書かれていますが、私はいつもテレコムセンター駅から行きます。

以下で、写真付きで行き方を説明しています。

車で来られる場合

未来館には175台入る地下駐車場があります。

営業時間:7:00~23:00
駐車場運営:タイムズ24株式会社
料金:1時間400円、当日1日最大1500円

ただし、夏休み期間や土日祝日は、早い時間帯に駐車場が満車となります。公共交通機関で行く方がタイムロスも少ないです。

 

未来館所在地: 東京都江東区青海2-3-6 日本科学未来館
Tel: 03-3570-9151(代表)

科学未来館までの道のり

まずはゆりかもめ「テレコムセンター駅」でおります。

 

改札を出たら右手に進みましょう。

 

 

右に折れて、こちら↑に見えている階段を降ります。

すると、左手に「青海珈琲」という珈琲やさんが見える太い散策路にでます。

 

 

こちらをひたすらまっっすぐに行くと・・・

 

 

はい、着きました。

車通りも少ない広い道路を歩くので、子連れでも安心です。



マンモス展の全貌をレポート!!

ではさっそく入館しましょう。

チケットをブースにて購入しました。

 

しかし、大人一人1800円とは。お高いですな〜。

昨年開催の「デザインあ展」は1600円だったはず。

なんでこんなに〜?との疑問の答えは展覧会の中にありました。(後述)

 

 

楽しみにしていたマンモス展。

さらに奮発して、音声ガイドも借りてみることに。

9/1まで大人向けガイド&子ども向けガイド二台で1000円だそうですよ。

 

 

大人用と子ども用、外見はそんなに変わりませんが・・

 

↓若干、大人ガイドの方が内容が多いですかね。

その分、子ども向けガイドではクイズなどの工夫があるみたいです。

うちは小学2年の子に大人ガイド、5歳の子に子どもガイドを聞かせてみましたが、特に支障はなかったようです。

楽しんでました♬

 

さて、マンモス展の入り口を入ると、いきなりお出迎えしてくれるのが、

子どものケナガマンモス「ディーマ」。

 

1977年に永久凍土から発掘したものを、常温で鑑賞できるように処置したとのことでした。

 

赤茶色っぽい、マンモスの毛もしっかり残っています。

40000年前の個体だというのに、信じられないですよね。

最初からテンションが上がります!!



マンモスはどのように生活していたか

マンモスについてもっと知りたい!という心の準備ができたところで、実際マンモスがどうやって生活していたかについてみていきます。

 

こちらでは最初にマンモスの全身骨格が飾られています。

 

マンモスと今の生きているアジアゾウやアフリカ象って、500万年も前に分岐して進化していたんですね。

思ったより昔でした。

 

マンモスは現在の象たちに比べて耳が小さく、体格もそこまで大きくなかったようです。

マンモスの一番の特徴といえば、この大きく湾曲した牙ですよね。

 

音声ガイドもでは、骨格の違いも解説があったようです。

 

現在の象さんたちに歯が似ていますね〜。

マンモスの好物はイネ科の植物だったとか。

 

マンモスの毛も、こんなにしっかり残っているんですね。

 

なんと!!

こちらは本展のハイライトと言っていいのではないでしょうか。

ケナガマンモスの毛に直接触ることができるんです!!

 

触った感触は、とにかく太い!硬い!

なんと例えたらいいか、細いスパゲッティ?

テグスの太いの?

針金?

みたいな感じでした。

こんな硬い毛が全身に生えていたんだなあ。

 

全身に毛が生えていたのはマンモスだけではなかったようで。

こちらはケサイ。

毛が全身を覆っていたモフモフしたサイだったようです。

他にも、マンモスが住んでいた「マンモスステップ」には、ホラアナライオンなども生息していました。

 

マンモス、人が食べていたんですよね。

もう見ることが出来ない絶滅した動物だけど、ちょっと前までは確実に存在していたんですね。

 

マンモスの絶滅については、まだわかっていないことが多いようです。

人間が乱獲しすぎたとの説もありますが、いくつかの要素が重なって絶滅してしまったみたい。

 

以前のマンモス復元図↓

昔は狩をしていた動物だったのに、骨が発掘された時にはもうどんな動物だかわからなくなっていたんですね。

人間の愚かさを感じてしまいます。




マンモスはどこで発掘された?温暖化との関係とは

今回展示されているマンモスを含め、マンモスの標本が全体の8割も発掘されているのは、ロシア連邦のサハ共和国というところです。

サハ共和国の「バタガイカ・クレーター」という場所で、マンモスが発掘されているとのこと。

 

サハ共和国ってどこにあるのかというと・・

写真が悪くてすみませんが、こちら↓の青くなっている部分にあります。

直線距離で言ったら、日本からそう遠くないですね。

事実、日本と時差はないらしいです。

 

マンモスは永久凍土の地層から発掘されています。

永久凍土とは、土壌の温度が0℃以下の状態が、2年間以上続いている土地のこと。

永久凍土は、地球上の陸地面積の20~25%を占めているのだそう。

永久凍土という名前からして、氷の大地を想像しますが、実際は表面に針葉樹林が広がっています。

 

その永久凍土ですが、近年、急激に氷が溶けて、中に閉じ込められていたメタンガスも気化し、地盤沈下とクレーター化が著しいとのこと。

原因は不明とされていますが、地球温暖化が影響しているらしいです。

マンモスが発掘された「バタガイカ・クレーター」の様子↓

 

なんで永久凍土から発掘されるのに、「クレーター」という名前がついてるんだろう?

と思って調べてみたら・・

愕然です。

こんなところにも温暖化の影響が顕著に表れていたんですね。

 

今回は、マンモス発見のワクワクするドキュメンタリー✨という側面が強調された展示構成になっていましたが、温暖化で永久凍土にクレーターができちゃってることを解説しない展示でよかったんでしょうかね?

 

ちょっと疑問は残りますが、

気持ちを切り替えて、マンモス探検隊と一緒に旅に出発したいと思います。

まずは装備を確認!

 

日本からバタガイカクレーターへの経緯や、どうやって発掘が行われているかを漫画を交え解説してくれています。

現地では、あまりにも古代生物がゴロゴロ発掘されすぎて、感覚がマヒしてくるとか。

 

これが永久凍土の壁(模型)だ!!



マンモスや古代馬との対面

さあ、そのバタガイカクレーターで発掘してきたものたちといよいよご対面です!

ドキドキ・・・

 

まずは、絶滅した「レナウマ」の仔馬から。

 

会場の映像で見ましたが、発掘隊に抱きかかえられて出てきたこの仔馬。

ついさっきまで生きていたかのようでした。

信じられないほどの状態の良さです。

 

足なんか、いまだ生命力を感じます。

この仔馬からは、解剖の結果「血液」と「尿」が採取されたとのことです。

 

さて、お次はマンモスの皮膚ですが・・

 

ちょっと遠くに展示されていて、毛穴までは見えません。

でもとにかく大きかったです。

 

マイナス20度の展示室で、少し霜を被りながら静かに眠っているお馬さんとマンモスの皮膚。

 

次の展示室には、

ユガギルバイソン(世界初公開)  9300年前

仔犬(日本初公開)  12450年前

雷鳥(世界初公開)  1600年前

の展示がありました。

 

バイソンの大きさに驚きます。

どうして世界初公開なのか?

このように、状態も良く、展示に適した標本たちがたくさんあるのに、どうしてこれらが世界初公開となっているのか?というと、

最新鋭の冷凍展示施設が作れないからなんだそう。

 

ん?

ということは、この展示設備ってそーとーお金かかってます?

 

そうか〜。。だから、大人1800円なのね。

そうは解説には書いてありませんでしたけど、一人で納得。

 



マンモスは蘇るのか!?

さて、テーマは変わり、ここからは最新の研究によりマンモスが蘇る可能性について考えていきます。

 

マンモスの標本は色々な状態で発掘されますが、中にはこのような、生きていた時を彷彿とさせるシロモノも出てくるようです。

 

あ・・!!

鼻だ・・!!

遠目から見ても衝撃が走ります。

 

今生きている象とは明らかに違う形をした、けむくじゃらの鼻。

これを見た者は、「また、マンモスに会いたい」という思いに取り憑かれてしまうのでしょうか。

 

現在、世界中の色々な研究機関がマンモス復活に挑戦している現実があるのだそうです。

 

未来館の展示では、その中から近畿大学の「マンモス復活プロジェクト」に焦点を当てて紹介しています。

 

 

マンモスの細胞核が動き出した!」そんなニュースを見た覚えはありませんか?

 

近畿大学では、状態の良いマンモスの標本から、血液を採取し、マンモスの細胞核をネズミの細胞に移植するという研究をしてきたそうです。

 

漫画を取り入れたわかりやすい構成で説明があり、実際の研究室の様子も展示されています。

まるで研究の当事者になったような気持ちが味わえます。

 

マンモスが蘇る糸口を発見した人類。でも、蘇らせていいの?

研究により、マンモスの細胞は今再び人間の手によって命を吹き返したと言ってもいいのかもしれません。

 

マンモス、会いたいですよね。みんな。

 

なぜ蘇らせてはいけないんでしょうか。

 

展覧会では、

・蘇らせたマンモスが現在の地球の生態系及ぼす影響

・マンモスを一匹蘇らせたとして、そのマンモスは仲間も住処もない中、どうやって生きていくのか?

等の疑問が挙げられていました。

 

ほかにどんな悪影響があると思う?と親子で議論してみるのも面白いですね。

 

 

マンモス復活プロジェクトでは当初、象の卵子にマンモスの細胞を移植する案を考えていたそうです。

しかし、象自体が絶滅に瀕している中、そのようなことはできないという結論にいたり、現在は別の方法を模索しているとのこと。

 

マンモスに、会いたいな〜。。

でも、色々考えると会わない方がいいのかも。。

心が揺れ動く幕切れでした。

 

最後に撮影禁止のユカギルマンモス頭部の展示があって、展覧会はおしまいです。

ユカギルマンモス、大きかったです。

耳、小さかったです。

マンモス、昔は本当にいたんだね。

切なくなりました。

 

 

展覧会場を出てくると、原始人になりきってマンモスと戦ってる風の写真が撮れるブースがありますよ。

 



マンモス展オフィシャルグッズのご紹介

まずはぬいぐるみ〜。

大きいのから小さいのまであります。

どれも顔の作りや雰囲気が違います。

キーホルダーになってる小さいマンモスが可愛かった。

 

スマホケース、キーホルダー、マンモスの毛っぽい髪飾りなどなど。

 

スノードーム、可愛いんだけど結構大きいです。

「マンモス展」って刻印入ってなかったら買ったかもー!

 

お菓子もいっぱい。

 

ロシア雑貨もありました。

チェブラーシュカがマンモスに乗っている柄のタオルが可愛かったです。

 

うちの子たちが選んだのは、こちらのマンモスガムでした〜。

 

その名の通り、大きいよ!

かみごたえ&膨らましごたえ、あります。

 

未来館のショップにも少しだけマンモス展グッズ置いてありましたが、品薄でした。

会場内のショップで買った方がいいです。



マンモス展コラボ・未来館のレストラン特別メニュー

まずは、席数も沢山あって、気軽に休憩できる「ミライカンキッチン」からご紹介。

 

うちはいつもここで「地球饅」を食べてしまいます。

普通の中華饅の味で、美味しい♬

 

こちらのコラボメニューは、

・雪原カレー

・マンモスモンブラン

・マンモス酒種あんぱん

の三種類。

 

どれも可愛いです。

 

お次は、5階の「ミライカンカフェ」。

こちらはいつも混んでいますので、空いている時を見計らっていった方がいいです。

 

こちらのコラボメニューは「マンモス氷河ドリンク」でした。

マンモスのシルエットを見ながら、涼しくなれそうな一品です。

 

まとめ  発掘のワクワクとともに現代の科学の問題をあぶり出すマンモス展。親子で行くしかない!

はるばるシベリアから旅をしてきた数万年前の古生物たち。

それらを見て、子どもたちは何を感じるのでしょうか。

 

うちの子たちは、「マンモスに会いたい!どうしてマンモスを復活させちゃいけないの?」と繰り返し言っていました。

科学の進歩が、人間の予想を超える範囲で進行しつつあります。

 

このような現状で、今一度立ち止まって、今後の人間のあり方について親子で考えてみることは、とても意味があることなのではないでしょうか。

 

 



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